2004年08月07日
さて、週末です。
今日も夕方に自宅を出発して、某所に行くつもりです。
最近、歯切れの悪い表現が続いておりますが、お許しください。
今日は大阪府高槻市産のギフチョウを、本来は6個体ずつのつもりだったのですが採っていないので、2個
体だけUPしておきました。
2004年08月09日
昨日の夜、某所より戻ってまいりました。
久し振りに新幹線に乗ったのですが、最近の新幹線って、速い!
驚きでした。
ところで昨日、打ちひしがれている私に、
「サザエとウニが美味いで〜」
と、隠岐から電話をくださった、先輩お二人。
今日のルーはどうだったのだろうか?
2004年08月10日
最近、オリジナルのネタがありません。
そこで、つい先ほど両先輩から頂いた、隠岐の情報です。
今年の隠岐ルーミスは思い切り「不作」だったそうです。
少しは採集できたそうですが、あまりの少なさで、
「1頭採るたびに感動できて、かえって嬉しかった。」
と仰っておられました。
それからもう一つの大きな目的、「さざえカレーの賞味」は叶わなかったそうです。
本種はかなりの珍品のようで、入った食堂等ではメニューになく、地元の方に聞いても、どこで食べられの
か分らなかったそうです。
たいそう残念がっておられました。
2004年08月11日
フィールドに出ていない(ホンマか?)ので、書くべきネタが無いにもかかわらず、何かしら打ち込んで
おかないと、最近、物足りなくなってきました。(そのうち飽きるのでしょうが…)
で、今日のふしみやです。
今日は10月の「体育の日」絡みの連休、その最終日、10月11日の航空券予約受付が9:30に開始
になる日です。
そこで朝の9:20頃から、PCの前に真剣な顔をして張り付き、最難関のJTA148便を何とか
「e割」で1席予約せんと、左手にマウス、右手にケータイを持ち、9:30ちょうどに、両方同時にクリ
ック!
首尾よく、1席確保できました。
「こんなしょうもない事を読みに立ち寄ったんと、ちゃうで!」
と、皆さんにオコラレそうですが、これから先のシーズンオフは、こんなツマラナイことばかりを書くこと
になりそうです。
2004年08月13日
明日から三日間、(有)伏見屋は、お盆休みに入ります。
家族(と言っても大学生の長男は、もうついて来ませんが)を連れて、和歌山県で海水浴です。
一応、ネットは持っていくつもりですが、去年まで行っていた八重山のように、家族と一緒に行っても『1
種増える』可能性は皆無なので、海水浴に集中できそうです。
今日は、イマイチ感動のなかったリンゴシジミを「たわごと解説付き画像集11」にUPしておきま
した。
2004年08月17日
4歳になる娘の言いなりなっていた三日間でした。
海水浴は採集の数倍疲れますね。
今週末は広島県でゴマシジミの予定ですが、週の半ばに宇治・城陽市方面に行く仕事が入りそうなので、ウ
ラナミジャノメをついでに探してみようと思っております。
2004年08月19日
宇治・城陽市方面に行く仕事が中止になったので、今週のウラナミジャノメ探索も中止になりました。来週
は仕事がなくても行ってみようかなっ、と思っております。
今日は、前回のリンゴシジミに続き1999年の北海道ツアーで採ったカバイロシジミを「たわごと解説付き
画像集6」にUPしておきました。
2004年08月21日
『デカく、青く、白く(クサビ模様もカッコイイ裏面ね)、少なく(ポイント1ヶ所あたりの個体数ね)』
と、ある意味究極のゴマと言われている広島県世羅台地〜岡山県吉備高原にかけてのゴマシジミを探しに
行きたかったのに、明日は雨だそうです。山ゴマと違って多少天気が悪くてもイケますが、なんかしっかり
降りそうな予感がするので、やめておきます。
代わりに、天気のもちそうな西三河北部・東濃方面に行ってみようと思っております。
狙いは愛知県ラベルです。
おそらく採れないでしょうが、とりあえず行ってみます。
2004年08月23日
「三年前から、採れたという話を聞かない」
だとか、
「ふしみや君、またハマリに行ったのか」
などと言われていたようですが、昨日は当初の予定通り西三河北部・東濃方面のゴマシジミに行ってきま
した。
で、結果なのですが…。
奥歯にモノが挟まったような、もの言いをするくらいなら、何も言わない方が良いのではなかろうか?
と、悩んでおります。
けど、結局は書くんだろうな。
2004年08月24日
そもそもホームページを開設したという行為は、多くの蝶屋さんに対し『見せたい・言いたい』という
自分自身の心の奥底にある欲求を満足させる為であるという事は否定できません。
であるならば、たとえキーボードに埃の絡まったような表現になろうとも、書くのがスジですよね。
ということで、8月22日に行った西三河北部・東濃方面のゴマシジミの様子を書いておきましょう。
先ず、何故この地方のゴマシジミがここまで衰亡したのかということを、あくまで私見ですが、述べておこ
うと思います。
実際行って、ポイントを求めウロウロしてみると、
「ここまできれいに刈り込まなくても良いのにな…」
と思ってしまいます。
これは、耕作地周辺の小さな草原斜面の状態に対する私の素直な感想です。
それはもう、甲子園球児の頭髪に匹敵する短かさで、きれいに刈り込まれており、これではワレモコウの生
える余地がありません。
これは想像なのですが、ある時期から農家の皆さんが、草刈のやり方と時期を変更されたのではないでし
ょうか?
即ち、この地域でゴマシジミがそこそこ見られた頃には、
@ワレモコウにしても「生えよう!」という気力が湧くような緩やかな草刈が行われていた。
A草刈の時期がもう少し早かった。もしくは遅かった。
のではないかと想像されます。
現在ではエンジン刈払い機が普及し、素早く舐めるような草刈ができるようですし、また、刈っておられる
時期も正に『今』でした。
この状況では、前年まで生息していたポイントでも、新たに羽化してきたゴマシジミは、何処に産卵して
良いものやら?と彷徨い、次世代を残さず消えて行かざるを得ません。
疲れてきたので今日はここまでにします。
2004年08月26日
柄にもなく、西三河北部・東濃方面のゴマシジミが衰亡した理由を考えてみた、一昨日からの続きです。
そこで、人里に近くて便利の良い耕作地周辺は、すべてこういう状態である可能性が高いと考え、農家の
方々が耕作するのに不便な場所を探索することにしました。
1/25000地形図をよく見ると、道路が無く、どうやって辿りつくのかよく分からない耕作地が山の中に何ヵ
所かあります。こういった場所は行くのに不便なので「これでもかっ!」というほどのキレイな草刈は行
われていないに違いありません。
そして実際行ってみると、やはり不便なのでしょう、草刈は全く行われておりません!
って、言うか「ほったらかし」なのです。
地形図を詳細に見て、こういった場所を数ヶ所まわってみたのですが、ことごとく長年放置された元耕作
地でした。
ワレモコウは「風通しと日当たりが良好で、土壌は少し湿り気味」というような場所でないと生育できな
いようです。従って、こういった場所もゴマシジミが生息できる場所ではありませんでした。
このように、人里に近い耕作地周辺は刈り込み過ぎ、人里から遠い耕作地周辺は放置されたまま。これでは
ゴマシジミが生きて行こうにも、その場所が無く、これからも衰退の一途でしょう。
「で、こんなにクドクドと書いてきて、肝腎のゴマシジミはおったんかい?!」
という御質問が浴びせられているような気がします…。
お答えとして、『これからも衰退の一途でしょう』ということで、お許し願えませんでしょうか。
2004年08月27日
ここで一旦、西三河北部・東濃方面のゴマシジミの様子を書くのを中断して…。
突然ですが、昨日はウラナミジャノメを探しに大津市へ行ってきました。
大津市といっても、一部で話題の7月に年1回発生と言われる地域ではなく、京都市山科区に近い場所で
す。
行った場所自体に本種の記録はたぶん無いと思われますが、それぞれ記録のある「大津市坂本」と「京都
市山科区(東山区とすべきかも)四ノ宮」との間なので、おるんじゃないかな?と思い探索してみまし
た。居るとすれば第2化のちょうど良い時期なのですが、やはりおりませんね。
ビミョーに速く飛ぶヒメウラナミジャノメに翻弄されただけでした。
2004年08月28日
西三河北部・東濃方面のゴマシジミの件、一昨日のような表現では、
「奥歯にモノが挟まり過ぎ!早く歯医者さんに行きなさい!」
と言われそうなので、もう少しまともに表現しておきます。
愛知県から岐阜県にかけ、18ヵ所のポイントになりそうな場所をまわってみた結果、A町の2ヵ所でゴ
マシジミが見られました。
2ヵ所の合計で2雄1雌の観察なので個体数はやはり少ないですね。
鮮度もイマイチだったので、時期的にもう終わりだったのかもしれません。
今年の西三河北部・東濃方面のゴマシジミのお話はこれでオシマイです。
さて、大型で強力な台風16号が近づいて来る明日ですが、天気がもつものならば、今年最後のゴマシジミ
で広島方面に行こうと思っております。
2004年08月31日
8月29日の日曜日は、広島県でゴマシジミを狙い、見事に完全nullを喰らってまいりました。
主に大和町と久井町での探索でした。
久井町はともかく、大和町では採るつもりで行ったのに全く見ることすらできませんでした。『大和町』
とまでしか判りませんが、近年でも見られているとのことなので、
「最近でも記録があるらしいし、珍やと言うてもゴマやから、パターン通りの所をウロウロしていたら、
そのうち出くわすやろ…。」
と甘く見ていたら大間違い。良さそうな場所は何ヶ所もみつかるのですが、肝腎のゴマシジミはまったく
見られません。
風は少々強いものの、天候的には全く問題なく、本種の活動を妨げるものではありませんでした。また、
耕作地周辺の草地も西三河北部・東濃のように、ほとんど場所で刈り込まれている訳でもありませんでし
た。
見られなかった原因を強いて挙げるなら、既に時期が終わっていたのだろうという事になります。
それから、先週、西三河北部・東濃のゴマを採ったことで謙虚さを忘れた私のこと、この地域のゴマに対し
て少しナメてかかったので、ポイントを完全に外していたという可能性も否定できません。
2004年09月01日
昨日、手書きの採集ノートをつけ終わったので、今日は私が完全nullを喰らった広島県でのゴマシジミの
詳しい地名を書き連ねておきましょう。(negative dataだけど、たまには詳細地名を出しておきます)
御調郡久井町:羽倉・猫谷、泉・近森
賀茂郡大和町:上徳良・信末、上徳良・津久、上徳良・安国寺、上徳良・国兼、下徳良・陰地、下徳良・大原
、下徳良・安田、下徳良・末貞、大具・今田、大具・加造田、椋梨・椋梨上、椋梨・椋梨下、和木・和木原
字名で書くと上記のようになりますが、各字内で何ヵ所かポイントとなりそうな場所を探しているので
実際に探索したポイントとなりそうな場所は20ヵ所でした。
いずれの場所もワレモコウはそこそこあり、「ここぞ!」と思える場所も3ヶ所ありましたが、私の前に
ゴマシジミ君は姿を見せてくれませんでした。
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