2007年の近況集03

  • 2007年02月16日
     このように私は、基本的には紙の地図を購入してからポイントを予想の上、現 地に赴くのですが、急に思い立った場合、地図の購入が間に合わないことがあり ます。
     以前はマップルなる道路地図(等高線有りの旧タイプ)でなんとか間に合わ せていたのですが、いくら等高線表示が有るとはいえ1/100000にもなる小縮尺の 地図では細かな所が解らず、完全ハズシになる事がほとんどでした。
     ならば「国土地理院のWEBサイトから1/25000地形図をDLして印刷するという 手があるじゃないか」とご指摘を受ける事になるのでしょうが、なかなか上手く 印刷できなかったんです。
     [Win98+モノクロ・レーザープリンター]の組み合わせでは印刷仕上がりは真 っ黒…、全く使い物になりませんでした。
     また[WinXP+カラープリンター]の組み合わせでも、ブラウザ画面から直接印 刷したのでは、実際の1/25000地形図よりもかなりの大縮尺(と言ってイイのか なぁ)でディテールの荒れた↓こんな地図(用紙はA4です)に仕上がってしまい ます。

     そこで上手く印刷するにはどうしたら良いだろうかと、PCをいぢくりまわすこ とになるのですが、そのお話は次回。

  • 2007年02月19日

     ということで、印刷する方法ですが、先ずは↑のようにPNGファイルとして一旦 デスクトップに保存します。
     以下、PNGファイルとして地形図を保存する方法です。(T先輩に教わりました)

     国土地理院の地形図閲覧ページで、検索画面の広域地図から、表示させたい地域 の区画をクリックします。
     こうして表示された1/25000地形図はピクセル等倍になっているので、このまま 印刷したのでは、先日UPしたような大縮尺の地図になってしまいます。
     そこで、この地図画面上(どこでも可)にカーソルを持って行き、右クリック (左クリックするとその場所の座標が表示されてしまう)から[名前を付けて画 像を保存]を選択すると、PNGファイルとしてデスクトップに保存されます。
     Win.XPで、このPNGファイルを単純に開くと上図のように表示されるのですが、 Win.98ではPNGファイルとして保存はできるものの、ファイル展開時にInternet Explorerが起動してしまい上手く印刷できません。このOSをお使いの場合、一旦 Photoshop等の画像編集ソフトから開いて印刷すればよいのでしょうが、私の Win.98マシーンでは能力不足で凍りつきそうなので、やってみたことはありませ ん。

  • 2007年02月21日
     02月19日からの続きです。
     このPNGファイルをそのままA4用紙に印刷したものが↓です。

     WEBにUPする為この画像は低画質ですが、印刷した現物はかなりの高画質に仕 上がっています。本物の1/25000地形図と比べてみると、さすがに等高線の滑らか さなんかは、若干もの足りないものの、縮尺はほぼ同一になっています。
     これなら使える!ということで、先日この印刷した地形図を持ってギフチョ ウの下見に行ってきました。

     事前にカンアオイの生えていそうな場所をこの地図で予想し、実際行ってみる と、
    ←のように、ちゃんとミヤコアオイが生えていました。
     こうして生えてはいたものの、ギフチョウの生息環境としてはあまり良い場所 ではなく、私がノートに書いた評価としては、「下見C」となりました。

  • 2007年02月23日
     地図がらみのお話しで約3週間も引っぱってしまいました。
     今日はギフチョウの大画像でお口直しください。
  • レタッチソフト,Adobe Photoshop Elements 2.0 レタッチ状態,上下両画像共 選択範囲を自由に回転しトリミングの上、シャープフィルター(強)をかけて 720×637ピクセル約80KBにリサイズ。RGBレベルも調整している。【Web用に保存】 から最適化をチェックJPEG標準画質35%を選択。 使用レンズ,PENTAX Super-Macro-Takumar ( 50mm F4.0 )  画像情報,3008 x 2000 ドット 24 ビット メーカー,PENTAX Corporation 機種,PENTAX *ist DS 横解像度,72.0 縦解像度,72.0 解像度単位,dpi 作成ソフト,*ist DS Ver 2.01 露出時間(秒),1/10 F値,8.00 露出プログラム,マニュアル ISO感度,200 Exifバージョン,1220 フラッシュ,使用せず / 常時オフ FlashPix バージョン,0010 色空間情報,sRGB カスタム画像処理,なし 露出モード,マニュアル ホワイトバランス,マニュアル "焦点距離(mm, 35mmフィルム換算)",75 撮影モード,標準 コントラスト,ノーマル 色の濃さ(彩度),ノーマル シャープネス,ノーマル 被写体距離,マクロ 照明,間接照射で60Wミニクリプトン電球を4灯使用

     この2個体はいずれも私のホームページ内にて既出です。ただ、既出の画像は かなり前にコンパクトデジカメで撮ったものでした。今回のは、一眼レフのデジ カメに単焦点50mmのマクロレンズ(30年以上前に生産されたシロモノですが…) を装着して写したものです。
     大昔のレンズを使ったとはいえ、やはりこうして撮る方が、美味しそうに写り ますな。

  • 2007年02月26日

     おまえはそないに地図が好きなんか?と言われてしまいそうですね。
     ハイ、大好きです。
     伏見屋の作業場に来られた方はご存知でしょうが、この作業場の空いた壁面は 、Nさん製作のギフチョウポスター(ようできたポスターです。どんだけ見てても 飽きることがありません)以外、全て地図で埋め尽くされています。
     ということで、今一度地図のお話しに戻ります。

     上の地図ですが、02月19日に書いた方法で国土地理院のWEBサイトからDLした 4個のPNGファイルをAdobe Photoshop Elements 2.0で切ったり、貼ったり、くっ つけたりして作った多良間島全図に、採集観察地点をx1 というように記入したものです。そしてこの画像をGIFファイルにして保存する と、元のPNGファイルの約半分の容量になり、[ふしみやDB2006版]への取り込み に適したファイルとなります。

     こうしてせっせとポイント記入済み地形図ファイルを作成し、[ふしみや DB2006版]に取り込んでおったのですが、とっても重大な問題が発生し、かなり メゲてしまいまいた…。

  • 2007年02月28日
     この[ふしみやDB2006版]では、データベース本体を軽くする為、GIFやJPGの画 像ファイルは別フォルダーに収納し、リンクを使ってオブジェクトフィールドに 挿入しておりました。
     快調に480レコード(6月下旬までのデータ)を打ち込んだところで、他のパソ コンでも上手く開けるかなッ?と店舗用のWin.Meマシーンで開いてみると、あら あら不思議、画像ファイルで出てこないではありませんか!

     初めはOSが違うせいでこんなことになったのだろうと思っておったのですが、 調べてみるとどうやら違うようです。
     当初私は、[ファイルメーカー]における「リンク」というものを、HTMLのTAGを 使ったものと同一視しており、どのマシーンでも開けるのだろうと、楽観してい ました。
     ところが[ファイルメーカー]でリンクを使い、オブジェクトフィールドに画像 データを挿入した場合、その挿入時とコマンドラインが同一でないと開けないと いう事が判りました。ということは、打ち込み作業をしたマシーンでないと正常 に使えないという、とってもおバカなデータベースが出来上がった訳です。

     例によって私の勝手な思い込みで、無駄な時間を使ってしまいました。やはり初 めにちゃんと勉強してから始めなければいけませんな。

  • 2007年03月02日
     沖縄に行きたい!
     このところ毎年、2〜3月の間に一回は沖縄方面に出かけているのですが、今年 は諸般の事情で行く事ができません。ギフチョウもボチボチ出そうな雰囲気です が、今の私にとってはギフチョウよりも沖縄です。
     ということで今日は石垣島と西表島の特産種、ヤエヤマウラナミジャノメを [たわごと解説付き画像17]にUPしておきました。下の表からお入りください。

  • 2007年03月05日
     この土日、何処かでギフチョウが観察されていないのでしょうか。とても気に なります。
     今年の季節進行なら今月の中旬から、産地によっては本格的に観察・採集が可 能だと思いますが、私は3月いっぱいは何処へも行けません。とってもツマラン です。
     けどまあ、たまには父親らしいことをせねば、ということで今年は4月からの 活動です。

     画像がないと寂しいので↑にギフチョウの大画像を貼っておきました。
     2005年滋賀県大津市産です。もしかして、これが最後の当産地の個体になった らイヤだな…と思いつつ、熟考の上胸を押えた個体です。

  • 2007年03月07日

     また地図かいッ!て、ハイ地図です。与那国島、採集観察地点記入済みGIFファ イルです。

     ところで、かなり辛くなってきました。そう、[ふしみやDB2006版]の打ち込みが 、です。
     「撮る」んじゃなくて、あくまでもメインは「採る」でやって行くとか言いな がら2006年は、けっこうな枚数の生態画像と生息環境画像を撮影しております。 これらの未整理画像群の中から[ふしみやDB2006版]に貼り付ける画像の選別及 び加工が、ホント、大変なんです。
     そしてこの地図を作るのも、けっこうしんどい。国土地理院のページからDLし たファイルを貼りあわせて1枚の地図に仕上げるとき、継ぎ目がキレイに合よう にと集中してやっていると、だんだんイ〜ッしてくるんですわ。
     眼鏡を買い替えた方がエエかな…。

  • 2007年03月10日

     大画像といえば、いつもギフチョウばかりなので、たまにはゴマシジミの大画 像でもいかがでしょうか。
     こんな物をUPしているという事は、そう、ネタがないんです。何度も書いていま すが、フィールドに出ないと、ほんとにネタってないものですね。

     このゴマシジミは2006年ではなく2005年の採集個体です。広島県神石郡神石高 原町産です。(旧神石町側になります)大・白・青とお約束の三拍子揃った (チョッと小さいかな?)広島ゴマ、けっこうエエもんです。
     それにしても広島県って、ギフチョウ、ゴマシジミ、ヒメヒカゲ等、イイ蝶の良 い顔が出る地域ですね。