2008年の近況集07

  • 2008年03月24日

     03月22日の土曜日は好天を羨ましく思いつつ、お仕事。

     03月23日の日曜日は岐阜県美濃地方なら午前中まで晴れるような予報だった のですが、05:25に起きて京都の空を見上げたところ、ダメ天気と判断し、あと1時 間眠ってから、京都府亀岡市に下見に行ってきました。
     この時期はキラキラに晴れないとギフチョウさんは飛びませんからね。

     このミヤコアオイは100%京都府亀岡市ラベルです。
     こうして、生えてはいたのですが、環境がイマイチならぬイマ2か3ぐらいの悪 さです。過去の記録はあるようなのですが、現状では全く香りを感じませんでし た。
     せっかく下見でミヤコアオイを見つけた場所ですが、今シーズンはたぶん行か ないと思います。

  • 2008年03月26日
     今度の日曜日、03月30日は晴れるのかなぁ?いや、晴れてほしいッ!
     これだけ強い日差し、そして気温も十分。早い産地では、まともに飛んでるんだ ろうな…。今シーズンの初ギフを採らないことには、どーも落ち着きません。
    京都府京都市
    西京区
    2005年04月14日
    採集・展翅:西口 隆
    京都府京都市
    西京区
    2005年04月14日
    採集・展翅:西口 隆
    京都府京都市
    西京区
    2005年04月14日
    採集・展翅:西口 隆
  •  ↑はFC2のサーバーへとお引越し中に発見した未UPのギフチョウ画像です。本 文の日付を見ると、最近書いた文章でした。なのに、スコッと忘れていました。い けませんな…。
     本文へはトップページの[京都府とその近隣府県のギフチョウ画像]をクリ ックしてお入りいただけますが、 こちらからもお跳びいただけます。

  • 2008年03月28日


  • 2007年04月/京都府

     やっとです。
     2007年に採集した個体の展翅を外し始めました。上のギフチョウさんなんか は、約1年間貼り付いておった訳ですな。これだけ長い間展ってたんやから、狂わ んといてなッ。

     何度も書いていますが、私は展翅板から外すと同時に全ての個体を画像撮影 しています。年間、かなりの個体を採集するので、この撮影がけっこう大変です。 (全て展翅するので採集数=展翅数≦撮影数)
     昨年は、布で覆ったペフ板に直接標本を刺し、ラベルは直置きして撮影してい たのですが、それでは背景がうるさくなってしまいイマイチでした。そこでこの 冬に試行錯誤を繰り返しながら上のような芸風に到達しました。
     上のように撮るには撮影に要する時間がペフ板直刺しに比べ、倍以上かかる のですが、今年はこの撮り方で全て写すつもりです。
     より良く撮れる方法が解かっているのに、早く撮り終えることができるから と言って、気に入らない画像を撮ることはできません。
     普段は、とてもエエかげんなのに、ミョーな所でこだわる私です。こういうの を世間ではマニアと呼ぶのでしょうね。

  • 2008年03月31日

     昨日の日曜日、晴れれば岐阜県美濃地方低山地か、福井・石川県の低山地へ pekeyama氏と一緒に行こうとしておったのですが、どんなに好意的にと言うか恣 意的に天気予報を解釈しても、ギフチョウが飛ぶとはとても思えなかったので、 前日12:00にアッサリと中止を決定。
     氏とはまた次の日曜日に行く事にしました。
     ということで、昨日は先週に引き続いての下見でした。雨のフィールドをうろ うろしておったのですから、間違いなく【下見】と認定されることでしょう。

     で、行っておったのは、2週連続似たような場所、京都府の亀岡市〜南丹市にか けてです。
     今回、午前中は亀岡市でカンアオイ及び某種が居そうな環境を探しておったの ですが、カンアオイは見つからず、某種の環境にもたどりつけませんでした。
     雨が降り始めた午後からは、南丹市で探索したところ、上に貼りつたミヤコア オイを発見しました。この字名ではギフチョウの記録は多分ないと思われるので すが、私が知らないだけかもしれません。いずれにせよ、この地域で採ることがで きれば、チョッとした自慢になるのですが、やはり環境がイマイチでした。[ふし みやDB]に記入する評価としては【下見C】となります。
     ということで、休日に当地を訪れることはまず無いと思われますが、平日に仕 事をナニして…、というのはアリかもしれません。

  • 2008年04月02日
     今日はけっこう良いお天気でしたが、今までの天候と気温の推移から、京都市 ラベルのギフチョウは未発生でしょう。おそらく今週の金曜日あたりから西京区 のポイントで出始めるものと思われます。
     で、ここに貼り付けた画像は西京区のポイントではなく、今日、仕事で行ってき た左京区の静市市原付近になります。
    ←この住宅地奥、緩やかな谷筋にはミヤコアオイが生えていました。
     しかしながら、それを確認したのは1980年代だったので、今はどうか判りません。


     そして、
    ←は静市野中町の採石場から川を挟んだ南側になります。耕作地周辺はいかにも よさげな雰囲気です。
     この耕作地の向こう、山際に水路があるのですが、その付近でミヤコアオイを 確認しています。といってもこれまた1980年代のことですが…。

     この2ヶ所とも、シーズンオフにカンアオイだけ確認しておいて、成虫の発生期 に訪れたことはありません。
     たぶん居ないだろうと思っていたから行ってないのですが、それぞれ一度は シーズン中に行って、「居なかったデータ」をきっちり残すべきなのでしょう ね。
     けど、どーも行く気になれません。

  • 2008年04月05日
     今日は絶好のギフチョウ日和。しかも土曜日ですね…。
     午前中好天だった昨日は、発生初日の京都ギフが某山の陽だまりで舞っていた と思われるのだけれども、お仕事。そして本日土曜日は、これだけの良いお天気、 店もヒマなことだしチョッとナニして行ってしまおうかと思っていたのに、メ ーカーの勉強会で神戸までお出かけ…。
     従って今のところ、ギフチョウの成虫を対象には未出動なのでネタがありませ ん。そこで今日は、某SNSのギフチョウ・コミュで話題になった「コブだいだい」 のギフチョウを貼っておきましょう。

  • 2007年05月/秋田県

     「コブだいだい」って何?ですよね。(実は私も知りませんでした)
     定義すると、後翅外縁の橙紋がコブ表面に現れることだそうです。そして左右 とも橙色鱗粉5個以上のっている個体を、所謂「エエもん」と称しているようで す。

     この個体、
    ←こんな感じで裏面のコブには橙色鱗粉がハッキリとのっていますが、表面は 「ホンマに出てんのか?」ですよね。

     ↑のように拡大すると、右は橙色鱗粉が10個以上のっていると思われますが、 左はどんなに目を凝らしてみても2個だけしかありません。
     イマイチの「コブだいだい」でしたな。

  • 2008年04月07日
     蝶屋休眠中の10数年間を除き、高校生のときから、その年の初ギフチョウを対 象に出かけるときは、pekeyama氏と 一緒ということが決まり事のようになっております。
     と言うよりも、先ずは氏と一緒に行かないと、シーズンの幕開けという気にな りません。
     という訳で、04月06日(日)は二人して軽トラに乗り、岐阜県美濃地方低山地 をウロウロしておりました。
     ところで何故、今さら岐阜県美濃地方低山地なのかと申しますと、

      ・私の感覚では、現時点の季節進行は例年より少し遅れており、
       「発生の早い地域」でないと、まともに見れないと予想した。
      ・本当はS山に行ってS山型を採りたかったが、多くの人出が予
       想されるのでS山以外ということになった。
      ・このあたりの黒いギフチョウを採りたかった。
      ・安くなったとは言え、ガソリンが高いのであまり遠くへ行く
       のはチョッと…。

     といった理由からであります。

     一般に岐阜県美濃地方低山地でのギフチョウ採集の難易度は「最も簡単」と ランク付けされることに違和感はありません。しかしながら現在では、同じく 「最も簡単」とランク付けられる北陸地方低山地よりもかなり採り難くなって います。
     その原因の一つに、ギフチョウ好みの低山地にゴルフ場が造成されたことによ るギフチョウ発生地そのものの消滅が挙げられます。
     この理由から、「昔は多かったのに、今は居ないのじゃないか?」と思われる 市町村としてに加茂郡富加町があります。
     「居なくなってしまったかもしれない…」
    となると、「それなら、採ってみましょう!」ということで今回の目標を【岐阜 県加茂郡富加町ラベル】のギフチョウ採集に設定しました。