2004年04月22日
「ポイント地名には『竜or龍』が含まれている。」
という、ええかげんな理論に基づき、京北町にある竜ヶ岳に行ってきました。
かなりはっきりとしたピークなので、生息しているものならば、必ず溜まっているような山頂広場だったの
ですが、おりません。
この時期、この天候で居ないということは、居ないのでしょう。
まあ、下見のとき、この付近で食草を全く確認していないのに、行く私が無謀なのでしょうが…。
2004年04月23日
今日は請求書作成の為、ずっと仕事場に篭もってデスクワークです。
ちょっと飽きたので、今PCに向かい、このページを更新しております。
そんでもって、「たわごと解説付き画像10(クロマダラソテツシジミ)」をUPしておきました。
2004年04月24日
肌寒いけれども日差しは強力だった今日、もしかすると成虫が飛んでいるかも?と思い、北区から右京区
へと続く往年のポイントに行ってみました。
暗かったスギ林は伐採され、明るくなった斜面には、ドッカーンとミヤコアオイが増えています。
「これは復活しているかもしれんぞ。」
と思い、けっこう気合を入れて探索しましたが、いずれのステージも見られませんでした。
居るのだけれども、気温が低くて出てこなかったのか、それともやっぱりいないのか?
私は後者のような気がしますが、断定はできません。
2004年04月25日
今日は鳥取県へ。
と言っても伯耆大山周辺ではなく、標高900M程度の山頂付近での行動でした。
ネットで検索したところ、ブナ林があるとの記述があり、もしかするとギリギリ間に合うかもしれないと
考えて行ってみました。
結果…。見事に時期遅しでした。
けど、一般国道の往復500kmはちょっとしんどいですな。
2004年04月26日
今日は京北町をチョッと覗いて来ました。
目当てのギフチョウは、今日のような最高の天気にもかかわらず、全く見られませんでした。
ところが、無いと思い込んでいた食草がミヤコアオイではありますが少数確認でき、環境も悪くありませ
ん。
「ギフチョウの残り香」を嗅いだような気がしたので、場所は・・・『某所』です。
2004年04月27日
この大雨では、さすがに何処にも出かけていません。
この雨で雪がかなり融けたことでしょう。GWに出かける場所の選択がムズカシイ。
今日はギフチョウの画像(福井県美浜町産4個体・三方町産2個体)UPしておきました。
2004年04月28日
明日は伯耆大山に行く予定でしたが、諸般の事情で変更。富山県方面にします。
今夜から出発しないと、まともな時刻に行きたい場所(未だポイントとは言えない)にたどり着けそうに
ないので、今から準備です。
2004年04月30日
まともな時刻に行きたい場所(未だポイントとは言えない)にたどり着けはしたのですが…、そこは一面の
雪。
目的地のかなり手前から雪の為、自転車を置いて徒歩での進行となっていたのですが、去年のM湿原の記憶
があり、「なんぼ雪があっても、着いたらギフは飛んどる!」との妙な思い込みの末、あえなくnull。
そういえば同じようなことが、以前にもありました。北ノ俣岳の神岡新道を登山。倒木に幾度も道を阻まれ
ながら、やっと着いた寺地山山頂は一面の雪。なんていうことが…。全く学習能力なし。マウス以下ですな。
しかたがないので慌てて移動し、未だ採ったこのない上平村ラベル狙いに変更です。何とかポイントを
3ヶ所見つけ(有名ポイントなのかも知れませんが地形図を読んでの自力開発)ましたが、いずれも時期遅し
で、汚損個体ばかりでした。
2004年05月01日
土曜日は毎週仕事なので、私のGWは明日から始まります。
未だどこに行くか決めていません。けっこう悩んでいます。
秋田県に行きたいのですが、天気がイマイチのようなので、飛騨、富山、福井のいずれかになるでしょうね。
それから今日は、「たわごと解説付き画像(H山のギフチョウ)」をUPしておきました。
2004年05月02日
福井県和泉村で探索です。
標高1000M以上のピークを含む尾根を2本登ってみました。
ブナ林の林床にカンアオイが生えているのではなかろうか?との予想のもと、やってみたわけですが、
あきませんでした。800M以上から、ブナ林は展開するものの、肝腎のカンアオイは生えていません。
お隣の大野市K岳ではきっちり生えているのに、ここ和泉村では、このパターンはないのでしょうか。
あと、和泉スキー場を最上部まで登ってみましたが、白馬村のスキー場のようにゲレンデ縁に出てきて
くれることもなくダメ。
『88ヶ所めぐり』に出てくる有名ポイントも覗いてみたのですが、ここでもnullでした。
2004年05月03日
天気予報によると、晴れそうな場所は新潟県と富山県だということです。
この時期、新潟県は何処に行けばよいのか判らないので、富山県に行くことにしました。
利賀村側から自転車でU峠に行こうとしたのですが、Y峠林道を車で走行中、南の方を見ると標高の高い
部分が雲に覆われいます。これでは行っても無駄だと考え、予定を変更しもう少し手前に見えている無名
ピークに行ってみることにしました。
地形図を見ると山頂付近は等高線がぬるくなっておりカンアオイが生えていそうな予感。おまけにかなり
上の方まで、林道が通じているようです。
ところが実際に行ってみると、あきまへん。カンアオイは見当たらず、かなりの残雪でした。天気もイマイチ
ではあったのですが、居そうな気がしませんでした。
2004年05月04日
今日は、全国的に雨だとの昨日の天気予報通りです。
この予報を信じて昨日の内に帰宅しました。
で、こうしてPCに向かっているわけです。
これから天気をチェックして、明日行く場所を考えます。
2004年05月06日
昨日は伯耆大山に行ってきました。
朝5時の天気予報によると鳥取県中西部地方は、鳥取地方気象台自信満々の晴れ。ならば安心。確かに現地
に着いたときも晴れていました。
ところが標高を上げ、歩いて行くうちにどんどん曇ってきます。目的地のYヶ山西方尾根は完全にガス
の中。とっても寒い中、約2時間待ちましたが一向に晴れてきません。
ならば大山の南側は晴れているかも知れないと考え、大急ぎで移動してみたところ、こちらは晴れていま
す。しかしながらポイントが判らない。Sという地名だけは何かで読んだことがあったので、その場所に
入ってみたところ「何処で採るねん?」というような所でした。
そこで、困った時はT先輩。という訳で、携帯から電話しポイントを教えていただきました。
おかげで、汚損個体ではありましたが何とかネットインし、null神憑きから免れることができました。
2004年05月07日
こんなに天気は良いのだけれども、この時期の自宅周辺では、ネットを持って出かけるに足る対象種は
おりません。
あと一ヶ月も経てば毎日キマリンになるのですが。
ところで今日は、富山県(東礪波郡平村6個体)産ギフチョウの写真をUPしておきました。
2004年05月09日
久しぶりの完全休養日です。外へは夕食の食材を買いに出ただけ。
ギフの展翅をして、たわごと解説を一つ書いて、そしてUPして。
ということで、沖縄本島6月下旬の蝶をUPしておきました。
2004年05月11日
唐突ですが、現在○49種類です。
何がかと言うと、日本国内自己採集種類数がです。
私の場合、日本国内自己採集種類数は、
『自分で成虫をネットインし、自分で展翅し、自分の標本箱に収納することを以って、自己採集の1種とす
る。』
と厳しく縛りをかけてカウントしています。
ところが、基本となる日本国内産蝶類の『種』のとり方は最大限広く認めております。以下にいろいろな
意味で問題を含む種について、どのように取り扱っているのかを具体的に挙げておきます。
カラフトセセリ
不作意の人為による持込みなのでしょうが、もちろん1種として勘定します。因みに私は未採集です。
ホソオチョウ
意図的な人為による持込みなのでしょうが、これも1種として勘定します。因みに私は採集済みです。
カラスアゲハ
これは、カラスアゲハ(P.dehaanii)、オキナワカラスアゲハ(P.okinawensis)、ヤエヤマカラスアゲハ
(P.junia)の3種として勘定します。因みに私は3種共採集済みです。
キチョウ
未だ学名や正式な和名がありませんが、キタキチョウ、ミナミキチョウの2種とします。これについては
ご批判もございましょうが、私的楽しみとしてやっていることなので、寛大にみてください。因みに私は
2種共採集済みです。同定は、蝶研フィールド Vol.15 No.10 (172) Oct.2000 p.11〜17 松野 広『2系統
“キチョウ”の形態的差異について』を参考にしました。
スジグロシロチョウ
これは、スジグロシロチョウ(A.melete)、エゾスジグロシロチョウ(A.dulcinea)、ヤマトスジグロシロチョウ
(A.nesis)の3種として勘定します。私が採集しているのは、スジグロシロチョウ(A.melete)と
ヤマトスジグロシロチョウ(A.nesis)の2種ということになります。
アカシジミ
アカシジミとキタアカシジミ(カシワアカシジミ)に分けることについては、すでに異論のないところで
しょう。私はどちらも採集済みです。ところで、キタアカシジミ(カシワアカシジミ)は東北以北亜種
Japonica onoiと中国地方亜種 Japonica mizobeiの2亜種に別れていますが、これってホントに
亜種程度の違いなのでしょうか?どうも意図的に2亜種としているような気がするので
すが…。
アサマシジミ
イシダ、イブリ、ミョウコウ、ハクサン、ヤリガタケ、そして真性アサマと会話等では区別して楽しんでいま
すが、やっぱりこれはアサマシジミとして1種ですね。
ウラギンヒョウモン
話のややこしいのがこれ。蝶類DNA研究会ニュースレター No.12 2004年3月15日 p.26〜32
新川 勉・延 栄一・石川 統『遺伝子が証すウラギンヒョウモン類の系統』の論文を読むと、日本産は3種
に分かれるそうです。私はこの論文通りに3種と勘定することにしました。
この3種の中で、今のところ和名学名がはっきりしているのはエゾウラギンヒョウモンFabriciana niobe
tsubouchii(本種をエゾウラギンヒョモンと呼ぶことが妥当か?という問題もあるそうなのですが…)だけ
で、従来ウラギンヒョウモンと呼んでいたものは、あとサトウラギンヒョウモンとヤマウラギンヒョウモン
(どちらも正式な和名ではありません)に分けられるそうです。ということなので、私はヤマウラギンヒョウ
モンとサトウラギンヒョウモンの2種を採集していることになります。(同定はどうしたの?と深くつっ込
まないで…。正直よく判らんのですが、翅の形と採集場所から区別しました。)
このように私は思いっきり広く種を認めています。
「こんなんは認めん!」とおっしゃる方も、多々おられましょうが、個人的な楽しみとしてやっていることな
ので、大目に見てやってください。
以上のことから私の日本国内自己採集種類数は○49種類と申告致しますので、Y国島のSさん、もしも
このページを読んでおられましたら、お手数ですが、あの壁に貼ってある表の種類数を1種増やしてお
いてくださいませ。
それとも、この数え方なら減らさにゃならん!という事になるかな?
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