2023年の近況集12

  • 2023年08月15日

     標本箱の防虫剤換えは昨日で終了しました。
     ネタが無いので、今日も標本箱の蓋を開けた時に撮影した画像を貼っておきますね。

  •  この箱の中で、2023年現在採集禁止になっているのは広島県産のアレ1種だけだろう…、と思いつつもよく見ると、他に3種も入ってますやん…。
     某SNSに貼り付けてくださった看板画像によると、広島県のあそこではキマとゴマだけではなく、ヒメヒカゲ・クロシジミ・ヒメシジミもアカンようになってるんですねぇ〜。
     知らなんだわ。

     ところで今日は台風7号で大荒れの天気。
     「不要不急の外出はやめときなはれ」とアナウンスされているのですが、どうしても今日、末娘を某所へ送って行かなければならなかったので、 暴風雨の中クルマを出しにガレージまで行く途中、ニュース映像でよく見かけるような煽られ方で、傘が見事に破壊されてしまいました。
     台風の風、恐るべしでございます。
     

  • 2023年08月17日

     伏見屋金物店は08月13日から16日までお盆休みとさせていただき、今日からお仕事です。
     お盆の間は短パン+半袖 T シャツで過ごしていたのでとっても快適だったのですが、仕事中は危ないので長ズボン+長袖シャツ、今日はとって暑く感じて、いーっしております。
     今日もネタが無いので、お盆の間に撮影した標本箱画像を貼っておきますね。

  •  今となっては採ったり、どなたかに差し上げたりすることも禁じられてしまった種、その1種だけで埋め尽くされた箱でございます。
     採集地は岡山県真庭郡新庄村、採集年は1996年〜1998年。四半世紀前の個体です。

     蝶屋として復活した1993年以降の数年は、草原(乾性・湿性・狭小)の蝶は近いうちに居なくなるか採集禁止になるだろうと思って、 チャマダラ、ホシチャ、オオウラギン、ウラギンスジ、モドキ、コモドキ、ウスモドキ、ヒメヒ、オオルリ、中部・中国ゴマをターゲットとし、 西日本を中心にウロウロしておりました。
     特に岡山県のこの辺りでは、箱に入っている種類の他、ゴマ、ヒメシ、ヒメヒ、ホシチャも得ることができたので時期やポイントを変えて何度も訪れておりました。
     今となっては、これらの種、全てが居なくなっているのでしょうね…。
     いや、ヒメシぐらいは残ってるかな?
     

  • 2023年08月19日

  •  これまでにUPしたかどうか定かではないのですが、お盆期間中防虫剤換えのときに 「あっ、こんなん採ってたんや」 と若干驚いたので標本画像撮影してみました。
     スジグロカバマラの鱗粉ハゲハゲ個体 or 鱗粉形成不全個体と呼ぶべきものなのか? 私は後者の方だと思うのですが、どーなんでしょう。
     この日、この場所で目にした本種においては、程度の差こそあれ翅の一部が透けている個体が多かったと記憶しております。
     あくまでも推定なのですが、遺伝的なものではなく、蛹の時期に何らかのインパクト(気温の大きな変動等)があったのかもしれませんね。
     

  • 2023年08月22日

     土手ビア、畦ビア、池ビア、公園ビア、空港ビア、造成地ビア、そして海ビア。
     このようにシルビアシジミの生息環境は多岐にわたりますが、海ビアについてはさらに浜ビアと磯ビアに細分化したいのです。

     海ビアと言えば普通は

  • こんな磯↑の草付きに内に生えるミヤコグサ喰いが生息している環境を思い浮かべる蝶屋さんが多いと思います。
     ところが一昨日の日曜日、08月20日に訪れたのは、私の傍らで水着姿の若い男女のグループがビニールのイルカだのボートだのに一生懸命空気を入れているような場所。
     こんな場所で大きなネットを手に持ち、カメラ2台を腰に付け、長袖長ズボンといういで立ちで汗をダラダラ流しながら地面を凝視し、時折その大きなネットを振っている…。
     これは誰が見ても怪しいオッサンですわなぁ。
     さらにカメラを取り出して環境画像の撮影でも始めようなものなら、通報事案になるのは間違いなかろうと思って、 明後日の方を向いた画像しかないので、ここに貼り付けるのはやめておきますね。
     で、何が言いたいのかと申しますと、こんな砂浜環境に生息しているシルビアシジミは「浜ビア」と呼ぶべきだろう思った08月20日でした。
     

  • 2023年08月25日

     前回、08月22日の記事でふれた浜ビアなんですが、そのポイントは 砂浜・アスファルト道路間に設置された駐車場の砂浜側シバ草原内。
     このパターンで生息していたら、「めっちゃお手軽やん」 と思いつつクルマを降りて10歩ぐらい歩いた地点でいきなり 2雄を採集。
     ところがこの後が続きません。地這いシジミはけっこう飛んでんでいるのですが、それらはほとんどがツバメシジミでヤマトシジミが少々混じるといった状況でした。
     それもそのハズ、このシバ草原内にはけっこうな面積のヤハズソウ群落が点々と存在しているのです。
     一方、かなり真剣に探したにもかかわらずミヤコグサは確認できませんでした。
     見つけられなかっただけで何処かにミヤコグサも生えているのかもしれませんが、こんな状況なので当地のビアはヤハズソウ喰いなのかも? と思い、
       「へぇ〜、これまでスルーしてきたような場所やけど、こんな環境にも居てるんや、
        再訪せなアカン場所、いーっぱいになってしもたやん…」
    と思っている今日この頃でございます。
     

  • 2023年08月29日

  •  現状、私が知る限り、日本海側のシルビアシジミ生息地は、↑の地点より東、兵庫県・京都府・福井県という大きな空白地域を挟んで石川県の能登半島になってしまします。
     即ち、別の言い方をすれば、「能登半島を除く日本海側の分布東限」 ということになります。
     なのにこうしてポイントそのものの画像をほとんど加工せずに UP したのは、いよいよこの発生地がつぶれてしまいそうだから…。

     画像左側、トラロープで立ち入りが禁じられた内部には重機が 3台ならび、看板に記載されているように「橋台」を建設中。
     そして画像右側の河川堤防斜面がシルビアシジミの発生地なのです。
     しかもその橋というのは高速道路の橋なので、発生地上空をほぼ覆ってしまうと推定されます。
     そうなってしまうと本種の継続発生は望めません。

     河川堤防におけるシルビアシジミのことですから、右岸堤防に沿って線的に生息しているのでは? と思い何度も上がり下がりしてみたのですが、 他の場所ではミヤコグサを確認できてないんですよねー。
     従ってこの地点に高速道路の橋が架かってしまうと『絶』という事態が予想されるので、 「今のうちに…(将に今が最盛期)」 と思って 「何処だか特定できそうな画像と文章」 を UP しておきました。
     

  • 2023年09月03日

     わたくし、それなりの年齢に達しましたので、京都市の方から肺炎球菌の予防接種を勧めるお手紙が来ておりまして、 先週半ばに接種したところ、熱こそ出なかったものの接種後約12時間経過した頃から接種部位の腫れと痛みで腕が上らなくなったうえに、 身体のいろんな所に妙な痛みを感じて寝てられませんでした。
     従いまして翌日は一日中、ボーッとして仕事にならず、そのしわ寄せで今日の日曜日も作業場でお仕事でした。
     コロナの予防接種時は3回とも接種後に発熱で約48時間寝込み、副反応は稀と謳われている今回の肺炎球菌の予防接種でもこんな状況。
     私と予防接種との相性は、極めて良くないという事が改めて確認できましたわ。