2004年06月11日
昨日から私、とっても機嫌がよろしゅうございます。
何故なら、そう!皆さんお察しの通り、昨日キマリンのNew Pointを見つけてしまいました。
まあ、わたくし的にはNew Point発見と悦んでいるのですが、「真のキマ好き」の方々なんかは先刻
ご承知なのかも知れませんが…。
2004年06月12日
実は仕事で右手の人差し指をスッパリと切ってしまい、外科で12針縫ってもらったのが、6月1日。
昨日ようやく包帯がとれて素手になれました。
さっそく、展翅してみたのですが、イマイチです。
細い神経が切れているらしく、指先の感覚があまりありません。翅の上げ下げは何とかなるのですが、
触角を伸ばすときの微妙な感覚がわかりません。
かなりイライラしています。
2004年06月14日
12日の土曜日は夕方に今年見つけたキマのポイントへ行ってきました。ここはテリトリーポイントが高い
位置にあるので、私の6m竿ではあと1mとどかず、見た個体数ほどには採れません。
昨日13日の午前中は兵庫県でヒメヒカゲ探しです。三田市、東条町、社町、西脇市と分布の辺縁部での探索
は厳しいものがあります。湿地あるいは、露岩地内での居そうな環境はけっこう見つかるのですが、目的の
ヒメヒカゲが居たのは、1ヵ所のみでした。
夕方は滋賀県某所でキマルリを狙ったのですが、1頭(おそらく雄)目撃したのみで、採集はできませんで
した。どうやら、個体数の少ないポイントのようです。
2004年06月15日
毎日飽きもせずに京都市内のキマルリです。
昨日は今まで採ったことのない所に行ってみて、採集できたのが1ヵ所と目撃だけに終わったのが1ヵ所で
した。
場所的に居て当然と言えば当然の場所なのですが、冬場に下見をして「ここは居る」と思った所に予想通り
に居てくれると、やはりウレシイものです。
どちらの場所も個体数は多くないようでしたが、何かのついでにサッと寄れる場所なので、今後重宝しそ
うです。
2004年06月16日
昨日のキマ採集は、時間の都合で北区の既知産地になってしました。
個体数はそこそこだったのですが、スレた個体ばかりでした。このポイントは、もう末期でしたね。
この時期、京都市の市街地周辺部はもうボチボチ終わりでしょう。
ここまでの発生状況ですが、今年は不作ではなく、「並の上」といった感じです。
今日は[たわごと解説付き画像12]に九州産ウラギンスジヒョウモンの雌をUPしておきました。
2004年06月17日
老人福祉施設の建設で、えらいことになっているという噂の左京区は八瀬。
こわいもの見たさで昨日行ってみました。
確かに高野川右岸のポイントには、仮設の壁が設置してあり、まともに進入することはできません。ところ
が川原に一旦降り、下流方向にしばらく進み、トコトコと堤防を登ると、ポイントに行き着くことができま
した。
元々のポイントの大部分はバリケードフェンスで囲われ立ち入り禁止になっているのですが、自由に往来
できる場所の上でもテリトリーを張るので、1雄(ややスレ)を採集して帰りました。
とは言っても、サクラの木は何本か切られ、去年までと同じような状態ではありません。キマの個体数は
かなり少なくなったとの印象です。
ちなみに高野川の左岸は開発されておらず、今まで通りでした。
2004年06月18日
なんで今ごろ台風が来るのだろうか・・・。
週末には未だ、奄美付近に居るとの予報だけれども、飛行機のやり繰りがつかなくなり、『欠航』という
事態も大いに予想される。
以前、奄美大島で台風が停滞した為に帰れなくなり、仕事に穴をあけたわが身としては、二度と同じあやま
ちを犯すわけにはいかない。
という訳で、今週末に予定していた対馬行きは、中止です。
狙いはウラギンスジヒョウモンの雌でした。
実は去年の11月に某大学の学祭で、本種の対馬産が展示されており、この個体を一目見た瞬間、私の脳から
この画像ファイルが削除不能に陥りました。
何度も削除を試みたのですが、全く問題が解決しません。(昨日、ふとしたきっかけで思い出したのですが、
この状態は恋をしていたときの感覚に似てますね。)
で、この問題を解決すべく、対馬の美ぃーなウラギンスジヒョウモンに会いに行く予定だったのに、台風だ
なんて・・・。
また、来年ですわ。
2004年06月19日
みどり色をしたゼフが採りたい!
と思い立ち、昨日の15:00〜15:25までの間、左京区の杉峠〜大見尾根に行ってみました。
この時期、この時刻で居るとすれば、ヒサマツとメスアカ、かろうじてエゾの時刻にかかるかな?といった
ところですが、いずれの種も見られませんでした。
今年の季節進行なら、上記の3種はもう発生していると思うのですが、昨日はたまたま見られなかったので
しょう。
2004年06月21日
19日の土曜日は私が蝶屋を休止していた1980年代にブレイクした北区H谷のポイント(私は初めて)に
行ってみました。
フェンスで囲まれた私有地内がポイントなので、中に入ることができません。外からキマリンが飛んでい
るのを指をくわえて眺めることになり、精神衛生上よろしくないポイントでした。
中でやれば、きっといっぱい採れるんだろうな…。
そして昨日は、またヒメヒカゲです。
で、どこに行ったかというと無謀にも福井県です。
文献で『福井県敦賀市花城』という記録(無視する方がよいのではないかと故小路氏は蝶研サロン50.
May.1991年に書かれていますが)を見たことがありました。
そこで、インターネットで調べてみるとこの地名の場所は、既に本種が生息できる場所ではないと、
[福井県レッドデータブック データベース。http://www.erc.pref.fukui.jp/gbank/rdb/rdbdata/ins002.
html]
には出ておったのですが、「もしかしたら今でもどこかに居るのじゃないか?」と思い、以前から気になっ
ていた福井県の某湿地に行ってみました。
実際行ってみるとそこは、けっこう広い湿地でしたが、ハンノキが多く、どちらかと言うと「沼」といった感
じで、ヒメヒカゲ的環境ではありませんでした。
最近無謀な行動が多い、ふしみやです。
2004年06月22日
昨日は台風6号がやってきたので、キマの採集はお休みでした。
今日からまた夕方になると、コソコソッとお出かけすることになりますが、この時期はもう山間部の産地
になるので、時間がそこそこ取れる状況でないと出かけても無駄足になってしまいます。
今日は[たわごと解説付き画像7]にアサマシジミ(イシダシジミ)をUPしておきました。
2004年06月23日
例によって昨日も、採集に出かけた訳で…。
そして、けっこう採れまして…。
嬉しかったです。
としか書けません。
秘密の蝶、キマダラルリツバメ…。
2004年06月24日
毎日キマのお話ばかりで恐縮です。
昨日は少し山手に入ったところで採集を試みました。
最初に行った左京区の既知産地では、いつも通りにおりましが、鮮度はスレ〜ボロでした。2002年迄はこの
ポイントで滅多に蝶屋さんに会わなかったのですが、去年からは必ず誰かにお会いします。もしかすると
拙著の影響でしょうか?
次は、とっても良さそうに見えるのに、何時やってみても居ない所でやってみたところ、やはりというか、
まあ、お約束通りおりません。
3ヶ所目は、車で走行中にいつも、「いるんとちゃうかな?」と思っていた場所に行ってみたのですが、あえ
なくnull。
最後に、何年も前から気になっていた、北区の某お寺の門前でやってみたのですが、ここでもおりませんで
した。
そう簡単にNew Pointはみつかりませんね。
2004年06月25日
かなりの山間部に在る、去年見つけたポイントに昨日は行ってみました。
思っていたほどの個体数は見られず、3頭目撃のうち、2雄の採集でした。
採集したキマは2雄共、ややスレだったので、あと1週間程はイケるでしょう。
っていうか、あと1週間で近場のキマは終わってしまうのか…。
2004年06月26日
明日は広島、島根方面の予定です。
去年は恐羅漢山に2回も登ったのにnullだったウラジャノメをなんとかしたいと思っております。
少しフライングのような気もしますが、とりあえず行ってみようかと。
けど、天気が…。
2004年06月28日
京都に居てキマを狙っておけばよかった…。
27日(日)は「基本的に曇りだが時々薄日が差す」と身勝手に天気予報を改竄し、26日(土)の夕方には広島へ
向け出発してしまいました。
真庭PAで寝て、翌朝目覚めると、今にも降り出しそうではありますが、未だなんとか曇り。とりあえず西
へと車を走らせると、新見ICを過ぎたあたりから雨が激しく降り始めました。「うむむ、どうしたものか」
と判断のつかないままボーッと車を走らせていると、いつのまにか東条ICを過ぎ、庄原ICがせまって
きました。ラジオをつけてみると、目的地は大雨と洪水の注意報が発令されています。
これでは高速代とガソリンの無駄ということで、庄原ICで降り、こんなアホな行動をした自分を戒める
意味で、帰りは一般道を走ることにしました。(単に経費の節約というだけかも)
ただひたすらに自宅に向けて車を走らせるだけでは面白くありません。そこで帰路途中に何かを採集or下
見しておこうということにしました。
この雨の中でも何とかイケるのはヒョウモンモドキとヒメヒカゲです。という訳で先ずは湿地探しとなり
ました。
場所が岡山県の阿哲郡だったので、前者はまあ無理ですが、少しの可能性はあるでしょう。後者については
かなり前の蝶類年鑑に記録が出ていたので、採れるつもりでやってみました。
湿地は4ヶ所(スゲ類は4ヶ所とも有り、キセルアザミは3ヶ所で有り)見つけたのですが、いずれの場所
でも目的の蝶は見られませんでした。元々居ないのか、それとも天気が悪すぎて見つけられなかったのか
は判りません。
この探索で身体はびしょびしょ(今年はよく濡れる)、眼鏡はクモの巣だらけになり、かなりメゲてしまい、
次はサワヤカにゼフでも、ということで、新見市へと向かいました。
狙いは中国地方では採ったことのないクロミドリシジミ。
最近、本種はこのあたりで、けっこう得られているように採集情報等では書かれています。
クヌギの大木も沢山生えているので、「そのうち採れるやろ」と思いながら、長竿でクヌギを叩いてみるの
ですが、一向に飛び出てきません。出てくるのは、混じって生えているナラガシワ喰いのウスイロオナガと
ヒロオビミドリばかりです。昔は大好きだったのに、最近どうもこの類に気合の入らない私は、30分ほど
で、「やーめた」ということになり、帰ることにしました。
一般道で京都まで帰るには、この時刻でも少し遅いくらいだったのですが、途中にキマの居そうな所があ
ると、チョッコッとやってみたりして時間を食ってしまいました。そこで仕方なく、佐用ICから高速に乗
り、降りるのは、いつものように滝野社IC、そして亀岡市経由で京都に帰ってきました。
ホント、疲れただけです。
くどいようですが、京都でキマを採っていればよかった…。
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