2006年06月02日
キマ!
キマルリ〜
キマリン♪
キマっち?
キマピョン…
いよいよ6月。首の痛くなる季節がやって来ました。
画像は昨日のH神社。カーテンレールを取り付けに行った帰りに撮影してきま
した。今でも居るのかなぁ。
さて、今年の季節進行では10日ぐらいから、長竿を軽トラに積んで、ちょこち
ょこっと、やることになるでしょう。
今年は京都市内で新ポイントを見つけられるかな?
2006年06月05日
今ごろ何しに行ってんねん?ですよね。
ここ、岡山・鳥取県境に在る鬼女台。1990年代初めまではウスイロヒョウモン
モドキが生息していたそうです。
残っていないものだろうかと2004年に、この
画像、下の方に見えている瓜菜沢牧場内で探してみたのですがnull。自転車
で走行中、多くのウシに追いかけられ、コワイ思いをしただけに終わった場所で
す。
当地でウスイロヒョウモンモドキが残っていたとしても、その成虫発生時期は
7月の上旬です。ですから、この画像は目的地に行く途中、単にネタになるなと思
い撮ったものです。
今週はこのお話で引っぱるので今日はこれだけ。それにしても与那国でキミス
ジか…、うむぅ〜。
2006年06月06日
同じ日にギフチョウとベニモンカラスシジミを採りたい!
ということで、先ずは伯耆大山。
ギフチョウ掲示板の西日本6月ラベルのギフチョウ生態画像に刺激を受けた
というのも事実です。そして以前から抱いている「同一日のギフ絡みイイ蝶3種
採り(西日本ならギフ・ベニモン・キマ。東の方ならギフ・クモツキ・キマorTアカ
ね)」というアホな目的へ向かう第一歩として、ギフ絡みイイ蝶2種採りに挑戦
です。
この時期、天気さえ良ければ、ギフチョウは7:00頃から飛び始めます。
従って予想ポイントには少なくとも08:00頃には到着しなければなりません。
そこで前日の土曜日は早い目に店を閉め、西へ向け出発。中国道二宮PAで仮眠。
(本当は熟睡)予定通り翌朝08:00頃にはこの画像を撮った地点に到着しまし
た。
事前に1/25000地形図から「北向き斜面には未だ雪が残っており、ダラダラ発
生のギフチョウがこの尾根に集まる!」との都合の良い予想で行ってみた訳で
す。
2006年06月07日
ほとんどの場合、自分にとって都合の良い予想というものは裏切られます。
快調に標高1300m以上まで登ったものの、ギフチョウは全く見られません。居
るものならば、既に飛ぶ天候と気温でした。そして残雪も予想外に少なく、もう
終わっている感じでした。
どうやら完全にポイントを外してしまったようです。
こうなったら大至急下山し、移動しなければなりません。車を走らせる前に、
同じく伯耆大山の第二候補地に行くか、それとも今回のギフチョウは諦め、ベニ
モンカラスシジミ狙いに切り替えるかの判断が迫られます。
私は後者を選びました。今年の季節進行ならば、ちょうど今がベニモンカラス
シジミの採集適期になるでしょう。
大急ぎで、とりあえずは国道181号線を目指すことになります。
国内産の蝶類で、成虫採集が最も難しい種の一つだと言われているベニモン
カラスシジミ。とはいえ、既知のポイントで採るのは、あまり美しくありません。
この天気なら、岡山県新見市の某所(1998年の自己開発ポイント)へ行けば
、ほぼ確実に採ることができるでしょう。けれども、新たに開発したポイントで
採ることができれば、とーっても深い感動が味わえます。
この感動(≒快感)の虜になっている私は、広島県で探索することにしまし
た。
2006年06月08日
これまでの経験から解っている事なのですが、ベニモンカラスシジミのポイ
ントは、驚くほど鮮明に1/25000地形図上に表現されています。
そう、狙いはズバリ、【崖マーク】です。
成虫採集の場合「崖面がどちらの方角に向いているのか」とか「川の流れの
くびれ具合がどうの」などの細かいことは、この際、無視です。問題は、その崖の
上部に『辿り着けるかどうか』、これに尽きます。
ですから、地形図から読み取るのは「到達難易度」ということになります。こ
れがけっこう難しいんですよね。この地域、良さそうな【崖マーク】は地形図上
にいっぱい表示されているのに、ほとんどは近づくことすらできません。
そして近づけたとして次の難関が待ち受けています。そう、『降下する勇気』
が試されるんです。
上部から見下ろして「あそこまで降りたら採れるんやろなぁ〜、けどメッチャ
怖いな…」という状況になるんです。これは山ゴマの採集に少し似ています。
山ゴマの場合は「あそこまで降りたら採れるんやろなぁ〜、けどメッチャしん
どそう(戻るのが)やな…」なのですが、ベニモンの場合はマジで『怖い』とな
ります。
どちらも基本的に危険であるというのは変わらないのですが、敢えてどちらが
アブナイかと言うと、実は山ゴマの方が危険ですね。その理由を並べてみましょう。
ベニモンのポイントより、山ゴマの居る岩場の方が滑り易い。
ベニモンの岩場は落ちたら即死だが、途中で木に引っかかりそう。
一方山ゴマは岩場の周囲が草なのでスッコーンと下まで行ってしまう。
ベニモンの岩場は見た目があまりにも怖いので、とっても慎重になる。
一方山ゴマは急斜面だけど、行けなくもない斜度なのでナメてしまう。
ベニモンは「待ち」の採集でほぼ動かないので、滑落の機会が少ない。
一方山ゴマでは駆け回るので必然的に滑落の機会が増える。
という事が挙げられます。そして事実、山ゴマでは私、滑落?しました…。
さて、これだけ能書きたれて「まさか採れませんでしたと書くんとちゃうや
ろなッ」って?
続きは明日です。
2006年06月09日
さて、これだけウダウダと書いた場合、見事返り討ちというのが、今までの相場
でした。ところが今回は違います。
これでベニモンカラスシジミのポイント、3ヵ所目の自己開発となりました。
(本人がそう思い込んでるだけか…)うん、とってもうれしゅうございました。
レタッチソフト,Adobe Photoshop Elements 2.0 レタッチ状態,先に1638×1094にトリミング
した後、RGBのレベル調整、シャープフィルターをかけて720×481ピクセル 60.65KBにリサイズ
(【Web用に保存】から最適化をチェックJPEG高画質60%を選択)
使用レンズ,Tokina EMZ M100 AF (100mm F3.5 MACRO)
種類,JPEG イメージ (JPG)
サイズ,"1.31 MB (1,376,211 バイト)"
画像情報,2400 x 1600 ドット 24 ビット
機種,PENTAX *ist DS
横解像度,72.0
縦解像度,72.0
解像度単位,dpi
作成ソフト,*ist DS Ver 1.02
露出時間(秒),1/125
F値,8.00
露出プログラム,絞り優先AE
ISO感度,400
Exifバージョン,1220
撮影日時,2006/06/04 14:19:25
露出補正量(EV),0
測光方式,分割測光
フラッシュ,使用せず / 常時オフ
焦点距離(mm),100.0
色空間情報,sRGB
カスタム画像処理,なし
露出モード,自動
ホワイトバランス,自動
"焦点距離(mm, 35mmフィルム換算)",150
撮影モード,標準
コントラスト,ノーマル
色の濃さ(彩度),ノーマル
シャープネス,ハード
被写体距離,近距離
いかがでしょうか?ベニモンカラスシジミ。
得意の標本写真ではなく、『生態写真』です。
写真の下手さは、モデルの珍品度とレタッチでカバーです。私だって、ネットよ
リ先にカメラに収めることもできるんです。
実はこの日、△雄の本種を採集しました。そしてこのお持ち帰りした個体の全
てにおいて、ネットインする前にそれぞれ写真を撮影しています。
そう、本種は一度視野に入れてしまうと見失い難く、さほど敏感でもありませ
ん。ですから、採集することをメインにフィールドに出かけている私でも撮影で
きた訳です。
ところで、この写真はベニモンがまだまともに写っていますが、他の写真はか
ろうじて「ベニモンが写っているのかな?」というものがほとんどです。
その理由は、足場が狭小で足元が悪いのと、恐怖で呼吸が安定しないことから
常にカメラがブレブレだった為です。それに加え、基本的に私は採るヒトである
ことから、「まぁ、写ってたらエエわ」というスタンスです。
そんな私が撮る写真ですから、その仕上がりは、こんなもんでしょう。
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