2005年の近況集06

  • 2005年04月18日
     昨日は広島県に行っておりました。
     広島県と言っても、流行の備後地方ではありません。何故なら、この道のスゴイ方々が結集しておられる という噂の場所に、私ごときがノコノコ出かけて行っても、見ることすらできないに違いないからです。
     という訳で、素直に東広島市と広島市の2ヵ所で採集を試みました。
     ネットで検索してみると、広島大学のキャンパス内にギフチョウが居ると出ております。ならばその近 くの山塊は良いポイントに間違いなかろうということで、某山に登ってみました。登る途中、全くカンア オイが見られなかったので、一抹の不安がよぎりましたが、「尾根や頂上には必ずギフが溜まっとる!」 と思い込んで、到達してみると、めずらしく私の思い込み通りにギフチョウさんがいらっしゃいました。 ほとんどの個体はスレておりましたが、せっかくここまで来たのだからとお持ち帰りしました。
     広島市のポイントは、以前に行ったときには天気が悪くて全く採れなかった某山です。こちらの山は標 高が600m以上あるので採集個体は、全てほぼ新鮮でした。
     しかし…、日帰り広島県は疲れますね。高速代の節約の為、京都南ICからの乗り降りではなく、姫路東IC からの乗り降りなので余計に疲れます。

  • 2005年04月19日
     実は昨日、とってもよい事がありました。まさかの○○○でギフチョウが!
     この勢いで今日は×××でギフチョウを!
     今から、テラス戸ガラスの割れ替え現場を1軒を済ませた後、某所で探索です。

  • 2005年04月20日
     今日は朝から雨なので、何処へも行かず、仕事です。
     まあ、晴れていたとしても、時期的に、配達等のついでに行けるようなポイントはもうなくなってしま いました。
     久し振りに今日は[たわごと解説付画像集10]に京都市左京区産のオオムラサキをUPしておきました。

  • 2005年04月21日
     下部(ミヤコアオイは少ないがらあり)で発生があった場合、必ずこの尾根がポイントになる…。と下 見したときに確信しました。
     そこで下見時の確信を事実にすべく、今日は京都市北区の某所に出かけましたが、あえなくnull。居るも のならば、確実に見られる天候だったので、ここはおそらく居ないのでしょう。
     今年は好調なので、今日もひと山当ててやろうと意気込んで行ってみたのですが、そう毎回エエメはさ せてもらえませんね。

  • 2005年04月22日
     懲りもせず京都市北区でギフチョウの探索をしてきました。
     今日も下部で発生があった場合、登って来るであろう尾根と小ピーク、それに若いスギの植林斜面を探 してみましたが、ダメでした。
    ←は往年の超お手軽ポイント、自宅から車で10分程で到着できる場所なのですが、1990年代の半ばからは 観察できていません。今日も覗いてみましたが、やはり居りませんね。
     この京都市北区○○周辺の ポイントは全てスギ林の中です。そもそも雑木林というものがこの辺りにはほとんどありません。 「よう、こんな場所で発生しているなあ」と思えるような場所がポイントでした。
     『ポイントでした』と言うことは、そう、最近確認できていないんです。未だ居ると思うのですが…。

  • 2005年04月25日
     もちろん昨日も採集に行ったのですが、今日は23日(土)のことを書いておきます。
     朝一番にカガミを現場に納入し終えたあと、気が付くと林道でネットを握って立っていました。うちの 軽トラはワープでもするのでしょうか。
     ところで、行った場所は、旧京北町と右京区とを分けていた尾根です。標高は800m程度あり、時期的に未 だイケるとの判断でした。尾根筋はスギの植林地ではなく、落葉広葉樹林です。ここまでは、別のピークか ら目視で確認していたのですが、現地を歩いて下見していた訳ではありませんでした。
     実際行ってみると、落葉広葉樹林の中、きれいな小径が尾根沿いに通り、そこ、ここでギフチョウが日向 ぼっこをしていそうな雰囲気でした。けれどもギフチョウは居りません…。食草も見かけなかったので、 たぶん生息していないのでしょう。
     と、居なかったことを確認して、何事もなかったような顔で、12:00過ぎには店に帰り着きました。

  • 2005年04月26日
    ←は24日の日曜日に行った場所に生えていたカンアオイです。どうやらミヤコアオイのようです。
     生えていた環境は、なんと、ブナ林でした。ブナ林の林床にミヤコアオイ…。私としては、とても奇異に感 じます。
     ミヤコアオイと言えば京都市の市街地周辺で最もポピュラーなカンアオイで、一般にコナラ主体の雑木 林に生えているというのが、私にとっての認識でした。ミヤコアオイも、けっこういろんな環境で生えるも のなんだと確認し、ちょっと驚きでした。
     こんな感じの ブナ林だったので、ギフチョウがセットでいらっしゃるであろう事は、この林に入った瞬間に想像でき ましたが、既に時期が遅く、汚損した個体がほとんどでした。
     「で、行った場所は、何処の府県になるのかな?」とT先輩の質問されているお顔が、ディスプレイの向 こう側に見えるような気がしますが、今日はここまでにしておきます。
     これから6月までは、毎日フィールドに出ることはありませんから、例によって1回の採集行のお話で、し ばらく引っぱります。

  • 2005年04月27日
     それにしても島根県は遠い…。
     往路は中国道を経由し、最寄のICで降りて現場に向かったのですが、帰りは高速代を節約する為、岡山県 の新見ICから高速に乗りました。この辺りの一般道の交通量は少ないのですが、やはり高速道路と較べる と疲れます。
     昨日も少し書きましたが、採集したギフチョウの状態は、ほとんどの個体が汚損しており、キレイなのは 1雄だけでした。また、採集したのは全て雄だったので、雌を何とか1頭だけでもお持ち帰りしようと、けっ こう真剣に探したのですが、全く見ることができませんでした。その気で採ろうとすると、雌って居ないも のですね。

  • 2005年04月28日
     「しばらくの間は、毎日フィールドに出ません」と少し前に書きましたが、昨日はあまりに良い天気だ ったので、勝手口ドアを1台納入した後、ついフラフラと出かけてしまいました。
    ←の明るいスギ林内には こんな感じでミヤコアオイとスミレがあります。この近くでは1990年代の後半に確実な記録があるので 、採れないものだろうかと行ってはみたのですが、やはり居ません。ここで採れば完全右京区(今年から右 京区になった場所ではない)なので、何とか採りたいのですが、どうやら居なくなったような気がします。
     ここから尾根をひとつ越えると1980年代までは生息していたと言う、嵯峨の観空寺谷になるので、昔はこ の辺り一帯に広く居たのでしょうけどね…。
     それからこれは
    オマケです。この地域は、このように交通量の多い国道沿いにもミヤコアオイが生えています。

  • 2005年04月30日
     (有)伏見屋は暦通りに営業しています。
     ですから、今日はお仕事。とっても良いお天気なのに残念です。今日もお休みならば、昨日行った但馬地 方から帰らずに、今日はそのまま扇ノ山に行って探索したかったのですが、まあ、仕方ありません。
     昨日は有名ポイントの三川山に行っておりました。初めて行ったのですが、体力的に楽なポイントで、 少し拍子抜けでした。ゲートから先はクルマで入れないと『88か所めぐり』に書いてあったので、自転車 を積んで行ったのですが、不要でした。電波塔のある頂上直下までクルマで入れたので、とってもお手軽 ポイントと言ってよいでしょう。
     お手軽と言うことは、私以外の蝶屋さんも皆、お手軽にいらっしゃる訳で、多くの方が来ておられまし た。時期的に良いのか、もう遅いのかよく分からないような状況で、新鮮な個体から、ものすごいボロまで 鮮度はマチマチでした。
     お昼頃には天気が悪くなってきたので、山を降りて神鍋高原でウロウロし、キマの下見をしておりまし た。

  • 2005年05月01日
     朝からエエ具合に天気が悪うございます。店は閉めておりますが、今日は仕事です。仕事をしておかない と3日からの3連休が休めません。
     朝から帳簿をしており、飽きてきたので、昼食後は展翅をしておりました。今年はけっこう好調なので、 なかなか終わりません。3号板、☆本目に突入しましたが、未だ半分以上残っています。
     明日は夕方まで仕事をして、18:00頃に北へ向け出発予定です。未だ何処へ行くかは決めていません。

  • 2005年05月02日
     明日からの3連休の天気は良さそうです。うむぅ、何処へ行こうか…。
     秋田県ラベルのギフチョウを採りたいのですが、今年の季節進行ではチョッと厳しいかもしれません。 それに、お休みが3日間では秋田県まで行って帰るのは体力的に少しキツイ。
     おそらく、北陸地方の山間部でウロウロすることになるでしょう。

  • 2005年05月05日
     約2時間前に帰宅しました。洗濯と入浴を済ませ、こうしてPCに向かっています。
     とりあえず、行った先だけ書いておきましょう。
     石川県と福井県の山間部で、ウロウロしてきましたが、結果の詳細?は明日以降に。

  • 2005年05月06日
     5月3日は7:00頃に石川県のS山とW岳の麓に到着しました。この両山は稜線を同じくして近い距離にある ので、両方共一気に探索できるだろうと、地形図を読んでおったのですが、その為には林道上部までクルマ で入る必要がありました。ところが、林道入口にはチェーンを張ったゲートが有り、クルマは進入禁止です 。仕方がないので、持参の自転車を組み立て、林道を自転車で進行することになりました。この林道、距離は そこそこ長いのですが、舗装してある事と勾配が緩いことで、自転車を降りて押すことなく、登山口まで到 達できました。これは林道脇に生えていた
    ヒメカンアオイ。確実にギフチョウが居るであろうことを予感させてくれます。
       登山道入り口に自転車を停め、歩き出してしばらくすると
    ウスバサイシンが目にとまりました。どうやらこのS山には中腹にヒメカンアオイ、山頂付近にウスバ サイシンと分かれて生えているようです。
     で、良く手入れされた小径を頂上付近の尾根筋まで進むと、お約束通りギフチョウがおりまして…。
     おかしなところで切りますが、今から集金に行ってきます。続きは明日。