2023年の近況集09

  • 2023年06月15日

     キマの成虫シーズンが始まってから、今日までに新ポイント候補地 4ヵ所でやってみたのですが、ことごとくnull。
     そのついでに訪れた既知ポイントでは、まあ、それなりに採集しております。
     けど、今シーズン、若干ですが最近の例年よりも発生が遅いように思っています。
     

     今日はオレンジさん狙いで 06月04日(日)に訪問した富山県某所のオマケです。

     結局、オレンジさんを狙うも完封のnullを喰らったと前回書いた訳ですが、第一候補地の標高 1250m付近での出会いを諦めた後、 これまでに 2度訪れ、完封のnullだった谷の本流、標高 1100m付近↓にも行ってみました。

  •  行ってみるとオレンジじゃないけれど、遠くにシロチョウ科の蝶が飛んでいるのが視界に入ったので、「雌かもしれない」と思って急ぎ遡上してみると、モンシロチョウ…。
     「さすがは超普通種、こんな所にもおるんや…」 と川岸でへたり込みながら、ぼーっとしていると、左岸上部から、

     「とびますかぁ?」
     とのお声が飛び込んできました。
      見上げれば登山者と思しき若い男性が 2名。
     「いや、ワシ、この川幅を跳び越える気はあらへんし…」
     と一瞬思ったのですが、さらに会話を進めると、このお二人は蝶屋さんであることが判明しました。
     聞けば、オレンジに加え、ブルーが居るかもしれないと思って当地を訪問されたとか。
     エライ!

     私以外にも、こんなアフォな行動 (褒めてます) をされる若い蝶屋さん居るということが確認できて、なんか嬉しくなりましたわ。
     

  • 2023年06月19日

     昨日、18日(日)は 04月に下見しておいた京都府丹後半島伊根町のキマリン推定ポイントに行くつもりで自宅を 10:30頃に出たのですが、 その推定ポイントは 2ヵ所とも、 「う〜ん、イマイチかな? 可能性は低そう…」 といった感じだったので、 行くまでの道中にある既知ポイントに 「チョッとだけ寄って、チョッとだけ採っておこうかなっ」 ということに致しました。
     で、そこへ寄ってみるとですねぇ、真昼間だというのに弱いテリとまではいかないけれども、飛んでるんですわ。
     しかも、発生木の下部に生えるヒメジョオン群落に踏み込むと、次々に飛び出し、けっこう低い位置に静止してくれるんですよねぇ。
     そう、テリ時でもないのに、キマ祭状態だったんです。

     だったら、採りますわなぁ。
     機嫌よく採ってると、必然的に収納用フィルムケースを消費する訳でして、13:20 頃にはウエストバッグに入れているそれが、 底をついてしまったのですよ。
     その気でやれば、まだまだ採れそうだったのですが、軽トラに積んでいる予備のフィルムケースは 6個しかないので、ココでの採集は終了。
     けど、この時刻から、丹後半島伊根町の推定ポイントに向かったとしても、途中の舞鶴市及び宮津市中心部の混雑を考慮すると、 到着は 17:00 前頃になってしまうだろうということで予定を変更。
     福井県で下見をしておいた推定ポイントへと向かいました。

     けどね、さすがは福井県、ことごとく出ないので、仕方なくというか意地汚くも、既知ポイントで 1雄だけ採って、お持ち帰りしておきました。
     

  • 2023年06月22日

     毎日キマ採ってます。
     今シーズンも、けっこう好調なんですよ。

  •  とか言いながら、アンタは何時から撮り鉄になったんや? とのツッコミが入りそうな画像↑ですね。
     06月20日(火)は JR 山陰線沿線でキマを探しておりまして、某無人駅付近に行き着いたところ、この深緑色の列車が圧倒的な存在感で長々と横たわっておったのですよ。
     そこで駅のホームに駆け上がってみると、この列車は 「トワイライトエクスプレス MIZUKAZE」 というお名前でございました。

     トワイライトエクスプレスと言えば、私が蝶屋完全復活する前に、当時小学生だった長男の 「乗ってみたい!」 というリクエストにお応えして、 冬の釧路湿原塘路湖へタンチョウを見に行った帰路、札幌→京都間のコンバートメントを家族 4人で利用した思い出がございます。
     今となっては信じられない贅沢な旅行…、これは蝶屋完全復活前で金物屋を真面目にやっていたからできたんでしょうな。
     げにおそろしきは、蝶屋という趣味でございます。
     

  • 2023年06月26日

     網戸の嵌め込み現場が北区西賀茂だったもので、一瞬の曇り空の中、今日もキマを採ってしまいました。

     06月に入ってから、採集可能日 (雨とかオレンジ狙い以外の日ね) には全てお出掛けしており、前回書いたように、今シーズンも好調を維持しております。
     今のところ、新規ポイントの開拓数としてはたったの 5ヵ所なので数としては少ないのですが、その内容がとってもよろしい。
     詳しくは書けませんが、この 5ヵ所は全て、「うっわ、ホンマに居った!」 と自分では感動できる場所だったのでございますよ。

     やっぱり、国土地理院の地形図、Google の空撮画像、Google のストリートビュー、これらはキマ探しにおける最強ツールだと再認識しております。
     

  • 2023年06月28日

     昨日 (06月27日)、下見から数えて4年目にしてようやく↓の場所 (…て、1/20万の図葉名まで消しおってからに) で 1雄採集することができ、 昨日からとっても上機嫌な私です。
     ココは私が思うに良いラベル (ポイントの空白を埋める) なので、どうしても現物を採っておきたかったんですよねー。

  •  昨年も確か2回訪れ、やってみたのですが、テリトリー位置が高く手持ちの7m竿では明らかに届かない場所でしか静止しないので、指をくわえて見ているだけでした。
     9m竿なら届くのでしょうが、たとえそれを私が持ったとしても、私にはネットインする自信がございません。普段使っている7m竿でさえ体力的にギリかな? と思いつつ振っているものですから…。9m竿を上手くさばけるような方って、どんな視力と体力をお持ちなんでしょうねぇ、信じられませんわ。
     

  • 2023年07月01日

     昨日に引き続き今日も雨という予報、2日連続でキマ採集には出掛けられない模様です。
     まあ、身体の方は休まって良いのですが、新規ポイント候補地に行って長竿を振るという行為ができないのは、やっぱりチョッとイマイチ。
     現在のように元気いっぱいの行動ができるのも、年齢的に最長あと 5年かな…、と想うとこの 1日が惜しいと思う今日この頃でございます。

     ところで、テリトリータイムに何とか雨の降らなかった一昨日は、必ず生息していると信じて、

  • 軽トラで爆走し、ベストテリトリータイムに京都府船井郡和知町のこんな所↑で長竿を振っておりました。
     結果は、こうして画像を貼ったことからお解りのように、ぜーんぜんアカンかったのでございますよ。
     下見したときは、可能性が高いと思ったんですけどねぇ。
     京都府船井郡…、亀岡市に近い所以外は、居らんもんですなあ。
     

  • 2023年07月03日

     06月上旬に採集し湿度100%のタッパーに入れ冷蔵保存していたキマリン、このままにしておくとカビまみれになってしまうので、 昨日の07月02日(日)は朝から展翅していたのですが、思っていた以上に良い天気になってきたので、
     「久し振りに、清く正しく美しいミドリ色のゼフィルスが採りたいなっ♪」
    と思い立ったのが10:30頃。
     ならば何を採るのか?

     ミドリ・エゾはキマの副産物で採ってるし、メスアカ・ウラジロには時期が遅い、アイノ・ジョウザンには時刻が遅い、 ヒロオビ・ハヤシはチョッと遠い、キリシマ…遠いし、居たとして私に見えるのだろうか? と消去して、 残るはフジとヒサマツになったのでございます。

     …と、昨日のうちにここまで書いて、続きを書こうかどうしようかと迷ったまま、今日になってしまいました。
     続きは明日書きます。