2023年の近況集05

  • 2023年04月28日

     今日は、04月23日(日)の続きです。

     この日付ではギフチョウが既に終わっているのに、敢えて丹後半島を訪れた理由は、前回書いたスギタニルリシジミ探しだけというのではなく、キマの下見も…。
     どちらかと言うと、こちらの方が主たる目的でした。
     キマに詳しいN氏から私的に頂いたペーパーや既に刊行されている文献によると、丹後半島では京都府伊根町だけキマの記録が無いということでした。
     そこで、例によって、「ならば、私が見つけて差し上げましょう」とココロに秘めて出発した訳です。
     目的の京都府伊根町に至る前、通過地点になる京都府宮津市内で、文献にキマの採集記録地点がピンポイントで公表されている

  • ↑の公園を最初に訪れました。
     ここで成虫を狙う場合、テリトリーポイントは採り難いサクラorカエデの樹冠となってしまうのと、公園である事からヒト目が多いと予想されます。
     私は近年、このような環境では長竿を振らず、誰も居ない場所、しかも採り易い位置でテリを張るキマばかりを採っているものですから、 「ココでやるのはイヤだなぁ」 との感想を抱き次へと移動しました。

     そして、岩滝町→大宮町→弥栄町→丹後町と移動しながらキマの下見とスギタニルリシジミ探しを繰り返し、 最後に至った目的の伊根町でキマの下見をしてみた訳なのですが…、さすがは未記録市町村です。
     「採れたも同然!」 なーんて思えるような場所は 1ヵ所も無く、「やってみてもエエけど、何か違う、可能性は低いよなぁ…」 と判断したのが 2ヵ所あっただけでした。
     なので、今年の06月にその地を訪れるかどうかは微妙なところ。
     たとえ丹後半島に行ったとしても、記録のある場所へと日和るかもしれません。
     

  • 2023年05月02日

     伏見屋金物は本日営業中なのですが、明日からは 06日(土)も休みにして5連休とさせていただく予定です。
     久し振りの5連休なので遠方へ出掛けたいのですが、06日(土)と 07日(日)は全国的に雨の予報なんですよねー。
     しかも晴れの予報が出ているのは 03日(水)と 04日(木)の2日間だけ。
     どうしたものかと迷っております。
     

  • 2023年05月07日

     結局、05月02日午後に出発し、05月03日〜05日の3日間秋田県内でウロウロし、05月06日の夜に帰宅しました。
     05月06日は秋田県の中央部を07:57に出発し、帰宅時刻は19:45。
     給油+トイレが2回とPAでトイレ1回の合計で約15分間だけ走行してなかった事になるので、11時間強走り続けた訳ですな。
     私のクルマは13年落ち軽の1BOXマニュアルミッションの商用車なので、高速道路で90km/h以上出すとウルサクてたまらない上に燃費が極端に悪くなるので 高速道路での平均時速は80km/h強といったところでしょう。
     そして3日間の総走行距離は約2150km、使用ガソリンは121.85Lでした。

     それにしても、やっぱり秋田県は遠いですわ。
     

  • 2023年05月08日

     せっかく秋田県まで行ってきたのですから、取り急ぎこの画像↓だけでもUPしておきましょう。

  •  こんな状況なので、にかほ市側から矢島方面へは抜けられません。
     従って北限のポイントへ行くには由利本荘市を経由して、ぐるっと回ってのアプローチになると思います。
     因みにこの画像では鳥海山が残雪まばらな状態に見えますが、横手盆地から鳥海山を望んだときは、黒い部分が皆無で 「真っ白な富士山」 といった状況でした。
     

  • 2023年05月10日

     ゴールデンウイーク秋田県ツアーのお話し、今日は05月03日(祝・水)です。

     私、秋田県ラベルの本種は2007年05月04日に 7雄、2008年05月04日に 1雄採集しているのですが、 今年のゴールデンウイークはコロナ禍がほぼ終息したという事で、「遠くへ行きたい!」 と思ったので訪問先として秋田県を選びました。
     既に合計 8雄採っているとは言え、その採集地点は有名ポイント…。
     この辺りではあまり採れるものではないと巷間言われているのは承知しているのですが、地形図等を読んで別ポイントを当ててみたいと思うのが私の習性でございます。
     「このゆるく曲がった等高線の並びは、尾根とみてもええよなぁ」 と判断し、現地を訪れ藪に突入してみたところアタリでございました。
     結果…、合計で 11頭目撃した内、追い掛けても無駄と判断して見送ったのが 2頭、ミスネットが 1頭、ネットインしたのに網底縫い目の糸抜け穴から出て行ったのが 1頭、 お持ち帰りできたのが 7雄でした。
     そしてこれら採集した個体の鮮度ですが、激しく汚損した1雄のほかはけっこう新鮮。
     今年のシーズン開幕当初は各地で発生が1週間以上早かったことから、採れたとしても汚損個体が多いだろうと思っていたので意外な結果でした。
     因みに、昨日(05月09日)同地を訪問された T先輩が得られた個体も、全てけっこう新鮮だったそうです。
     この辺りの発生時期は、案外例年通りなのかもしれませんね。
     

  • 2023年05月12日

     秋田県ツアーのお話し、今日も05月03日(祝・水)の続きです。

     この地域としては一山当てたと言っても良い結果だったので、13:30には採集行動を終了。
     約 15分前にネット底から出て行った事態がとーっても悔しかったので、クルマに戻った時点で即座にお裁縫を開始したのですが、糸が約20cmほどしかありません…。 この長さでは並縫いしかできないので帰宅してから縫い直しになるけど、しゃーないなぁと諦め、ネット修理を完了。
     そして夕食食材の買い出しです。
     この辺りは国道沿いや海に近い市街地にはスーパーが存在しないというのがGoogle マップで判っていたので、 JR線よりも東の若干判り難い所にあるマックスバリューでお買い物。
     日本海のすぐそばなので、地元の魚介類があればイイなぁと思っていたのですが、それは皆無でございました。
     仕方なく、メインの蛋白質は豚バラのスライス、加えて野菜等を購入し、買い出しを完了。
     次は温泉入浴でございます。

  •  ↑は、おそらくなんですが公営の温泉施設。脱衣場・浴室は広いとまでは言えませんが空いていたので充分快適。ボディーソープ・シャンプー付きで 400円。 そして駐車場・休憩ロビー共に広かったので私的5段階評価で☆4.5でございました。

     入浴後、車中泊可能な場所を求めてウロウロした結果、選んだのは公園内テニスコート脇の駐車場。
     ここには適度な照明がなかったのですが、水平駐車ができて電波良好騒音皆無だったので車中泊ポイントとしての評価は☆4でございました。

     ↑の食材を使ってこの日の夕食は豚汁モドキ。
     先ずは第3のビールで喉を潤し、豚汁モドキをつつきながら泡盛を呑み、シメの山形そばを頂いた後、歯を磨いて19:00過ぎには寝てしまいました。
     

  • 2023年05月15日

     サカハチチョウをナメてはイケナイ…。
     日付は05月12日、天候はピカピカではないけれども晴れ、過去に夏型を採ったことがある場所、なのになのに 1頭も見られなかったんですよねー。

     13日(土)と14日(日)は雨の予報だったのですが、12日(金)は一日中晴れの予報でした。
     JALの伊丹→隠岐便は定刻12:25隠岐空港着。レンタカーの借り受けは免許証を見せてその場で現金7800円を払うとすぐに乗り出せるので手続きに5分もかかりません。
     空港から過去に夏型を採ったことがある場所へは25分もあれば到着できるので、13:00 過ぎには軽ぅ〜く目的の本種をネットインできる予定でした。
     けれども、ぜんぜーん出てこんのですわ。
     たまに飛ぶのはヒメウラナミジャノメだけ、蜂や蝿すら飛んでません。
     この原因は多分、気温が低いから。
     外周アスファルト道路わきの電光掲示板に示されていた気温は16℃。そこから谷筋に入った訪問地はさらに2〜3℃は低かったと思います。
     実際、日陰でじっとしていると寒いのです。
     これでは飛びませんわな…。

     学研の標準図鑑に図示されているような春型の個体を採りたくて隠岐島後まで行ったのに、思いっ切りの null だなんて。
     また、来年ですな。
     

     ……と、↑の記事をUPして、N先輩のブログに立ち寄ってみると…、

  •  このときの顛末がUPされているではありませんか!
     いやー、しかし…、台風の停滞には参りましたなぁ。
     そして、空港において空席待ちをしている大勢のツーリストの一体感。
     良いと言えませんが、忘れ得ぬ経験になりましたわ。