2008年05月16日
結局この後に行ってみたのは、山形県酒田市の青沢トンネル付近です。「青沢
峠」として記録があることから、とりあえず行ってみたのですが地形図に「青沢
峠」と記された場所は見当たりません。何処のことだかイマイチよく判らなかっ
たのですが、きっと青沢トンネルの上だろうと酒田市側から見てトンネル左の沢
を詰め、適当な場所から急斜面を直登すると、
←な感じです。
ブナの葉が開き過ぎて時期が悪そうです。
谷筋で少数のカンアオイは確認していたのですが、斜面林床ではカンアオイ
・サイシン共に見られず「イマイチやなぁ」と降り始めると、遠くを1頭のギフ
チョウが通過。追いかけても藪がきつくて間に合いそうになかったので、そのま
ま見送りです。
結局、ここ「青沢トンネル上部尾根」としてこの1頭の目撃のみに終わりま
した。
これで05月04日の採集・観察行動は終了。この青沢トンネルから山形県旧八幡
町方面へ戻り、
←の立ち寄り湯(八森温泉ゆりんこ、料金は\400)で入浴。サウナ・ボディーソー
プ・シャンプー付き、茶色の湯ですが泉質は良好、混雑度も中程度だったので合格
です。
この後、鼠ヶ関のお店で烏賊の刺身を購入し、国道7号沿いの駐車スペースで
就寝いたしました。
(もう05月16日やのに、未だ05月04日の話しで引っぱっておりますがお許しを
…、前の日曜日05月12日には何処へも行ってないのでネタ不足なんです)
2008年05月19日
未だ、GWのお話しを続けます。今日は05月05日です。
前日の天気予報によると、この05月05日は移動可能な広い範囲で曇りのち雨
ということだったので移動日と決め、7号線→8号線と高速道路を使わずに、福井
県大野市までゆっくり走るつもりでした。
曇り空の下、ココロ穏やかに1桁国道を快走しておったのですが、8号線を柏崎
市あたりまで来ると、何やら空が明るくなり薄日まで差してくるではありませ
んか。「雨でも落ちて来れば、諦めもつこうというのに、明るくなってきたやん、
どないしょ…」と焦り始めました。この天候でのんびりと国道を走っているよ
うではギフチョウの神さまにオコラレそうです。
何とかギフチョウが居そうな場所まで行って採集・観察行動を執らなければ
…、と思ったのですが柏崎市近くでの採集は全く予定しておらず、1/25000の地
形図の手持ちがありません。
仕方がないので、道路地図と周囲の雰囲気から『あの山と心中じゃ…』と決
め、行ってみたところ、
ギフチョウさんが、たぁーくさん飛んでいました。
ほとんどの個体は汚損しておったのですが、時々、
←程度の個体も見られ、
「さすがは新潟県。こんな天気、こんなエエ加減な探し方でもギフチョウのポ
イントが見つかるんや…」
と感心いたしました。
あまり長い間採集していると、翌日に予定している福井県大野市での採集に
支障をきたすので13:00前に終了し移動開始です。
しばらくすると雨も降り始めたので、今度こそココロ穏やかに国道8号を西へ
走行。親不知IC付近の、
←「親不知交流センター・まるたん坊」で入浴。温泉ではなく浴室も広くはあり
ませんが、ボディーソープ・シャンプー付きで\300。そのうえガラガラ、気に入り
ました。
この後、富山県黒部市のスーパーでサスの刺身(地物と書いてあった)を購入
。大雨の中、富山県を横断し国道359号沿い石川県境付近の駐車スペースでこの日
は就寝です。
2008年05月21日
「ええ加減にしとかんと、誰も読んでくれんようになりまっせ…」と、もう一
人の私が心の中で囁いています。
これで最後にしますので、あと一回だけGWのお話しにお付き合いください。
←福井県大野市の荒島岳です。
山頂付近にはカライトソウが生えているそうなのですがゴマシジミの記録は
無いらしい…。本当に居ないのかなぁ〜。
最終日の05月06日は福井県大野市で採集することにしました。
先ずはここ、荒島岳の中腹で新鮮な×雄を採集。もっと個体数が多いようにT
先輩からお聞きしてしていたのですが、案外居りません。もう少し粘れば良かっ
たのかもしれませんが、蝶屋さんが1名来られたので、ここでの採集はアッサリ
終了、次へ移動です。
今年の季節進行なら、ここからけっこう近い岐阜県のI地区でも出ているでし
ょう。けれども、これだけの好天です。きっと多くの蝶屋さんが結集され、えらい
ことになっているだろうと思ったので、大野市の某所へ。
その某所に生えていたウスバサイシンは、
←のような状態でした。この感じでは時期的に少し遅めといったところでしょ
うか。
実際、雄は全く見られず、見られた雌も少々汚損しており、終わりかけ?との
印象を受けました。
また、ここで歩き回っていると、多くのウスバサイシンが目に付くのでギフチ
ョウはこれを食草として利用しているのだろうと思い込んでおったのですが、
←のカンアオイも今回確認してしまいました。
こうなると、どっちを食草として利用しているのか分からないと言わざるを
得ません。
量的にはウスバサイシンの方が圧倒的に多いのですが、ギフチョウが好むの
は、やはりカンアオイでしょう。う〜ん、どっちを利用してるんだろ?
こういうことの追求は私には向かないので、見つけたカンアオイの葉裏だけ
をおざなりにめくり、卵がない事を確認してオシマイです。
この後、昨年の曇天時に下見していた林道をかなり奥の方まで詰め、尾根筋の
ブナ林に入ってみたのですが、ギフチョウは全く見られません。まあ、下見時に
もカンアオイ・サイシン共確認できていなかったので、期待していなかったので
すが、その通りの結果でした。
2008年05月23日
『ふしみやDB』の種名フィールドに[ギフチョウ]
、産地及び標高等の補足フィールドに[ブナオ峠]と
入れて検索ボタンを押すと次の2件のレコードが抽出されました。
1:2002年07月21日:下見A:晴れ。
峠付近のブナ林林床にカンアオイ多し。採れたも同然。期待頭数10。
時期は5月上旬とみた。
2:2004年04月29日:null-1:晴れ。
約19℃。国道156側のゲートから自転車で約6km進行したが積雪の
ため以降徒歩。この峠に着いてみると付近は一面の雪原。
とても本種が発生している雰囲気ではなかった。地図x1地点。
そしてこの前の日曜日、2008年05月18日に行ってきたのは、
[富山県南砺市(旧東礪波郡上平村)西赤尾集落西方ブナオ峠]です。
ところでmさん(8さんかな?)、申し訳ございません。「訳のわからない場
所に行くつもりです…」とか言っておきながら、実際に行ったのはブナオ峠。居
て当然の場所に行った話しでは「オモシロイことあらしませんがな…」との呟
きが聞こえてきそうです。
けど、今週はこれしかネタがないので、がまんしてお付き合いくださいませ。
2008年05月26日
03:20自宅出発。 05:03敦賀IC流入。 06:07片山津ICで一旦流出(通勤割引1050円)
ETCカードを差し替え再度流入。 07:08五箇山IC流出(通勤割引1000円)。
そして、 ←西赤尾のゲート前に07:11着。 ここまで約300km。一生懸命走っ
てきた軽トラが眩しゅうございます。
ここで乗り物を軽トラから自転車に替えて、ブナオ峠までの県道を走行する
ことになります。
ゲートから峠までの標高差は650mで距離は約8km。そのうえ路面は舗装されて
おったのに、
←地点に到達するまでに要した時間は、フウフウ言いながらの約75分。とても「
走行」とは言えませんな。こんなスピードと体力ではクモツキの探索なんてとて
もできそうにありません。あのオレンジ色にはチョッとそそられたりするのです
が、クモツキ探索への参入はどうやら無理のようです。
この峠付近で2〜3頭は見られるだろうと目論んでおったのですが、全く見られ
ません。この日付でこの好天です。居るものであれば、既に飛んでいるハズ、「お
かしいなぁ」です…。
イヤな予感がしてまいりました。
|