↑マサキウラナミジャノメの画像ですが、左右いずれも元の画像は同じもの
です。
左は【Adobe Photoshop Elements 2.0】で時計廻りに90度回転とリサイズの
みの編集。右は【GIMP 2】で色々とこねくりまわして編集しました。
撮影と編集のウデはさておき、今日は画像編集ソフトの使い勝手について思い
つくままに書きます。(まさにネタの枯渇ですな…)
先ずは【Adobe Photoshop Elements 2.0】から。
とってもお高いソフト【Adobe Photoshop ***】(10M程度)の廉価版
(それでも1M程度?)なので、仕方ないのかも知れませんが、元々あったであろう
各種機能が制限され過ぎているように思います。
それでも良いところを挙げると、直感的に使えるので各種操作方法が覚え易い
事と、各種の補正はソフトにお任せで何も考えずともそこそこのレベルに仕上が
る事でしょう。
不満なところは、自分自身の感覚で、もう少しチョコチョコッといぢりたい時
に、細かい部分で思い通りにならないところが挙げられます。
さて、一方の【GIMP 2】で右側の画像を編集した手順は、
[90度回転]→[レベル調整]→[トーンカーブ調整]
→[リサイズ]→[アンシャープマスク]→[保存]
上記の流れの中で、[90度回転]、[レベル調整]、[リサイズ]、[アンシャープマ
スク]の四つの操作は【Adobe Photoshop Elements 2.0】でのやり方とほぼ同一
ですが、他の二つの操作に違いがあります。
・[トーンカーブ調整]:【Adobe Photoshop Elements 2.0】では、これができません。
この調整ができないと、レタッチ後の画像が不自然で、なおか
つ薄っぺらくなるように思います。私はかなり致命的な機能
不足だと感じています。
・[保存]: この操作、私は【Adobe Photoshop Elements 2.0】で[WEB用に保存]
を選択しています。この時にJPEGの品質と最適化は指定できるのです
が、Exif情報は有無を言わさず消されてしまいます。(他の保存方法で
は残るっていうか、消せない?)
ところが【GIMP 2】では、JPEGの品質や最適化の指定はもちろん、これ
に加え、Exif情報やサムネを残すかどうかの選択もできます。
このように【GIMP 2】は【Adobe Photoshop Elements 2.0】に比べ多機能で
あるにもかかわらず、タダ。なんか、チョッと信じられません。
けれど【GIMP 2】も、良いところばかりではありません。以下、イマイチなとこ
ろを挙げてみましょう。
1:Win XPではとても軽く快適に動作するのですが、Win Vistaでは起動時に
凍ったのか?と錯覚するほどフォントの読み込みに時間がかかります。
まあ、気長に待ってると起動し、以後は軽く動作するんですが…。
2:グリッドの目が細かすぎて、本体の画像が見にくくなってしまいます。
グリッドのメッシュ調整もできるようなのですが、上手くいきません。
3:選択した範囲を自由に回転させる(この操作は標本画像編集で必須)
という操作のやり易さという点では【Adobe Photoshop Elements 2.0】
に完敗です。
というような理由で、最近はほとんど【GIMP 2】を使ってこのページにUPする
画像を加工しておるのですが、標本画像のときだけは[選択範囲を自由に回転]ま
で【Adobe Photoshop Elements 2.0】を使い、それ以降の加工は【GIMP 2】で
やっています。 |