2005年07月04日
土日はどうしようもない雨、さすがに何処へも出かけませんでした。
仕事場に篭り、今年採ったギフチョウの展翅を完了させました。ヤレヤレです。
今週は近場のキマをやれる最後の週になります。今年はここまで4ヵ所の新ポイントで採集することが
できました。今週は、あと1ヵ所の新ポイントを、何とか開発したいと思っております。
2005年07月06日
ネタはあるのですが、ここで、書くのはチョッと…、という状況の今日この頃。
そう、未だ近場のキマをやっており、成果があるような、ないような…。どうも歯切れが悪くて、いけませ
んね。
こういう日には、たわごと解説付き画像をUPして、お茶を濁しておきましょう。
今年の発生状況では、ちょうど今ごろが最盛期かな?と思われる、広島県は冠高原のjaponicaをUPして
おきました。下の[たわごと解説付き画像集15]からお入りください。
2005年07月08日
画像は昨日仕事で行った右京区嵯峨に在る二尊院です。
現場へ商品の納入を終えたあと、低速で軽トラを転がしながらこの付近をチェックしてみると、何ヶ所
かキマが生息していそうな場所がありました。けれども、時期的に一ヶ月遅いので、また来年ですね。
この後、激しい雷雨の中、国道を北の方へ走り、雨あがり直後のびしょ濡れのサクラを叩いてみたところ
、怪しげな個体が1頭飛び出したのですが、採集はできませんでした。この怪しげな個体がキマなら、私にと
って新ポイント(真のキマ好きの方にとっては周知のポイントかも知れません)になるのですが、採れて
いないので何とも言えません。ここもまた来年やってみます。
2005年07月11日
いつも採ってばかりなので、たまには撮ってみました。
最近『撮る』蝶屋さんが増えてきました。そんな中、私はきっとヘソ曲がりなのでしょう、意地でも『採
る』をメインにやっていこうと思っておったのですが、この個体を見つけたとき、ネットより先にカメラ
を取り出してしまいました。未だ採ったことのない産地で最初に見つけた個体だったにもかかわらずです
。どうしてしまったのでしょうか…。
思えば、17年前の11月19日のことでした。今ほどではありませんが、世の中が禁煙の方向に向いつつあっ
た頃です。周囲の人々がみんな禁煙しても、「私だけは吸い続けてやる!」とロングピースを2箱/日、煙に
していたのですが、訳あってこの日に突然禁煙してしまいました。
このように転向の早い私のこと、来シーズンあたりは、「目指すぞ!日本国内撮影270種」とか言ってい
るかも知れません。(撮影にしろ採集にしろ、どうも日本国内***種という呪縛からは逃れられないようで
す)
因みに↑の個体、撮影後にはしっかり『採集』してきましたけどね。
2005年07月12日
京都市の市街地はそこそこの天候だったんです。暑過ぎず、涼し過ぎず、適度に曇っている、こんな日は
絶好の芦生キマ日より…。という事で14:00過ぎに店を出て、予定通り16:00前にポイントに到着したので
すが、着いてみると寒い!しかも霧雨まで降っとる!これではキマは出てきません。
佐々里峠辺りから霧雨が降り始めたので、戻るのが正解だったのでしょうが、その前に越えた花背峠で
も同じ状況で、大布施まで降りて来ると日も差してきたことから「ポイントに着いたら止んどる!」と
自分に都合良く状況を解釈し、行ってしまいました。
またしても無駄な行動をしてしまいました…。
2005年07月13日
「7月11日にUPしたキマの画像、あれは何処なのかな?」と思われている方もいらっしゃるでしょう。場所
を入れ忘れていました。撮影地は兵庫県北部の有名ポイントのS沢です。撮影したのは午前中の9:00頃です
。私にとってはチョッとした驚きでした。まさかこの時刻にキマが採れるとは思っていなかったものです
から。
元々はカシワに執着するjaponicaが居らぬもだろうか?とカシワをペシペシと叩いていたのですが、例
によって出てくる蝶はハヤシミドリシジミばかりです。時折
ミズイロオナガシジミ(私にとってはめずらしく『撮った』ものだからウレシソウにUPです)やム
ラサキシジミも飛びだして少し驚いたりしていたのですが、紛れもないキマが飛び出てきた時にはけっこ
う吃驚しました。
私の常識では「キマは夕方の蝶、よほどのことがない限り、テリトリータイム以外は出てこない」と思っ
ていたものですから。ところがこの日は天候のせいでもあるのかも知れませんが、11:00までに×雄□雌の
個体を採集し、他にも△頭目撃できました。当地ではこれが常識なのでしょうか?
夕方までずっとここでやっていれば、もっと数はかせげたのでしょうが、他にも目的があったので、11:00
頃にはここを離れました。
2005年07月14日
次に行った場所は↑のような草原が展開する氷ノ山山麓スキー場です。何年か前に下部から探索したこ
とはあるのですが、そのときは疲れていて、この上部まで登る元気がありませんでした。ただ、このとき下
から見上げた草原は、その状態が良さそうに見えたので、ずっと気になっておりました。そして今回、実際
に登って確かめてみたのですが、やはりダメですね。遠目では良さそうに見えたのですが、単調な草原でウ
スイロヒョウモンモドキはおろか、ウラギンヒョウモンでさえ、1頭しか見られないと言う、ダメ草原でし
た。
2005年07月15日
今日も兵庫県北部での採集行動のお話を続けようと思っていたのですが、予定を変更です。
実は昨日、しつこく芦生に行ってきました。もちろんキマ狙いです。16:10〜16:40までの30分一本勝負。
結果、○雄の採集でした。
採集した個体はけっこう汚損しており、時期的にもうおしまいですね。これで諦めがつきました。
また、ネタのないときに、キマの簡単な総括を書こうと思っておりますが、今年のキマはこれで終了とな
りました。
2005年07月16日
改めて07月10日の兵庫県北部での採集行のお話を続けます。
今回もカシワに執着するjaponicaが第一の目的だったので、カシワ林のある場所に行かなければ始まり
ません。この付近でカシワの生えている場所としてはKスキー場があります。
ここは1999年にウスイロヒョウモンモドキを採ったことのある場所だったので、これもチェックの対象
です。ところが実際行ってみると、草原斜面を切り通してできた広い新道により、草原やカシワの疎林は分
断されており、以前とは全く違うような場所になっていました。
感じは変わっていたものの、草原自体はまだ残っており(といってもクズ等が進入し状態は悪くなって
いる)、ウスイロヒョウモンモドキが居ないだろうかと探索しましたが、やはり居ませんね。かろうじてコ
キマダラセセリは居たのですが、以前はそこそこ見られたクロシジミも見かけませんでした。また、カシワ
も叩いてみたのですが、japonicaは勿論、以前は多かったハヤシミドリシジミもほんの少ししか見られま
せんでした。イイ場所だったのに、残念です。
その代わり、草地と樹林との境目でよく見られる
ホソバセセリ(またまた『撮った』ものだからウレシソウにUPです)はけっこう見られ、遷移の進行
を実感させてくれました。

|