2008年12月25日
長々と続けてきました今回の標本撮影のお話しも、今日でおしまいにします。
最後は、コンデジ画像とデジ一眼画像の比較です。
そもそも受光素子(今回の場合はCCD)の大きさが、あまりにも違い過ぎるので、
勝負にならない事ぐらい簡単に予想できるのですが、試しにやってみました。
下はギフチョウの右側後翅表面の拡大画像です。
但し、WEBにUPする為、ある程度の加工(同一条件でのコントラスト調整とアンシャープマスク掛け)
を行っています。
言うまでもなく、上がコンデジ、下がデジ一眼での撮影です。ところで、先に拡大画像と書きましたが、正確に表現すると、
「双方の元画像をモニター上でピクセル等倍表示し、その一部分をそれぞれ
同一ピクセルサイズで切り出してUPした結果、拡大画像のように見える」
という事になろうかと思います。
そして、上の画像ではコンデジ画像の方が、より拡大されたように写っていますが、これは、
・コンデジ:3264×2448ピクセル。但しCCDのサイズは1/2.5型(5.7×4.3ミリ)
・デジ一眼:3008×2000ピクセル。但しCCDのサイズはAPS-C(23.4×16.7ミリ)
であることが原因です。
それにしても違い過ぎますな…。
縮小した状態では、その差があまり気にならないのですが、
こうして比べてみると、コンデジの画像は、一言、「あかん…」ですわ。
手持ちの機材がコンデジだけだったら、
何とか誤魔化しながらコンデジで標本撮影を続けたかもしれませんが、
これだけの違いを見てしまうと、これからもデジ一眼で撮影せざるを得ません。
中腰姿勢での撮影がとっても苦しいのですが、今年採った個体も全て、
デジ一眼を使い、今まで通りの方法で撮影することにしましょう。
2008年12月27日
この時期の恒例となりました「今年、2008年を振り返って」というのを
今日以降31日までポチポチ書いていこうと思います。
先ず今日は、1月〜3月まで。
1月:正月早々、京都市中央斎場付近でギフチョウがおらぬものかと探索するも、
荒れた林ばかりでカンアオイも見出せず。
2月:ノートを繰ってみたところ【02月の状況】として3行、
「1月中旬〜2月いっぱいは週末毎に荒天になり積雪日が多く、京都市付近の山々へは下見に行けない状況だった。
従ってこの2月は全くフィールドに出ていない」 と記してありました。
3月:何と言ってもこの画像の南大東島。
これを写したのは到着日の03月01日です。少々肌寒く、どんよりと曇っておりました。
従ってこの日はハマヤマトはもとより、ヤマトシジミも飛ばないというダメ天気。
それでもウスイロコノマチョウを1頭採っているあたりが意地汚いか…。
心残りはこの富士食堂で、しまびとさんおススメの「大東ソバと大東寿司のセット」
を食べなかった事。また行かなアカンなぁ〜。
中旬から下旬にかけての日曜日は、京都府亀岡市から南丹市(旧園部町)にかけて
ギフチョウの下見をしておりました。
2008年12月29日
4月:勿論、京都市とその周辺(滋賀県大津市とか京都府南丹市)へは
採集可能の天候であれば、仕事をチョッとナニしたりしてず〜っと出かけておりました。
なのでありますが、もう、あきませんな。この地域は「へたってる」と表現するしかないように思います。
西京区の某所は未だ大丈夫なのかもしれませんが、私は今年見ていません。
少し遠くまで足を伸ばせる休日には、岐阜県美濃地方低山地、
京都府南山城村、京都府丹後半島、島根県安来市、鳥取県伯耆大山周辺に出掛け、
それなりの結果(と言ってもnullの含有率がかなり高い…)を得ております。
あっ、忘れてた。対象種名をここまで書いていませんでした。
敢えて書かなくてもよいようなものですが、対象種は全てギフチョウです。
ところで、上の三角点標石画像(私的コレクションの対象)
は京都府丹後半島で撮影してきました。画像の杭には「一等三角点」となっていますが、
『一等』の文字は誰かが書き入れたものと思われます。ここは「一等三角点」
ではないハズです。
2008年12月31日
のんびりと書いていたので、今年の総括が今年中に終わらなくなってしまいました。
年を跨いで、淡々と通常のペースで書くことにしましょう。
ということで、今日は5月。
5月:ゴールデンウイーク後半の4連休は例によって日本海側を北上、
各地でそこそこのギフチョウを採集できたのは良かったのですが、
秋田県の有名ポイントで横柄な態度の関西人蝶屋と遭遇。
「こんなヒト、未だ居てるんや」 という事が判り、ええ勉強をさせていただきました。
中旬には富山県南砺市のブナオ峠に行ったのですが、まさかのnull。
居ると分かっている場所で絶好のギフ日和、にもかかわらず目撃もナシの完封負け。
まあ、こんなこともあります。
上の画像はブナオ峠そのものになります。広くて明る過ぎますが、
広場の縁を飛んでもよさそうな雰囲気はありました。また、
写っている看板背後の斜面にもカンアオイは生えておったのですがねぇ…。
来年の8月上旬には、この看板の右側にある登り口から、
山ゴマ・ファイトに突入する予定です。
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