2005年の近況集14

  • 2005年08月19日
     相性の悪い大佐町での探索は半ば諦めつつも、よさそうな谷筋にはチョコチョコと入りながら新見市方 面に向けクルマを走らせておりました。そういえば以前、ウスイロヒョウモンモドキを探したとき、対象種 にとってはあまりにもススキが深かったので、すぐに探索を諦めた草原が新見市にあったことを思い出し ました。
     目的の場所が決まったという事で、チョッとばかり一生懸命走ったのですが、それでも到着したのは 14:00前です。草原に入ってみると既に踏み跡がついています。ということはポイントであることに間違い ありません。けれどもゴマシジミの場合、先に人が入られると、ほとんどの場合採れなくなってしまします 。 従って踏み跡のない部分を重点的に探すと、ようやくゴマシジミ君が出てきてくれました。これでnullは、 なくなりました。あ〜、よかった。
     この後、以前に見つけた千屋花見のポイントに行ってみたのですが、環境は変わっていないのに、全く見 られません。ゴマシジミって、なんか突然居なくなるような気がします。
     実はこの後、あまり記録がないと思われる地域で、けっこうエエ目をしたのですが、これはナイショ。ま ぁ、エエ目と言っても各ポイントで1〜2頭ずつしか見られなかったので、合計採集数は・頭に満たないの ですが、ラベル的には少々カッコイイ。
     これで8月14日のお話はおしまいです。次回には、8月15日のお話を1回だけ書かせていただきます。

  • 2005年08月21日
     8月14日の夜は「道の駅東城」の駐車場で寝たのですが、若者が集まって来たりしてけっこう喧しく、 熟睡できませんでした。(私にしてはめずらしいことです。たいがい何処でも熟睡するのですが)
     そして15日の朝から向かった先は、広島県の高野町です。
     途中、東城町の【川鳥】【福田】【帝釈始終】、西城町の【黒谷上】、比和町の【三河内】等でゴソゴソ 探したのですが、これらでは全くお会いすることができません。出てくるのは、マムシ@、ヤマカガシ@、シ マヘビAといった鱗は鱗でも、鱗で身を纏った爬虫類ばかりです。
     で、9:00前に高野町に到着したのですが、何やら雲行きがあやしくなってきました。さっきまで日も差 していたのに、私が到着した瞬間、ポツポツと雨が…。慌てて走り回り、何とかポイントを探し当て、本降り になる前に△頭採ることができました。
     以降、土砂降りの中、何処かに晴れ間はないものか?と南下してみました。ところが、雨は一向に止まな いので、12:00前には諦めて、靴を履き替えて探索終了モードに。もう帰宅しようと、新見市でガソリン(何 とレギュラーが134円/Lですと!)を入れ、一般道を西に向けしばらく走っていると、晴れてきたではあり ませんか。
     大急ぎで戻り、探索を再開です。画像は某所で見つけた草原です。ここはよく手入れされた耕作地の最奥 に在り、元は採草地と思われます。中央部には小川が流れ、湿り気も適度。その上ワレモコウも多く生えてお り、しかもパッと見では踏み跡もありません。これは採れたも同然、5頭は固いところです。ところがです、 ハイ、皆さんのご期待通り、居ないんですねぇ〜。この環境で居ないなんて信じられません。
     結局、この後は前日に採れた付近でウロウロし、×頭の採集におわりました。これで今回の中国地方ゴマ シジミ・ツアーのお話はおしまいです。
     なお、8月17日〜21日付けの文章に出てくる市町村名は、合併以前の旧市町村名です。

  • 2005年08月23日
     ゴマシジミは雨でも採れる…。
     という訳で、8月21日(日)は曇り一時雨、降水確率20%という予報の下、広島県に行ってきました。
     雨の中、ゴマシジミ君の居そうな草地に入ると下半身はすぐにびしょ濡れ。靴自体が防水構造であって も、ズボンから靴下を経由して入って来る水分は防げません。入ってきた水分は溜まる一方です。従って足 元重量は増加の一途。感覚的には普段の倍以上の重量になった靴を履いての採集ですから、現時点でも足 がだるいです。
     さて、今回も合併前の旧市町村名での表記になりますが、探索した市町村名を先に挙げておきましょう。 双三郡吉舎町、甲奴郡甲双町・上下町・総領町、神石郡神石町の5町で探索しました。
     神石郡神石町以外は、ほとんど採れるという話を聞かない町です。けれども、過去の記録は4町全ての町 に有るようですし、これらの地域からもっと南に離れた加茂郡大和町では2004年でも採れているようです。 ならば、居てもおかしくないハズ。いや、居るに違いない!との思い込みで行ってみた訳です。

  • 2005年08月25日
    ←は吉舎町で撮った画像です。耕作地周辺の手入れされた草地にワレモコウがそこそこ生えています。面 積は狭いのですが、こういう場所でも当たれば5頭ほど採れることがあります。けど、当たりませんでした。 雰囲気的にもう少し荒れている方がよろしいようで、ここはキレイ過ぎでした。
     午前中は曇り時々雨、午後は雨時々曇りといった天候だったのですが、気温は高かったので、そこに居れ ば飛び出す天候でした。ホント『居れば』飛び出すんですよね…。
     結局、ポイントと思し場所20ヶ所以上に入ってみて、居たのは字名にして3ヶ所。採集個体数は合計で・頭 に満たない結果に終わりました。
     今回の広島ゴマのお話は、アッサリとこれでおしまいです。
     ところで、「何故いつものように引っぱらないの?」って。いえ、他意はございません。仕事が忙しいだ けなんです。

  • 2005年08月27日
     ゴマシジミ、大好きです。
     ギフやキマは店の近所に居るのに、ゴマの居る場所は遠い…。生息場所がギフやキマ並の近所なら、毎日 何とか時間を作って探しに行くんでしょうね、きっと。
     という訳で明日は今シーズン4回目(5日目)、そして今シーズン最後のゴマシジミに行くつもりです。
     大きく、青く、白いゴマシジミは先週の日曜日に採ったことですし、明日はnullを覚悟して西三河・東濃 地方で探してみましょうか。それとも、もう一度広島県にしましょうか、迷うところです。

  • 2005年08月29日
     私、採集に行けば対象種を一生懸命探します。そしてそこに居れば、どうしても採ってしまいます。
     ゴマシジミは普通1ヵ所のポイントで、1頭や2頭採ったって絶ってしまう蝶だとは思えませんが、西三河 ・東濃地方では、そんな事も言ってられないような状況です。去年(2004年)に探索採集したときの印象で は、ここの個体群、絶滅へのカウントダウンに入っているような感じでした。そのような地域では、1頭や2 頭の採集でも、致命的になるやも知れません。ですから、この地域に行く事はやめました。
     そこで、行ったのは4週連続の広島県です。今回は広島県内でも、より発生時期の遅いと言われる、世羅郡 を主に探索しました。

  • 2005年08月31日

     先ずは地名の羅列。県名は全て広島県、合併前の旧町名です。
    ・世羅郡世羅町:【有実】【国久】【高八】【大久保】【水の別】【京丸・一之谷】
               【中安田】【上安田】【土取】【空口・勘屋谷】【空口・苅谷】
               【空口・品山】【日並】
    ・世羅郡甲山町:【別迫・東部】【西上原・雲引】
    ・甲双郡甲双町:【小童・塩貝】
    ・甲双郡上下町:【吉森】
     去年の今頃も、ゴマシジミを探して居なかった地名をこんな風に書いたような記憶があります。
     予想通り、今年も見事返り討ちに遭って帰ってきました。本当に採りたかった地域、即ち世羅郡世羅町で は、手持ちの1/25000地形図が古く、事前に予想した地点自体が水の底だったり、思いっきり切り通された 道路になったりしていました。こんな地図を持ってウロウロしているようでは採れませんね。それでも「 この環境なら採れたも同然」との第一印象を受けた地点は3ヶ所あったのですが、いずれの場所でも見ら れませんでした。
     なのに↑のゴマシジミは、どーしたの?といったご質問が聞こえてきそうです。そう、完全nullのままで 帰るのはどうにも悔しいので、帰る間際の15:30頃に既知のポイントに慌てて行き、チョコチョコッと撮っ て(採って)きたものです。この個体はご覧のように欠けていますが、他に採集した個体と同様、鮮度自体 は悪い個体ではありません。因みにこの撮影個体は撮るだけにとどめておきました。
     来年こそは、旧地名で言うところの大和町・世羅町・甲山町のいずれか一町でよいですから、採ってみた いものです。

  • 2005年09月02日
     結局、8月は全ての週末にゴマシジミ採集で広島県に行ってしまいましたが、ゴマシジミについてのお話 は8月31日付けの文章でおしまいです。
     そこで、今日は番外編とでもいいましょうか、『ETC装着でお安くなった高速道路通行料がいかほどか? 』を計算してみました。

    A:6200-4350=1850,深夜割引(獲得通行権¥13000からの引落しに付き実払¥0)
    B:6500-6500=0,割引なし(獲得通行権¥13000からの引落しに付き実払¥0)
    C:3700-3700=0,割引なし(獲得通行権¥13000からの引落しに付き実払¥1550、獲得ポイント62)
    D:3750-3750=0,割引なし(実払¥3750、獲得ポイント150)
    E:4450-3100=1350,深夜割引(実払¥3100、獲得ポイント124)
    F:3950-3950=0,割引なし(実払¥3950、獲得ポイント158)
    G:4000-2800=1200,深夜割引(実払¥2800、獲得ポイント112)
    H+I(東城→滝野社の通し料金は¥4450):4450-(1350+2500)=600,H分のみ通勤割引(実払¥3850、獲得ポイント154)

    上記の結果から、広島ゴマシジミ・ツアー4往復に費やした高速道路通行料金合計を計算してみると、

    @通行券をICで受け取り、全て現金決済した場合の合計:¥37000
    AETC装着で各種割引制度を利用した場合の合計    :¥32000
    B実際に支払う(引き落とされる)金額の合計        :¥19000

     実質的に得した金額は@-A=¥5000(通勤割引の制度を知っていればあと¥2400得していた)ですが、 獲得済み通行権と相殺することによって、@-B=¥18000のお得になりました。
     しかも新たに獲得したポイントの合計は760ポイントとなり、¥8000分の通行権獲得まで、あと240ポイ ントになりました。このように、かなりの『お得』と言えますね。
     今日のふしみやは、JHの思うツボに嵌まり込んだうえに、JHの広報までしてしまいました。