2004年06月29日
*先輩!昨日は「ごっつぁんでした」
とっても嬉しかったです。
今日はこれだけしか書けません。
何故なら、そう、ご賢察の通り、秘密の蝶キマダラルリツバメのことだからです。
2004年06月30日
昨日もキマリンに行ってきました。
1997年6月26日に1雄を採って以来、去年まで何度訪れても見られなかった産地で1雌採集することができ
ました。
未だ、細々と生きながらえていたようで、ホッとしました。
今日は久しぶりにギフチョウの標本画像をUPしておきました。岐阜県河合村産、採集禁止になる前の
6個体です。
2004年07月01日
「よくもまあ、飽きもせず、キマばっかりやね」
と言う声が聞こえてきそうですが、昨日も行ってきました。
京都府は北桑田郡の既知産地を2ヶ所まわって、1雄1雌の採集でした。いずれの個体も汚損しており、流石
にもう末期ですね。
これで自宅から片道45分以内の産地は、もうオシマイ。
今日は何とかして、片道80分かかる産地に行きたいのですが、果たして行けるだろうか。
2004年07月02日
昼一に行った現場での打ち合わせが長引き、片道80分先の産地は断念せざるを得ず、55分地点に在る既知
のポイントに行ってしまいました。
結果4雄1雌の採集です。
いずれの個体もスレており、この産地は、もう終わりでしょう。
今年のキマも、あと4〜5日で終わりです。
2004年07月03日
先週の天候読み間違いに懲りて、今夕から中国地方へ向けて出発する勇気が出てきません。
きっとこんな時に限って、快晴になったりするんだろうけど…。
ところで昨日は京都市左京区の、これは場所をハッキリ書きましょう、「京福電鉄貴船口駅付近」でキマを
狙ってみました。
鞍馬街道を通る度に「居そうやなぁ〜」と思い、今まで何度かやってみたのですが、採ったことはありませ
ん。元々居ないのかもしれませんが、例によって昨日もnullでございました。
とっても居そうな気がするんだけどな〜。
2004年07月05日
7月3日の土曜日は、夕方に某所(記録はあるのかないのかよく判らない所)でキマを少しやったのですが、
例によってnull。
帰ってきたのが18:00前だったので、この時刻から準備して広島のウラジャノメを採りに行くのは、ちょ
っとしんどいので、この方面に行くのは中止にしました。(実はこの時刻まで迷っていたということ)
そこで、昨日7月4日の日曜日は朝から出ても間に合う中国地方へ行ってきました。
狙いはキマ、モドキ各種、それにヒメヒカゲです。
それぞれの結果ですが、先ずはヒメヒカゲから。
湿地あるいは、湿性の草原を数ヶ所探索したのですが、いずれも見られません。居ると判っている場所には
行かなかったせいでもありますが、今日もnull。今年は何度もヒメヒカゲを目的に出かけているのですが、
今のところ1雄しか採集していません。
次にキマ。
以前から狙いをつけていた場所に行ってみました。ところが、16:00前頃からかなりの強風になり、42cmの
メッシュネットをつけていたにもかかわらず、まともに風を受けると6m竿がしなって折れそうです。天気
もイマイチだし、これでは居たとしてもテリトリーを張らんだろうと思い、16:20には止めて帰りました。
で、モドキ各種はどうなったのかって?
ほにゃららモドキと、ふにふにモドキの2種(いずれも規制のかかっていない地域及び種です。言うまでも
ないけどアゲハモドキぢゃないよ)を採集しました。
「どんなもんだい!」とプチ自慢したい、ふしみやです。
2004年07月06日
今、芦生のポイントから帰ってきたところです。
結果は、思いっきりnull。
仕事の都合で16:05〜16:45までの現地滞在だったのですが、「ピッ」とも飛びません。
今日はカンカン照りのうえ、気温も高過ぎたのでしょう。全くテリトリーを張らない日、所謂「オニ日」でし
た。
2004年07月07日
蝶研の会員専用板をしばらく開かない間に、ケンケンさんが岩倉の蝶について書き込んでおられました。
あの板はage機能がないので、レスするタイミングを失うと、レスしたことすら判らなくなってしまいま
す。
ということで、ケンケンさんは、ここもチェックされているものと勝手に決めつけて、反応しておきます。
岩倉で11種もの蝶が居なくなってしまったと、新聞には出ているようですが、どの種のことを
「洛北・岩倉のチョウ」の著者であるS氏が指しておられるのか、私にはよくわかりません。
ギフチョウが代表として示されていますが、果たして本当に居なくなったのでしょうか?
実際私も近年確認できていませんが、西部(思わぬ所までミヤコアオイは有ります)や北部(こちら
からの新たな進入の可能性も0ではないでしょう)はあまり人が入りませんし、探し落としもあると思い
ます。
正直なところ、私も現在の岩倉にギフチョウが居る可能性はかなり低いと考えていますが、「居なくなった
」と『断言』することは蝶屋として正しい態度ではないと思います。
「蝶が居なくなったのは、あなた方蝶屋が採集したからだろう」と一般の方々は短絡的に考えがちです。
ですから、一般の方々が読む新聞というメディアに載ることが分かっていて、「○○という蝶が居なくなっ
た」と蝶屋の側から言ってはいけないでしょう。
今日はケンケンさんのリクエスト?にお応えして、『火薬庫』のクロシジミをUPしておきますね。
2004年07月09日
昨日はクロシジミを探してみました。
場所は滋賀県大津市比叡平三丁目です。完全に住宅地内になるのですが、元々は広く分布してたのではな
いかと思われる事と、未建設の空き地がけっこうあり、そこがミニ草原と考えられなくもないからです。
結果は、例によってnull。
マダニを2個体確認しただけでした。
2004年07月10日
今シーズン最後のキマとして、芦生に行きたかったのですが、集金が長引き、時間切れで行けませんでし
た。
朝から大雨で、今は蒸し暑く晴れたり曇ったりのキマ日よりです。
この天候なら、いくら気難しい芦生のキマでも、テリを張りに出てくること請け合いです。
あそこで、テリを張っている3頭のキマの姿が、見えるようです。
ああ、行きたかった…。
2004年07月12日
昨日はクロヒカゲモドキです。
私は本種の探し方が下手で、ず〜と探し続け、一昨年になってようやくポイントを見つけることができま
した。この結果、どんな所がポイントになり得るのか学習でき、去年はひと山(小さな谷に20頭ほどの個体
)当てることができました。
そこで、京都府南部にあるこのポイントに行って来たのですが、今年は去年ほどの個体数は見られません
でした。
環境は変わっていないので、時期を外した(既に遅いような感じ)可能性もありますが、それにしても少
ない。
本種は年によって、個体数がかなり変動するのでしょうか?
2004年07月14日
三丁目がダメなら二丁目、一丁目はどうかな?
ということで、昨日も滋賀県大津市比叡平の住宅地内でクロシジミを探してみました。
けど、やっぱり、あきませんわ。暑いだけで、出て来る蝶は、ホソバセセリ、ベニシジミ、ジャノメチョウ
ばかりで、目的のクロシジミは全く出てきません。
念の為、既知の産地に寄ってみると、ここではしっかり見られたので、時期を外している訳ではないようで
す。
やはり住宅地内で探すのは、「無謀な試みだったかな」と思いトボトボ歩いていると、地元のお年寄りが、
話しかけてこられました。
「暑いですねぇ」
「ホンマに、たまりまへんわ」
などと普通の会話を交わして、私が帰り際、車に乗り込もうとしたときに、
「去年も同じようなタモを持った人が、来たはりましたで」
と仰います。
なんと!という事は、もしかすると、知られていないポイントが近くにあるのかもしれません。ならばもう
少し気合を入れて探してみようと、やってはみたのですが、やはり居りませんでした。
その去年の方も、きっと同じような事を考えておられたのでしょうね。
2004年07月15日
キマは終わってしまったし、「これだけ暑いと何もする気になれない…。」などと言いながら、実は昨日某所
に出かけ、ある意味で、珍な蝶を採集してきました。
何処の何かは、ナイショ。
ところで今日は、今年の京都市付近のキマの状況を振り返っておきましょう。
自己開発の新ポイントが2ヶ所と、久々に少し本気になられた先輩(流石です)が開発されたポイントが
3ヶ所の合計5ヶ所の新規ポイント。それに、もう居なくなったと思っていたポイント2ヶ所でも採集できま
した。
私にとって今年のキマは、採集した合計個体数は少ないものの、豊作でした。
2004年07月17日
今日の夕方から広島方面に向けて出発します。狙いは、ヒメヒカゲ(これは確実)、ウラジャノメ(時期が
遅いか?)、そしてキマ(採れそうな気がしません)です。
今回は探索ではなく、居ると判っている場所に行くのですが、判っているのは地名だけで、詳しいポイント
は知りません。従ってポイントを外す可能性もありますが、現地に行けば、何とかなるでしょう。
いよいよ撮影済みのネタが少なくなってきましたが、今日は岐阜県白川村産のギフチョウ、採集禁止にな
る以前の6個体の画像をUPしておきました。
2004年07月20日
『そやから、もう時期が遅いんとちゃうか?って言うたやん!』
今、もうひとりの私が心の中で叫んでおります。
さて、広島県北部の草原と湿地めぐりの旅から、昨日帰京しました。
7月18日は早朝7:00頃に芸北町U山登り口に到着。ある程度の登山を覚悟していたのに、かなり上部まで、
というか、もう草原の麓まで車で入れ、少しがっかり。
風が強く、時々ガスもかかり、草原はまだ少し湿っているという状態です。草原を徘徊するも、一向に目的
のヒメヒカゲは現れてくれません。
「ポイントを外したのかなぁ?」と思い、上部の広い道まで出てみましが、飛んでいるのは、ジャノメチョウ
のみです。ここから下を見下ろしてみると、どう考えても、先ほどまで私がウロウロしていた場所がポイン
トに見えます。
きっと、気温と明るさが不足しているのだろうと思い、もう一度草原に入ると同時に少し明るくなり、やっ
と最初の1頭目が足元から飛び出しました。居るとわかればシメたもの。この周辺を丁寧に探し、スレた個
体がほとんどで新鮮なのは1ペアのみでしたが、9:00頃には満足し、このU山をあとにしました。
で、ここからは、今回の目的のひとつ、芸北町でのヒョウモンモドキ探しです。
当地の本種は居なくなったと言われて久しく、またまた無謀な行為だと、わかってはいたのですが、「居な
くなった」と言われると、「私が、再確認してみせましょう!」という気になってしまいます。
突然ですが、ああ疲れた。エアコンのない所で、こうして打ち込むのは、もう限界です。続きはまた明日にし
ます。
今週からは毎日採集に出かけないので、この話で1週間、ひっぱろ〜っと。
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