2005年06月03日
←は雨の為、昨日は行かなかったH神社、さっき配達の帰りにチョッと寄って、画像だけ撮ってきました。
成虫ポイントとして、とてもイイ感じ、けれども柵があって入れません。
ところで、突然ですが、明日の土曜日、伏見屋は臨時休業です。
ようやく好天の土日になりそうなので、3週連続「悪い」と言う天気予報のおかげで行けなかった富山県
の高標高地にギフチョウを採りに行くのではありません。八重山に行ってきます。
といっても、採集がメインではなく、海水浴になると思います。強力な5才児の言いなりになりそうな予
感。そう、独りで行くのではないのです。
迷マダラがけっこう入っているようなのですが、なぁ〜んか、何も採れないような気がします。
2005年06月06日
「ニモに会いたい」と言う5才児のリクエストにお応えして行ったのは、よりによって黒島。
八重山では珍しくシュノーケリングポイントまで歩いて行けるここ黒島ですが、蝶はさっぱり…と言わ
れております。
到着した日は、せめてウスコモンマダラでもおらぬものかと民宿の周辺でウロウロしてみましたが、リ
ュウキュウアサギマダラでさえパラパラとしか翔んでいない状況です。もう、すぐに諦めモードに入り、海
パン穿いて、海に行ってしまいました。
で、海からの帰りに、自転車でブラブラ走っていると、このウシ君の向こうに、新芽の出たソテツが見え
たんです。
ご存知のように、私はウシと同一空間を共有することがキライです。けれども、ここまで来てシュノーケ
リングするだけでは納得できません。そこで、勇気をふりしぼり、牧場の中を突っ切りました。やはりウシ
は私に向かってドッドッドッと走ってきます。けれどもここは知らん顔でサッサと柵を乗り越えるに限る
と思い、振り向きもせず、なんとか安全な場所まで到達できました。
こうまでして新芽の出たソテツにたどり着いたのですが、やはりと言うか、まぁ、ソテツシジミはおりま
せんでした。
2005年06月07日
重箱の隅をツツイている、ふしみやです。
ソテツシジミは居なかった黒島ですが、どうやら正式に発表された記録のない種を採って帰ってきたよ
うです。近いうちに紙のメディアに発表しようと思っております。もしも、発表された記事がお目に留まり
ましたら、「なぁ〜んや、こんなんの事か」という蝶ですが、こういう些細なことでも記録に残しておかな
いと、イカンだろうとの思いが、私にはありますもので…。
ところで、昨日はキマの様子を京都市右京区のポイントに見に行ってきました。結果、見ることはできま
せんでした。ここは、京都市内でも最も早く出現するポイントの一つなのですが、どうやら未だのようです
。
2005年06月08日
どうしたのでしょうか…、今年は未だキマの姿を見ることができません。
昨日は右京区、今日は北区のポイントに行ってみたのですが、居ませんでした。いずれも16:20頃に少し
覗いた程度だったので、確実にそうだとは言えませんが、未発生なのでしょう。
早くキマの姿を見ておかないと、どうも落ち着きません。
2005年06月09日
キマダラルリツバメですが、某掲示板によると、昨日(06月08日)左京区のK上で採集されているよう
です。けれども私は今日も見ることができませんでした。
北区のH神社では境内の外から目視だけ、右京区のポイントでは、一応長竿を持って、ペシペシと梢を叩
いてみましたが、キマは飛び出しませんでした。いくらなんでも、もう出ていると思うのですが、どうした
のでしょうね。
その代わりというか、かえってこっちの方がウレシイのですが、右京区のキマポイントにあるクリの花
で、ウラミスジシジミを採ってしまいました。京都市の本種はけっこう珍なんです。しかも、こんな所に居
るとは思っていなかったので、驚いてしまいました。
2005年06月10日
今のうちに調べておかないと、手遅れになってしまう…。いや、もう手遅れか?との危機感から、今日の
現場の帰りにウラナミジャノメを探してみました。
探してみたのは、京都市伏見区になります。この地域での本種のポイントは、宇治市や城陽市の例から、
←のような場所、即ち山際の学校周辺だと予想されます。
ご覧のように、そこそこの環境だったのですが、ウラナミジャノメは見られませんでした。ただ、本種の
場合、生息ポイントから、ほんの少しでも離れると、全く居ないということが多いので、近いうちにもう一
度、少し場所を変えて探してみようと思っています。
2005年06月13日
たぶん今年最後?のギフチョウで、有峰に行ってきました。
目指したのは真川最上流部、1/25000地形図でシンノ谷と真川が合流する標高1600m付近にある荒地マ
ークです。
←は折立から真川の右岸に沿って南へ延びる林道の終点です。この林道、十数年前にはこの地点まで車で
入れたのですが、今では折立から1Kmも行かない地点で通れなくなってしまいます。現在のこの林道、それ
はそれはものすごい荒れようで、ここまでの行程で半分以上藪をかき分け進まなければなりません。したがってこの画像の地点に到着し
た時点で朝露の為、全身びしょ濡れになってしまいました。
さて、ここからは踏み跡すらありません。強引に藪を漕ぎ山腹を進むか、上薬師谷を真川本流に向って
降下し、沢沿いを遡行するかのどちらかの方法になります。私は後者を選びました。
と、ここまではカッコよく書いたものの、真川本流の手前で、どうもこのまま進むのは危険な気がして
引き返してしまいました。関西弁で言うところの『根性ナシ』が露呈してしまいましたね。実際のと
ころ、私には沢を登り降りする技量が無いというのが断念した理由です。
それからこれは余談ですが、帰りに出会った山菜採りの方とお話していると、昨年のちょうど今ごろ、
その付近で渓流釣りの方が、お一人亡くなっていたそうです。
早々に断念したので、今度は真川の左岸沿いを南に延びる林道を詰めてみることにしました。この林道、
私の持っている1/25000地形図には載っていません。けれども地形図をよく見ると、等高線のヌルイ所があ
り、いかにも湿地が在りそうです。
で、続きは明日。
2005年06月14日
チョッと疲れ気味なので、今日はキマの様子だけ書いて、6月13日の続きは明日以降に書きます。
さて、ようやく昨日(6月13日)に今年の初キマを採集致しました。場所は京都市北区の既知ポイントで
採集個体数は□雄でした。他に少なくとも×雄は目撃しているので、このポイントに合計で〔〕雄居たこ
とになります。
因みに、このポイントでは例年通りの個体数との印象を受けました。
2005年06月15日
昨日(6月14日)とても良いことがありました。そう、新規ポイントでキマをお持ち帰りできたんです。
地域的には、居て当然と言えば当然の場所なのですが、とっても嬉しゅうございます。
さて、ここからは有峰のお話、6月13日からの続きです。
折立の駐車場奥にある鉄製のゲート前に車を停め、再度自転車を組み立てて林道を進んで行くと
真川に架かる立派な橋があります。そういえば、この橋の建設中にM氏(最近画像撮影にハマっている
pekeyama氏)と一緒に8月末に来たとき、キベリタテハがそこそこ居たなぁと思いながら橋を渡って左岸
に至ると、今日もキベリタテハが舞っておりました。
今日の目的はキベリタテハではなくギフチョウなので、林道をさらに詰め、地形図上の等高線のヌルイ
地点まで到達すると確かに湿地は在り、ミズバショウが咲いています。しかし、そこにはカンアオイ類が生
えていません。そしてさらに林道を詰めて終点まで行く途中、湿気のありそうな場所の何ヵ所かでチェッ
クしてみましたが、カンアオイ類は見られませんでした。これではギフチョウを望むのは無理と判断し、急
いで折立に戻り、スゴ谷に自転車で行ってみようと企てました。
上の画像は折立にある林道真川線のゲートです。画像をクリックするとお判りいただけますが、看板に
は大きく『自転車もダメ』と書かれています。
ダメで元々、右端に写っている職員の方に「自転車で通してもらえませんでしょうか?」と尋ねたとこ
ろ、きっぱりダメだと断られてしまいました。
この断られた時点で時刻は未だ10時15分、このまま帰ってしまうのはもったいないということで、もう
1ポイント行ってみることにしました。
肉体的に疲れた身体で、長い文章を打ち込むのは、とてもしんどい…。ということで、続きはまた明日。
2005年06月16日
うむぅ〜、西表島でキ***かぁ…。
行ったら採れるのかなぁ?けど、行けば少しは可能性がある訳で…、行きたい!
けど、そんなことしたら…、やめとこ。
ところで、本来今日は、有峰の続きを書くべきなのですが、画像の加工等に手間取っているのと、時間が
ないのとで、昨日(6月15日)のキマの様子だけ書いておきます。
去年見つけた左京区のポイントで2頭(おそらく1雄1雌)の目撃でした。ここは見るだけで、ホント、採
れません。あと、ウラキンシジミのキレイな個体が居たので、○雄採集して帰りました。
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