2005年09月28日
最近は何処へも出かけておりません。
先の秋分の日絡みの週末は、暦通りに休みましたが、長女の携帯電話の解約と新規契約に行ったり、次女
と一緒に温水プールで泳いだりと、正しいお父さんをしておりました。これでしばらくは色んな意味で安
寧として居られそうです。
さて、蝶を対象に出かけていないのでネタがありません。さらに、ここしばらくはネタの無い状態が続き
そうです。
こうなると冬場に書いておいた、たわごと解説付き画像を出すしかありませんね。
そこで今日は、[たわごと解説付き画像12]に伊良部島のハマヤマトシジミをUPしておきました。
2005年09月30日
いきなり重い画像(約80KB)で失礼しました。↑こんな標本画像ではありますが、
チョッと前にLudorfさんから『ふしみやさんのHPにUPされている標本画像、キレイですね。どんな方法
で撮影されているのですか?』といった内容のメールをいただきました。私は褒められるとすぐに調子に
乗る人間です。
という訳で、今日からしばらくは「ふしみやの撮り方」を続けようと思います。
↑は自作のミニスタジオを正面から撮った状態です。シャッターを切るときには、他の光が入らぬよう
に、こうして白い板で正面を覆ってしまいます。因みにホワイトバランスはこの状態でマニュアルセット
しておきます。
白い板を取ると中はこんな風になっています。
ご覧のように光源としては白熱電球を使い、標本には直接光を当てず、間接光での撮影です。
以前は硝子板(売るほど有るもので…)の上に小さな粘土を貼り、そこに標本を刺して、上部斜め45度
の角度で白熱灯を2個使い、直接照らしていました。この方法でやると、確かに標本の影は消えるのですが、
カメラの黒いレンズ部分が硝子面に映り、とってもイヤな感じになってしまいます。
そこで「硝子板を使わなければ、こんなことは無かろう、ならばどうすれば良いか?ウン、間接光ならイ
ケるんとちゃうやろか?」ということで、このようなミニスタジオを製作しました。
2005年10月02日
標本撮影には興味がない…、という方も多いかも知れませんが、ふしみやの撮り方の続きはまた明日に
UPします。
ところで今日は、性懲りも無く京都府の南部地域へ探索に行ってきました。
狙いは例によってシルビアシジミとツマグロキチョウです。けど、やっぱり見つかりませんな。ミヤコグ
サは耕作地周辺で少数生えている場所が在ったものの、カワラケツメイは今回も見つけることができませ
んでした。なんかもう、だいぶイヤになってきました。
上の画像、邪悪な有刺鉄線が「絶対に入るな!」と強く主張していますね。
この中なら、もしかして?と思っているんですがねぇ…。
2005年10月04日
09月30日からの続きです。
ミニスタジオを真上から撮るとこんな感じです。
作業机に固定してある万力を利用してカメラと反射板を撮影対象と平行になるようにセットします。
これは反射板を斜め下から写したものです。カメラのレンズ外径よりも少し大きい目の穴が2個あけて
あります。
撮影するときには、このように一緒に写し込むスケールと標本が同じ高さになるように、ベースに標本
を刺します。
次回からは個々の道具の詳細を書こうと思います。
2005年10月05日
先ずは照明から。
白熱電球は色温度が低いとは言え、購入コストの点で最も優れています。色温度の問題もデジカメでの
撮影なので、カメラ側の設定とレタッチで救済できることから、このクリップ付きのライトを選びました。
実はこの「クリップ付き」というのがミソで、鋏む場所さえ作ってやれば、色んな場所から光を当てる
ことができて非常に便利です。
因みにこの商品、京都市左京区のキマのポイントが近くに在る、ホームセンターの○ーナンで、1個980円
でした。
2005年10月06日
これは撮影台です。
1のダンボール箱は何処のご家庭でも1個や2個は転がっている、標本箱の輸
送用パッキンケースです。
この箱に2の木切れを、両面テープと万能ビス(L=90ミリ)を使って取り付
けます。こんなスカスカのダンボール箱にビスが利くのかいな?と疑問に思われるかもしれませんが、こ
の箱の中には個々の標本箱を包んでいたダンボールがぎっしり詰まっているので、けっこう強固に締め付
けできます。この木切れにクリップ付きライトをセットする訳です。
3はカレンダーの裏面、両面テープで1に貼り付
けておきます。この『白』でホワイトバランスをマニュアルセットしなければならないので、汚れないよ
うに取り扱います。
判りにくいですが4は15ミリのアルミアングルです。シャッターを切るとき
に白いパネル板で正面を覆うのですが、そのときに白いパネル板が、ずれ落ちないようにする為のもので
す。
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