2009年06月09日
画像が無いと寂しいので、沖縄の海でも貼っておきましょう。
島尻郡座間味村は阿嘉島の北浜ビーチです。こんなにきれいなビーチなのに誰も居ません。
紫外線の強い日中に、泳ぎに来るような人はおられないのでしょう。
この画像を貼ったので、慶良間諸島でのお話しになるのだろうと思われましたよね、きっと。
けど、今日は未だ 「疲れてなんかいるものか!」 なのでアタマがまとまりません。
事実のみを書いておきましょう。
本日、2009年06月09日、今年の初キマダラルリツバメを採集してきました。
京都市左京区の既知ポイントではありますが、15:57に最初に1雄をネットインし、
都合□雄の採集でございました。これら採集個体の鮮度から類推するに、
数日前からの発生だったでしょう。
いよいよです。これから1.5ヶ月弱続く、キマリン成虫シーズンの始まりです。
2009年06月11日
早いとこ書いてしまわないと忘れてしまいそうなので、撮影済み標本箱の残3箱のUPはもう少し後にして、
06月06日~07日にかけて行ってきた慶良間諸島のお話しです。
この船は那覇泊港の北岸から出航する高速船です。
実は、この「クイーンざまみ」以外の全てのフェリー等は、
泊港の総合施設である「とまりん」という大きなビル付近から出航します。
ということなので、のんびりと「とまりん」までやってきて、
「え゙っ、あんなとこから出航かぁ?!」
と慌てて北岸へとダッシュ!というような事のないように注意しましょう。
運航スケジュールですが、泊港09:00発→阿嘉港10:10着というものなので、
前日からの那覇宿泊でないと、この便には間に合いません。
阿嘉港で今回宿泊した「すまいる」さんの出迎えを受け、約1分で宿に到着。
こんな短い距離なら、わざわざ車に乗らなくてもよさそうなものですが、
荷物が多い場合は助かりますね。
因みに、この「すまいる」ですが、これまでに泊まった沖縄の民宿の中では最高でした。
夕、朝食共に品数多く美味。部屋はユニバス(湯船は無くてシャワーのみ)付き。
冷蔵庫は各階で共用ですが、案内された部屋には4台のセミダブルベットが置いてあって
「この部屋に一人で泊まっていいんですか?」
と思わず聞いてしまいました。更に液晶TV(見なかったけど)の前にはテーブルとソファーが設えられ、
三角紙へのデータ記入も楽チン。
これで1泊2食付税込み6825円というのは、とっても安い。
部屋に荷物を置くとすぐに採集行動の開始です。
←の民宿兼スーパーで自転車を借り(1500円/24時間)、
先ずは慶良間空港のある外地島を目指しました。
例によって観光案内調になってきましたね。
ところで突然ですが、先程とても良いことがありました。
そう、キマリンの新規ポイントを見つけてきました。
今回は新鮮な×雄を採集。これから個体数を増すことでしょう。
キマリンがそこらじゅうに居るここ京都市内とは言え、
冬場に下見し、テリ張り位置までピンポイントで予想通りだと、
とてもうれしゅうございます。
2009年06月13日
「自転車で外地島へ出発とな?またおかしなこと書いて…」
と思われたかもしれませんが、実は
←のように、阿嘉島-慶留間島-外地島の3島は、それぞれ海上に架かる橋で結ばれており、
船に乗らなくても移動できるのです。
到着当日06月06日は、10:30頃からの採集行動開始だったのですが、自転車で回れたことから、
この3島の主だったポイント全てで、到着当日にネットを振ることができました。
ということなので、各島の状況をそれぞれ書いておきましょう。
外地島
この島、空港(現状、定期便は就航していません)は在るのですが、民家はありせん。
昼間だけ空港維持管理の為に何名かおられるようですが、夜にはゲートが閉まり、
無人島状態になるようです。
ここでは空港前広場から展望台に至る遊歩道がポイント。
この遊歩道を何往復かして、両側のブッシュから出てくるリュウキュウウラナミジャノメや
リュウキュウヒメジャノメを、そこそこ得ることができました。
それから、空港前広場の芝生内でヤマトシジミやヒメシルビアシジミはおらぬものだろうかと、
かなり一生懸命に探したのですが見られませんでした。
ヒメシルビアシジミについては同島未記録種なので、
「まぁ、しゃーないか」
とも思えたのですが、ヤマトシジミの居ないのが納得できません。
カタバミが見当たらなかったので、
「もしかするとヤマトシジミでnullを喰らうかぁ?」
と少々焦ったのですが、何とか橋に近いアスファルト道路脇で1雄採ることができ、
やれやれでございました。
2009年06月15日
昨日、06月14日(日)はキマリンのテリ待ち心中をしてしまいました。
哀しいことでございます。
場所が京都府中北部の山間部であったことから、未発生(京都市内の現状は昨年よりも若干遅れている)
の可能性も棄て切れませんが、やっぱり居ない場所なのかもしれません。
しかし、探索対象がキマリンの場合、「居ない」とは言い切れないのが辛いところ、
モヤモヤが溜まってしまいます。
ご理解いただけると思いますが、キマリンに関しては詳しく書くことができないので、
慶良間諸島の話しを続けます。
慶留間島
外地島での採集を終え、この「げるまばし」を渡り慶留間島へ。
当地を訪れようと地形図を見るまで、「ケルマ」と読むのだとばかり思っていましたが、
このように濁点が付くんですね。なんか、健康器具のお箸みたい。
地形図をご覧頂くと解っていただけると思いますが、この島での採集ポイントとしては、
147mの標高点に向かって伸びる道しかあり得ません。
ということで、この道を進んだのですが、目当てのリュウキュウウラナミジャノメは、
2雄しか得られませんでした。
ここまで少ないとは…。チョッと信じられませんでした。
この島でのもう一つの目的は、例によって地這いシジミ3種。
ヤマトシジミを得るのは当然として、案外居るのじゃないかな?
と妄想中のハマヤマトシジミや、居れば同島初記録となるヒメシルビアシジミを狙って、
←のような集落内の荒地を丁寧に見て回ったのですが、居るのはヤマトシジミばかり。
「座間味島におるんやから、ここにも居てるやろ」
と実は本気で期待していたヒメシルビアシジミについては、学校のグランド脇で、
「んん?」
というのを1頭見失ったのがとても心残りです。
慶良間諸島のお話しは未だ続けるのですが、今日はこれでおしまいです。
ところで先程、とても良いことがありました。
いえいえ、キマの新ポイントを見つけたのではありません。
京都市内ではございますが、昨年やって採れなかった珍ラベルで個体数が少ないポイントのキマリンを
△雄も採集することができました。
T先輩、ごっつぁんでございました。
2009年06月17日
ボチボチ飽きてきましたよね、慶良間諸島のお話し。私も飽きてきたのですが、
このWEB版は手書きノートを補間するためでもありますので、続けます。
阿嘉島
この阿嘉島は、先にUPした地図内の3島の中心地になります。
外地島や慶留間島には販売所は勿論のこと、飲み物の自販機すらありませんから、
この阿嘉島で食料等を購入し、他島へお出かけしましょう。

↑阿嘉島で撮影してきた目的種、リュウキュウウラナミジャノメ。
草は被っているし、個体自体の鮮度もイマイチ。新鮮な個体も少しは見られたのですが、
ほとんどは、この個体のような鮮度でした。時期としてはもう4~5日早く来れば良かったかな?
といったところでしょう。
そして本種の個体数は、阿嘉島>外地島>慶留間島の順でした。また、見られた個体の鮮度は、
各島同程度でした。どうやら、島による発生時期の差異は、認められないようです。
元々、この3島だけで採集する予定だったのですが、
←の座間味村の村内航路(運賃は300円)があることを民宿で教えてもらったので、
06月07日は阿嘉島港12:15発の便で座間味島へ渡ることにしました。
ということで、次回は座間味島のお話しになります。
ところで、本日06月17日までのキマリンの状況です。
06月09日にスタートし、天候面から採集できなかったのが06月10日のみ。
06月14日の日曜日は好天だったにもかかわらず、チャレンジャーになって「テリ待ち心中」のnull。
ここまでこの2日間だけがMYネットにキマリンの入らない日となりました。
採集個体数の合計は☆△雄×雌。(どこで採ってんねん!ですよね)
今日も1ヶ所私的新ポイントで×雄得る事ができたので、今年、ここまでに増えた新ポイントは都合2ヶ所。
まあ、好調と言ってもよいでしょう。

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