2007年03月13日
現在当家は重苦しい雰囲気に包まれておるのと、素直にネタがないという事で
[たわごと解説付き画像]です。
今日は[たわごと解説付き画像25]に広島県産ヒメヒカゲをUPしておきました。
2007年03月15日
2004年の採集個体からは、展翅を外すと同時に、全ての個体を撮影をしている
ので標本画像だけは沢山あります。そこでネタの無いときには標本画像フォルダ
ーから、ひと掴みです。
今日は渋いところで、ヒカゲチョウです。
ラベルをご覧になると解かると思いますが、わざわざ本種を採る為に当地を訪
れた訳ではありません。例によって、某種を探しに行ったとき、その渋さに勾引さ
れ(単語の使い方がおかしいかな?)ネットを振らされてしまいました。
普通種だけど、渋くてとってもイイ蝶ですね。
2007年03月18日
既にお気付きでしょうが、03月15日にUPしたヒカゲチョウの触角は修理された
ものです。
三角紙の中で乾燥してしまい、これを少々手荒に扱ったものですから、左側は
根元から脱落し3パーツに分断、右側は本体に一部残り単純に折れた状態でした。
ここまでバラバラになり、しかも本種のような細い触角の場合、たいがいその
復元は諦めるのですが、今回は継いでみました。右側はいつも通り、両端に木工ボ
ンドを塗った後、湿らせた針先に折れた触角を乗せ、つき合わせて接着。継ぎ目は
判りますが、そこそこの仕上がり。
往生したのが左側触角です。先ず3パーツから1本の触角を完成させねばなりま
せん。このとき執った方法を書いておきましょう。
1:ガラス板の上にシリコンオイル(ホームセンター等で売って
いるスプレータイプで可)を塗ります。
2:この上に水で薄めた木工ボンドをできるだけ少量滴下します。
3:このビーズ状になった木工ボンド内で触角の接合部分を突合
せ、乾かします。
4:完全に乾いてから不要の木工ボンドを触角に沿ってカッター
ナイフで切り取ります。
5:カッターナイフの刃全体を使って触角をガラス板から剥がし
て(先にシリコンオイルが塗ってあるので簡単)出来上がり。
アイデアとしては、けっこう良いんじゃないかな?と思っているのですが、ご
覧のように、未だ技術がついて来ていません。
触角の裏表や方向等をキッチリ見極めてやると、キレイにできると思うのです
が、老眼気味の私ではこの程度が限界です。
双眼実体顕微鏡下で、研磨したタングステン針なんかを使ってやると上手く
できると思うのですが、年に数例しか発生しない触角の復元作業の為に、そこま
で道具を揃えるのもねぇ…。
2007年03月20日
ようやくできました。
2006年に採集した標本用のラベルです。苦行でした…。
こうしてラベルはできたけど、[2006年版ふしみやDB]としては、まだまだ道半
ばです。これから展翅を外すと同時に、全ての個体において標本画像撮影を完了
させなければなりません。苦行は続きます。
ところで、このラベルの文字、どんなに拡大しても読めませんよね?
2007年03月22日
N先輩及び後輩のM君・K君にも、先日の九州合宿では気を遣わせてしまいました
が、長女の進学先が、やっと決まりました。
私学を辞退することができたので、私の沖縄詣で資金が、今年も何とか捻出でき
そうです。ホント、めでたい!
今日は何の脈絡なく、ギフチョウの大画像。2005年の小赤谷産です。
少し前にギフヤ・オークションに出品されていた個体と同じ産地ですが、あの
ような権化顔ではありません。ギフチョウって、産地の違いだけではなく、発生年
によっても、かなり大きな差異が出るもんですね。
2007年03月25日
今シーズン、始まりのギフチョウについては、採集に行けません。つまらんです。
長女の入学式が04月09日。それまでに下宿を決め、引越しを完了させなければ
なりません。私自身はあまり役に立たないオヤジですが、軽トラの運転手及び荷
物の運び手として必要とされております。従って、04月の01日と08日の日曜日は
採集行動をとれないんです。
とりあえず今日の日曜日は、長男以外の家族皆で現地に赴き、不動産屋さんで
下宿を決めてきました。これで引越しができます。
いずれにせよ、今日の天候ではギフチョウ採集は無理だったのですが、もしも
行けるものであれば、上画像のような個体が棲む岐阜県美濃地方低山地での採
集を考えておりました。
この画像は約300万画素のコンパクトデジカメで撮影したものです。なんか、
イマイチですな。色表現の幅が狭いと言うか、階調の豊かさに欠ける感じがしま
す。
2007年03月28日
この辺りなら今ごろビシッバシ飛んでるんだろうな…。2006年の岐阜県関市武
芸川町産の個体です。
美濃地方低山地ということであまり人気がないようですが、近い将来珍品にな
りそうな予感です。
以下、私自身の『感覚』なので、書くべきではないかもしれませんが、昨年この
辺りで採集していて、「これだけ乾いているのに、よう居るなぁ」と感じました。
元々こんな感じだったのかも知れませんが、高校生の時の谷汲村はもっとしっと
りとしていたような気がします。
まあ、あくまでも、検証できない『感覚』なんですがねぇ…。
2007年03月30日
前言を撤回します。沖縄詣で資金の捻出はできそうもありません。
みるみる間に通帳残高が縮小して行きます。まるでトリプル安時のポートフォ
リオのようです。
「下宿して大学に進学」という事態をナメていました。反省です。
反省の証しとして、密かにホールドしていた05月下旬の石垣行きチケットをキ
ャンセルしておきました。
画像は多良間島のリュウキュウムラサキ。
今年は、こんな蝶とは無縁になるのかなぁ…。
2007年04月02日
ギフチョウを採りに行けないから、その代償行為と言うべきか、ギフチョウ大
画像をUPしておきましょう。
2006年の京都市ラベル、あろうことかアスファルト道路上を飛翔しておった個
体です。軽トラ乗車中に発見!大慌てで停車し、荷台のネットを掴み、50Mほどダ
ッシュしてネットに入れました。京都市内とはいえ、未だこんな場所もあるんで
す。
今年の季節進行なら、京都市内でも今週の半ばぐらいから良い時期になるでし
ょう。早くギフチョウを採りたいなっ、と…。
2007年04月04日
今日は仕事をナニしたのではなく、用事があって滋賀県彦根市に行ってきま
した。
一応、ネットと三角ケース、カメラ2台、トレッキングシューズは、あくまでも
念のため持参したのですが、決して採集をメインに訪れた訳ではありません。(
チョッとくどいか…)
少し前にギフヤ・オークションに出品されていたギフチョウ標本の産地が「彦
根市原町」と表示されておったので、どんな所だろうかと行ってみたところ、こ
んな所でした。しかも名神彦根インターのすぐそば、交通至便です。
ラベルに「彦根市原町」と表示するには、この鳥居奥に写っている丘陵地しか
考えられないのですが、こんな所にギフチョウがおったのでしょうか?道端から
遠目に眺めただけなので、エエかげんなコメントになるのですが、「ホンマにお
ったんかいな」と感じました。
で、もう少しマシな環境はないものだろうかと軽トラで走っていると、何と降
雪!路面上にもうっすらと積もってきたので、「これではアカンがな…」と早々
に引きあげました。
2007年04月06日
今日はとっても良いお天気、まさにギフチョウ日和でしたね。
けれども伏見屋は営業中、お仕事に励まなければなりません。
なのにこのミヤコアオイは、どうしたんだ?ですよね。
それはですね、とっても都合の良いことに、お得意先の工務店様から左京区岩
倉長谷町の現場にサッシを持ってくるようにとの指示があったんです。
そう、とってもタイムリーなお仕事ができた訳です。
午後からではあったのですが、普段の動きからは想像もできないような素早さ
でサッシを納入完了。次に行かなければならない仕入れ先との約束時間まで1時
間の余裕ができました。こうなると、この時期恒例のお散歩タイムですね。
ということで、現場のすぐそばの谷筋を走るように詰め、最後の荒れた斜面を
強引に直登すると、整備された尾根道に到達します。ここまで歩き始めてから約
20分、とってもしんどかった…。冬場に鈍ってしまった身体にとっては、大いなる
負荷でした。
こうして尾根筋まで登ってはみたものの、予想通りギフチョウさんは、いらっ
しゃいませんでした。
この京都市左京区岩倉では、1970年代後半でも4月の5日頃から出始めていたの
で時期的には間違ってないと思うのですが、環境はかなり悪化していました。
やはり居なくなってしまったのでしょうか。私は未だ居ると思うんですけどね
ぇ。
この画像は尾根筋から写した「蝶研出版88ヵ所めぐり」のポイント遠景。背後
の山は比叡山になります。
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