2009年08月19日
かなり遅くなってしまいましたが、08月13日の行動です。
前日の08月12日の夜から中国道楢原PAで寝ていたのですが、朝起きてみて、びっくりしました。
というのは、信じられないくらいのクルマがこのPAに駐車されていたからです。お盆の高速道路、
さすがに混んでますわ。
ここから広島方面へと走行中にNHKラジオの天気予報を聴いたところ、
中国地方は日本海に近いほど天気が悪いという予報でした。そこで、
当初予定していた島根県方面での採集は断念し、広島県の東北部から始めることにしました。
先ずは旧東城町内で地形図を見ながらの探索です。ワレモコウを含む雰囲気の良い斜面は、
各所で見られるのですが、ゴマシジミはことごとく見られませんでした。ワレモコウの状態から、
居るものであれば発生していると推定できるのですが、ぜーんぜん居りません。
そうこうしている間に雨が降り始めたので、当地よりは空が明るく見える旧神石町方面へ移動です。
旧神石町では、これまでにかなり細かく探したので、
「アンタ、最近にしては、けっこう、ぎょーさん採ってるやん」
と言われそうなのですが、今回は哀しい光景を見てしまいました。
←の場所は、撮影地点から約100Mに亘って狭いけれども状態の良い斜面が続いており、
青くて白くて大きな神石ゴマが得られたのですが、ご覧のように、今まさにポイントが潰されている最中でした。
こういう光景を見ると、
「次の年のことを考えて、残して置くんじゃなかった…」
と思ってしまいます。
結局、旧神石町では既知ポイントで○頭だけのお持ち帰りでした。どうもこの辺り、
未だこれからのような印象を受けました。
あっ、そうそう、某掲示板では今頃書いても「何や?」ということになろうかと思いますので、
自分のページでレスしておきますね。
「高山周辺」って、ゴマ狙いで行ったことがないので、全くのワケワカメです。
けど、「世羅方面」につきましては、未だ諦めておりまッせん!
2009年08月21日
この08月13日、広島県旧神石町の次に訪れたのは、某掲示板で【宇治の旦那さま】が予想された通り、
鳥取県のN町でございました。(行動を当てられてしまうのは、チョッと悔しい…。)
このN町に居た間は、ずーっと雨が降り続いていたので、新ポイントを探す根性も無く、
既知ポイントに寄って叩き出しの○頭を採集したのみ。
「やっぱり鳥取県に入ってしまうとアカンみたい…、県境の山を越えんと、雨は止まんでぇ」
との判断で岡山県側に入ったのですが、未だしつこく雨が降っているので、軟弱にも既知ポイントへ。
既知ポイントなので居って当然の△頭を採集した後、
「広島県に入らんと、天気はマシならんのとちゃうか?」
と再び広島県に戻ると、予想通り雨は降っておりません。
雨が降っていないと新ポイントを探す気力が湧いてくるので、
地形図を見ながら探し回り、 ←の場所に行き当たったときには、 「ふふッ、5頭は採れたな」
と思わず呟いたのですが、皆さまのご期待通り、全くのnull。
まだまだ修行が足りませんわ。
結局、広島県の「現」庄原市に戻っても、既知ポイントでしかゴマシジミを見る
(合計□頭見て×頭のお持ち帰り)ことができず、私的には完敗の08月13日でございました。
2009年08月24日
昨日は京都市でコレクション・フェアーが行われ、多くの虫屋さんが入洛されたことでしょう。
コレクション・フェアーでは、文献やインターネット上でお名前だけは知っていても、
実際会ったことのない方々のお顔を拝見することができたり、「久し振りぃ〜」
といった感じで知り合いと再会できることが楽しみではあるのですが、私は行きませんでした。
「京都が会場やし、当然来るもんやろ」と思われていた皆様、
「すんません、かんにんしとぉくれやっしゃ」
です。
ということで昨日(08月23日)はコレクション・フェアーへ行かずに広島県へ行っておったのですが、
この広島県でのお話しは、後日書くことにして、今日はお盆休みの続きです。
08月13日の夕方、自宅に電話を入れると、脳天気にも蝶を採っている状態ではない旨の話しを嫁さんから聴きました。
「早よ帰らなアカン…」と思ったのですが、既にアルコールを摂取していることから、
帰る術も無く、そのまま車中で就寝。
翌08月14日は、起きてすぐに帰ろうかとも思ったのですが、せっかく近くまで来ている事ですし、
島根県の1ヶ所だけを見て帰ることにしました。(かなりシリアスな状態だと推定できるのですが
20年前とは違い、私自身もかなり図太くなったのでしょう)
実は私、島根県ラベルの本種は採ったことがなかったので、先ずは記録が公表されている字名へ訪れたところ、
あっさりとポイントが見つかりました。
ここは誰が見てもポイントだと判る斜面で、しかもメインの道路から丸見えです。
そして実際、この場所に入ってみると、どうやら有名ポイントのようで、既に多くの踏み跡がありました。
で、↑のベタな構図、しかも破損したゴマシジミは、この島根県のポイントで撮影です。
ところで、ここまで背景をボカして撮影するのは、コンデジにとって最も不得意とするところです。
長女のパナソニック製や、嫁さんのものになってしまったニコン製のコンデジで同様に撮ろうとすると、
広角側では上手くマクロ撮影できるのですが、望遠側にすると対象物にちゃんとピントが合いません。
(使い方が悪い可能性アリ)
ということで、このゴマシジミは愛用のリコー製Caplio R7で撮ったものです。
このリコー製Caplio R7、こういう絵が簡単に撮れるので気に入っているのですが、
問題は故障の多さ。購入して未だ3年も経っていないのに、2回も光学ユニット総交換という修理をしました。
この2回の故障については、メーカー保証と店舗保証があったので、私自身の出費は0円だったのですが、
保証期間外だとこの修理をするには20000円弱必要になるとの事なので、現在、ビクビクしながら使っています。
2009年08月26日
結局、13日〜14日の2日間で中国地方のゴマシジミの記録がある4県、
即ち、鳥取・島根・岡山・広島の全てで採集できた訳ですが、今回はイマイチ不完全燃焼…。
仕方ありません。こういう年も、ありますわ。
突然ですが、
←ニホンアマガエルです。
お盆休みの後半に家族5人で行った琵琶湖畔で撮ってきました。
この画像もCaplio R7の望遠側マクロモードで撮ったのですが、カエルのように立体的な被写体になると、
ピントの合う範囲が狭いため上手く撮れません。
絞り優先撮影モードが付いていれば、きっちりピントが合ったのでしょうが、
コンデジなので仕方ありませんな。
ところで、
「アンタがカエル好きなのは知ってるけど、なんでカエルやねん?」
ですよね。
実は、今回泳ぎに行った近江舞子水泳場の琵琶湖に流れ込む小さな川の河口では、
トノサマガエルとニホンアマガエルの個体数がとても多かったんです。という訳で、
カエル好きの私は、カエルの撮影に精を出しておりました。
そして長女と次女は、網を手にしてカエル採りです。
それにしてもこの二人、カエルを捕獲しようとするときの集中力には、素晴らしいものがあります。
流石、採り屋である私の娘達です。褒めてあげたくなってしまいました。
けど、側で黙って見ていた嫁さんは、きっとこう思っていたことでしょう。
「はぁ〜、悪いところばかり似てしまって…」
と…。
2009年08月29日
08月23日、京都で開催されたコレクション・フェアーへは行かず、採集に出かけた先は広島県。
もちろん、対象種はゴマシジミです。
少し前、k*nk*n氏には「08月23日は、キマリンの下見に広島へ行く予定なので…」と連絡しておったのですが、
08月02日に島根県ラベルのホシチャバネセセリを狙いに行ったとき、
広島県内の旧戸河内町や旧芸北町でキマリンを対象に下見もしておりました。
その結果、旧芸北町で2ヶ所「少しは匂う…、かな?」という場所(来年訪れてみるつもりです)があったので、
今回はキマの下見ではなく、ゴマシジミの成虫狙いにアッサリと変更してしまいました。
それにしても、聖湖のキャンプ場。もう少ししっとりとしていて足元が荒れていたら、ええポイントやと思うんやけどなぁ〜。
さて、08月23日のお話に戻りましょう。
この時期、広島県内でゴマシジミを狙うとすれば、所謂「世羅台地のゴマシジミ」
となります。
現在でも見られる?という「現」三原市の既知ポイントでは保護されているそうなので
「チョッとなぁ…」と、こちら方面はパス。 (とか言いながら、そのうち様子見に行くかもしれませんが)
そこで、以前にも1度やった事はあるのですが、旧世羅町から北東方面を探索することにしました。
08:30頃、旧吉舎町から始め、入れども入れどもnullが続く中、旧甲山町の状態の良い急斜面で、
不規則に飛ぶそこそこの大きさの青いシジミを発見!
一気に心拍数は上がり、デレッと寝そべっているシマヘビの黒化個体を蹴飛ばしながら急斜面を駆け上がり、
ネットに入れてみるとウラナミシジミ…。
一気に萎えてしまいました。
結局、旧吉舎町・旧世羅町・旧甲山町・旧上下町・旧総領町と探したのですが、例によって、ことごとくnull。
カスリもしませんわ。
私自身のセンスの無さを感じてしまいます。
にもかかわらず、ゴマシジミの生態画像↑があるのは、帰路途中に旧神石町の既知ポイントに寄って撮って
(採って)きたからであります。
前にも書きましたが、ここ旧神石町まで来るとゴマシジミはちゃんと居てくれるのですけどねぇ…。
なお、字名は既知ポイントと同一になるのですが、今回も旧神石町で1ヶ所だけ新ポイントを確認することができました。
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