2006年の近況集21

  • 2006年11月06日

     チョッと間が空きましたが、標本画像撮影試行錯誤シリーズです。
     バックをフェルトにしてみました。これなら布目が気になりません。けど、なん かイマイチ。ギフチョウの毛とフェルトの毛が紛らわしい…。
     これでF9.0。ここまで絞るとギフチョウもクリアーになる代わりにフェルトに も合焦してしまいます。フェルトはええ具合にボケて、ギフチョウはよりクリア ーに写って欲しいのだけれども…。
     50mm程度の明るくてシャープな単焦点マクロレンズを使えばよいのだろうか?

  • 2006年11月08日
     え〜、とりあえず重くてゴメンナサイです。
     xdsl以上の接続ならばストレスなく画像が開くと思いますが、ISDNではちょっ と厳しく、アナログ回線ダイヤルアップ環境では、サヨナラされてしまいそうです。

     先にお断りしておきますが、上の画像は3枚共同じ条件で撮影し、同じように画 像編集したものです。
     中段・下段(同一個体の裏面)のイエローテール型ギフチョウ、紙のメディア に発表済みですが、大きく鮮明な画像で見ていただこうと思い、こんなに重くな ってしまいました。上段の個体は比較用、同地で採ったノーマルの個体です。
     採集地等のデータは、蝶研フィールド(2006年11月号)をご覧いただくとして 、ここでは上の画像から、『色』を感じていただきましょう。
     私も、こうして標本にするまで知らなかったのですが、ノーマルの個体とは全 体の色調が、かなり異なります。
     私はこれまで、イエローテール型というのは後翅の赤色紋がオレンジ色になっ ただけだと思っておりました。ところがこの個体は、汚損している訳ではなく、鮮 度良好であるにもかかわらず、ご覧のように全体がくすんだような感じです。
     どうやら、色素?の異常は前後翅全体に及んでいるように見受けられます。に もかかわらず、パッと見の印象で最も判り易い「赤色がオレンジ色に置換しただ けだ」と『浅く』理解しておりました。
     やはり標本を作ってみないと気付かないこともありますね。

  • 2006年11月10日
     ウスウスお気付きの方も、居られるでしょうが、この週末は八重山に行ってき ます。
     竹富島のA観光付近でホリイコシジミが出ているという話は聞いておるのです が、ホリイコシジミ(採集済ではありますが未撮影なのでチョッとそそられたり するけど…)で竹富島に渡る気にはなれないので、ここは無難な西表島にしてお きます。
     例によって現地滞在26時間1本勝負。私のネットに迷蝶さんは納まってくれる のでしょうか?

  • 2006年11月13日
  • レタッチソフト,Adobe Photoshop Elements 2.0 レタッチ状態,トリミングをせずにシャープフィルターをかけて720×479ピクセル 57.67KBにリサイズ。RGBレベルは調整していない。【Web用に保存】から最適化をチェックJPEG標準画質40%を選択 使用レンズ,Tokina EMZ M100 AF (100mm F3.5 MACRO) 種類,JPEG イメージ (JPG) サイズ,"2.32 MB (2,438,828 バイト)" 画像情報,3008 x 2000 ドット 24 ビット メーカー,PENTAX Corporation 機種,PENTAX *ist DS 横解像度,72.0 縦解像度,72.0 解像度単位,dpi 作成ソフト,*ist DS Ver 2.01 露出時間(秒),1/60 F値,13.00 露出プログラム,絞り優先AE ISO感度,400 Exifバージョン,1220 撮影日時,2006/11/11 15:49:10 露出補正量(EV),0 測光方式,中央重点平均測光 フラッシュ,使用せず / 常時オフ 焦点距離(mm),100.0 FlashPix バージョン,0010 色空間情報,sRGB カスタム画像処理,なし 露出モード,自動 ホワイトバランス,自動 "焦点距離(mm, 35mmフィルム換算)",150 撮影モード,標準 コントラスト,ノーマル 色の濃さ(彩度),ノーマル シャープネス,ハード 被写体距離,マクロ

     画像は大富林道のかなり奥の方で撮ってきたアオタテハモドキと、何と言うお 名前か存じ上げないカミキリさんです。こんな画像をトップにもってきたことか らお判りいただけるでしょう。今回の、西表島現地滞在26時間・対迷蝶一本勝負、 見事完敗でした。
     従ってウダウダと書くことは何もございません。アッサリしたもんです。
     とか言いながら、しばらくは今回撮ってきた画像を適当にUPしていきます。

  • 2006年11月15日
  • レタッチソフト,Adobe Photoshop Elements 2.0 レタッチ状態,トリミングはせずにシャープフィルターをかけて720×479ピクセル 43.07KBにリサイズ。RGBレベルは調整していない。【Web用に保存】から最適化をチェックJPEG標準画質40%を選択 使用レンズ,Tokina EMZ M100 AF (100mm F3.5 MACRO) 種類,JPEG イメージ (JPG) サイズ,"1.99 MB (2,087,575 バイト)" 画像情報,3008 x 2000 ドット 24 ビット メーカー,PENTAX Corporation 機種,PENTAX *ist DS 横解像度,72.0 縦解像度,72.0 解像度単位,dpi 作成ソフト,*ist DS Ver 2.01 露出時間(秒),1/125 F値,9.00 露出プログラム,絞り優先AE ISO感度,400 Exifバージョン,1220 撮影日時,2006/11/11 14:24:27 露出補正量(EV),-0.3 測光方式,スポット測光 フラッシュ,使用せず / 常時オフ 焦点距離(mm),100.0 FlashPix バージョン,0010 色空間情報,sRGB カスタム画像処理,なし 露出モード,マニュアル ホワイトバランス,自動 "焦点距離(mm, 35mmフィルム換算)",150 撮影モード,標準 コントラスト,ノーマル 色の濃さ(彩度),ノーマル シャープネス,ハード 被写体距離,マクロ

     11月13日のアオタテハモドキに引き続き、南の普通種シリーズ、マサキウラナ ミジャノメです。
     八重山諸島(石垣島・西表島、あと竹富島で記録があったかも?)にしか居な いらしいので世界的に見れば普通種とはチョッと言いすぎかも知れませんが、西 表島では集落付近から樹林を貫く林道沿いまで、何処にでも居る堂々たる普通種 です。
     この個体の撮影場所は大富林道。複眼がとってもキレイです。
     この複眼の美しさは標本になってしまうと失われてしまいます。これこそ、画 像撮影でないと得られない美ですな。