2006年の近況集08

  • 2006年05月18日

     GWのお話し、オマケです。
     このボケボケの幼虫は、なぁ〜に?ですよね。
     今の時期、どれくらいの大きさに成長しているのか知りたくて、チョッと寄り 道して、撮影してきました。案外未だ小さいんですね。

  • 2006年05月19日

     一昨日、T先輩に[完全版ふしみやDB2005]を謹呈いたしました。
     そして昨日、メールでT先輩から、
    『ギフチョウの記録をなにげに見てると、げっ、何これって感じで、こんなもの が写っているやんか。』
    というご指摘をいただきました。
     そう、私の目は節穴です。
     去年(2005年)に、こんな個体を採っていたとは…。ハイ、全く気付いていま せんでした。
     いえね、撮影してると、照明の当たり具合とか、標本の角度とか、イロイロと気 を使うことがあって、じっくり標本を見たりしないものですから…。
     展翅しているときに、気付けって?
     はい、その通りですね。

  • 2006年05月20日
     あっ、そうそう、05月14日の事を書いていませんでした。ようわからん表現に なってしまいますが、一応書いておきます。
     最初に行ったのは、尾根で採集する場所。ポイントが読み易く、天気と時期が 合えば、多くの個体がホイホイ飛んで来る美味しいパターンです。実際、ホイホ イ飛んで来て、とても忙しい思いをさせていただきました。結果、沢山のお持ち 帰りと捌雄のリリース。それに加え、重複ではないと思われる個体を少なくと も☆〜〔〕頭は目撃しました。
     次に行ったのは谷筋のポイント。所謂『川ギフ』になるのでしょうか。確か に川沿いにカンアオイは生えており、これを利用して発生していることが想像 されます。けれども、斜面を登り上部の尾根までは行っていないので、本当に川 筋だけの発生かどうかは判りません。ここでは、漆雄×雌のお持ち帰りと、他に ×雄のリリース。これらの個体の他に、目撃はありませんでした。
     最後にもう1ポイント行こうとしたのですが、倒木と多くの残雪の為、せっか く組み立てた自転車の走行が、すぐに阻まれてしまい、行くこと自体を止めて しまいました。加えて、この時点で雨もパラついてきたことですし、この日の採 集はこれでオシマイ。
     それにしても、登ったり降りたり、じゃぶじゃぶしたり、自転車こいだり、そ れに加えて一般道の往復500kmは疲れま…、いや、疲れてなんかいるものか! デス。

  • 2006年05月22日
     昨日(05月21日)もギフチョウ狙いで某所に行っておりました。
     今週は、このお話しでひっぱるので、チョッとずつ書いていきます。
     到着してみると、既に名古屋ナンバーの四駆が林道脇に停めてあります。そ こそこ有名なポイントのようなので、おそらく蝶屋さんのクルマでしょう。私 も林道脇にクルマを寄せていると、ネットを持った方がお見えになりました。
     ご挨拶してお話をうかがうと、この駐車した辺りで既に4頭見ているとの事 。この時刻(08:30頃だったと思う)で4頭という事は、案外、何の変哲もない この場所がポイントなのかも知れません。ざっと見回したところ、食草は見 当たりません。
     タマタマ居ただけかな?と思いつつも念の為、下の方に見えている川辺ま で降りてみました。すると川に近い所にのみ、カンアオイが生えています。
     やはり、ここはポイントのようです。この川沿いのカンアオイ発生とみて間 違いないでしょう。
     そしてこの時点でアッサリ方針転換です。
     実は事前に、尾根筋あるいは上部の明るいコブでの採集行動を予定し、斜 面を登る覚悟でいたのですが、川沿いのカンアオイを見た瞬間、「ここは、川 筋のギフ」と決め付けました。

  • 2006年05月23日
     そうと決めれば、山の方を見ず、下部の川縁ばかりを見て林道を奥へと詰め て行くことになります。
     ところでこの林道、とても荒れており、崩れた土砂や倒木でかなり進み難く 、自転車を組み立てなくて正解。自転車を担いでの進行はかなり疲れますから ね。
     歩き始めて約15分で最初の1雄を林道上でネットイン。スレてはいますが、 そこそこの状態だったので、時期は合っているようです。さらにしばらく進む とアタマの中に描いていたような地形及び植生が、川岸に展開しています。こ こはポイントで間違いなかろうということで、青いビニール袋を1枚手ごろな 潅木に仕掛けると、早速1頭飛んでいらっしゃいました。
     …と、まぁ1時間ほどこの付近でゴソゴソやって、・雄△雌のお持ち帰りと 汚損した1雄のリリース。それから重複ではないと思われる個体1頭の目撃で した。
     尾根方向に登ればもっと多くの個体を見ることができたのかも知れません が、お手軽な谷筋でこれだけ見ることができたのですから、ラッキーだと言え るでしょう。
     さて次、里に近い緩やかな斜面のポイントへと移動です。

  • 2006年05月24日
     実はこのポイントに来るのは3度目になります。
     最初に来たのは2004年。このときはここがポイントだとは知らず、ゴソゴソ と探索していると蝶屋さんがお見えになり「ここはギフチョウのポイントで すよ」と教えていただきました。なるほどカタクリが咲き、ウスバサイシンも 多く生えています。
     この2004年は天候がイマイチで全くギフチョウは見られず、翌2005年にも 行ってみたのですが、このときは好天だったにもかかわらずnull。どうにも悔 しくて、3年連続の出動になりました。
     到着すると和泉ナンバーの1BOX車が停まっています。どうやら以前来たと きに「ここはポイントですよ」と教えてくださった蝶屋さんのクルマのよう です。やはりその方が近くに居られ、お話しをうかがうと「鮮度はマチマチだ が、採れています」との事。
     3回目にしてようやく採れそうだということで、気合を入れて歩き回り、漆 雄のお持ち帰りの他、汚損した1雄のリリースと重複ではないと思われる個体 1頭の目撃でした。
     ウン、これで満足しました。さあ、次の場所へ。

  • 2006年05月25日

     時刻は既に12:30。ギリギリあと1ポイントですね。
     従って、できるだけ近い場所、某谷を選びました。
     この場所、記録はあるようなのですが、有名ポイントではありません。地形 図で見る限り、何処で採れば良いのかチョッと見当のつかない地形です。
     朝にエエメをしたので、ここも川沿いのカンアオイ発生と予想したのです が、実際行ってみると、かなり急峻な谷でした。通っている林道と川床からの 標高差がけっこう有り、簡単に川床へと降下できません。
     比較的容易に川床に近づけるのは、この画像のような堰堤部分になります。 但し全ての堰堤で近づける訳ではありません。
     ご覧のように青いビニール袋が仕掛けてあります。そう、ここがポイントだ ったんです。壁のような堰堤前の川床がポイントだなんて、初めての経験です。
     ただ、採れたからポイントと言っているようなもので、結果は汚損した1雄 を採集した他、2頭の目撃だけでした。これでは良いポイントとは言えません ね。私が受けた印象としてこの谷は、広く薄く居るような感じでした。もしか すると何処かに良い場所があるのかも知れませんが、私には見つけることが できませんでした。
     それからこの谷での食草の件です。
     川の近くで少数のウスバサイシンを見かけたのみで、カンアオイは見られ ませんでした。ただ、この林道のルートは、ほとんど谷の中段、即ち両植物共あ まり生えそうにない環境を通っているので、本当のところはよくわかりませ ん。

  • 2006年05月26日
     以上で05月21日のお話は、おしまいです。
     何処に行ったとも表現せず、長々と引っぱってしまいました。お許しくださ い。
     「で、行ったのはどこやねん」ですよね。
     はい、行ったのは『北陸地方内陸部、岐阜県に近い所』ということで、いかが でしょうか?メッチャ、範囲が広いなぁ…。

  • 2006年05月29日
     うん…、週明け月曜日ですね。
     今週も先週末の行動で、一週間ひっぱることになるのかな?
     ところで、今週はギフチョウのお話ではありません。ギフチョウをほっぽり 出して、行って来たのは八重山の黒島でした。
     昨年の黒島行きが、嫁さんと末娘に好評だったので、今年も行ってしまいま した。
     去年は観光モードだったにもかかわらず、黒島初記録のテングチョウ (しかも台湾亜種かも?)を採集。少し前になりますが、2002年の秋には、 ウスアオオナガウラナミシジミをいっぱい採集したりして、けっこう相性の 良い島なんです。
     さて、今回の結果は?

  • 2006年05月30日
  • レタッチソフト,Adobe Photoshop Elements 2.0 レタッチ状態,540×360ピクセル 38.36KBにリサイズ(【Web用に保存】からJPEG高画質50%を選択)  種類,JPEG イメージ (JPG) サイズ,"1.39 MB (1,463,737 バイト)" 画像情報,2400 x 1600 ドット 24 ビット メーカー,PENTAX Corporation 機種,PENTAX *ist DS 横解像度,72.0 縦解像度,72.0 解像度単位,dpi 作成ソフト,*ist DS Ver 1.02 露出時間(秒),1/80 F値,8.00 露出プログラム,絞り優先AE ISO感度,400 Exifバージョン,1220 撮影日時,2006/05/28 8:38:19 露出補正量(EV),0 測光方式,分割測光 フラッシュ,使用せず / 常時オフ 焦点距離(mm),100.0 色空間情報,sRGB カスタム画像処理,なし 露出モード,自動 ホワイトバランス,自動 "焦点距離(mm, 35mmフィルム換算)",150 撮影モード,標準 コントラスト,ノーマル 色の濃さ(彩度),ノーマル シャープネス,ハード

     別にエエモンが採れた訳でもないのに、05月29日は思わせぶりな書き終わり でした。すいません。
     どうやらこの5月はギフチョウでエエメを使い果たしてしまったようです。 今回の黒島では、見事に何も採れませんでした。きっと、与えられたエエメの総 量は一定なのでしょう。
     それにしても、今回が初めてです。八重山に行って1頭の蝶も採らなかったの は。そして撮ったのも、このオオゴマダラとリュウアサ、メスアカムラサキの3種 類だけという、恐ろしいまでの蝶に対する執着心の無さでした。
     で、何をしていたかと言うと、27日はリーフ内で潜り、キレイなおさかな鑑賞。 そして28日は、黒島研究所でウミガメと戯れた後、ビジターセンター見学…。
     私、蝶屋としては枯れてきたのかもしれません。