2009年の近況集19

  • 2009年10月07日

     成功体験の快感は、脳の深い所に強く刻まれるようです。

     「石川県に居るんやったら、福井県にも居てるやろ!」
     私らしい、前向きな発想ですね。
     と言うよりも、見つけたときの気持ち良さを忘れる事ができない、 いわば『採ったどーっ!ジャンキー』になってしまったのかもしれません。

     以前、福井県小浜市で川沿いのシルビアシジミ、所謂「土手ビア」を自転車に乗って探し、 見事返り討ちに遭ったのは記憶に新しいところです。
     マウスよりは少々お利口な私ですから、今回、学習能力を発揮し、同じ轍は二度と踏まないようにと 09月27日は福井県の「海ビア」に挑戦してきました。


     ということで「海ビア」探しに訪れた先は、福井県南条郡旧河野村から旧丹生郡越廼村にかけての越前海岸。
     到達可能な岩場へは必ず入り、丁寧に見て回ったのですが、ほとんどの場所でタイトゴメは見られるものの、 ヤハズソウが生えていたのが4ヶ所、ミヤコグサが生えていたのは上画像の他に1ヶ所だけでした。
     ヤハズソウの場所はさて置き、ミヤコグサが生えていた場所についてはけっこう真剣に探しました。 けれども、皆さまのご想像通り、シルビアシジミは全く見られませんでした。
     まあ、当然と言えば当然の結果なので落胆はありません。
     次は東尋坊あたりで探してみようかと思っている懲りない私です。

  • 2009年10月10日

     ネタがぜーんぜん無いので福井名物「ソース・カツ丼」です。
     09月27日、福井県越前海岸の「海ビア」探索では、探すべき場所が案外少なく、 お昼過ぎには探索行動を終了してしまいました。
     蝶を対象にフィールド活動している間、私は空腹を全く感じないのですが 「今日はもうオシマイ」と決めた瞬間、空腹感が襲ってきます。
     海岸沿いの民宿等では、「刺身定食などの昼食が用意できますよ」という旨の看板が各所に揚がっていたのですが、 採れてもいないのに贅沢はいけませんと自分に言い聞かせ、前から気になっていた福井名物「ソース・カツ丼」を食する事に。
     さて、いざ食べようとすると、お店というものはなかなか見つからないものです。こういった場合、 無駄にウロウロするのはやめて、見通しの良い田園地帯に存在する大型ショッピングモールを探しましょう。 特に北陸地方では、これが最も短時間で飲食店にたどり着ける方法だと思います。

     で、お味の方ですが、確かにこの揚げたてヒレトンカツはサクッとジューシーで美味。 そして白飯自体も高品質のお米が使われており、とても美味しい御飯でした。
     しかしながら、このおいしい銀シャリが、ウスターソースで「つゆだく」状態になっているというのはいかがなものでしょうか?
     ウスターソース味の御飯というものに、どーも馴染めない私です…。

     とか言いながら、もう一度食べてもよいかなッ、と思っております。
     これがB級グルメの魔力なんでしょうね。

  • 2009年10月13日
     最近、「海とミヤコグサ」というテーマで写真を撮り歩いているふしみやです。

     この体育の日がらみの連休も、このテーマを追って北陸地方へ行って参りました。

     そう、このお話しが今週以降のネタ。
     もうシーズンも終わりに近いので、思いっきり引っ張ることになると思いますが、ご容赦を。

  • 2009年10月14日

     「福井県福井市九頭竜川左岸堤防」か…、この文字列をラベルに書けたら、メッチャかっこええなぁ〜、 という子供じみた発想で先ず立ち寄ったのがココ。
     居なくて当然ではあるものの、万が一という事もあります。車で走行中に見えた↑の堤防斜面を訪れ、 「土手ビア」が居らぬものかと200M程歩いてみたのですが、ミヤコグサすら生えておりませんでした。

     ところで話しはそれますが、ミヤコグサって案外生えてませんねぇ。京都市内で本種の飼育を突然始めても、 餌の調達に難儀するようです。「都草」なのに、京都市内では生えている場所が思い当たりません。
     まっ、私が飼っているのではないのですが。


     本題に戻ります。
     この日、10月11日の1番目の目的地は、前にもチョロッと書いた東尋坊。
     落ちたらシャレにならん、命がけの「海ビア」探しです。

  • 2009年10月17日

     ホント、落ちたらシャレにならん、東尋坊↑です。
     超有名観光地なので、ご覧のように人でいっぱいですが、岩場の草付きがとても美味しそうです。
     この草付きを見てしまうと、たとえ多数の観光客で埋めつくされた場所だとしても、 探さずにはいられません。けれども、さすがにネットを手にしてウロウロする気にはなれず、 カメラを首からぶら下げ、観光客に擬態して岩場を歩き廻りました。

     ところでこの時の私、景色は見ずに地面ばかりを見つめ、ときにはしゃがみ込んで葉っぱを凝視…。 とっても不審なオッサンに見えたことでしょう。(誰も注視してないでしょうが)
     そうこうして調べたこの草付きですが、実際は見掛け倒しでして、ミヤコグサはほとんど生えておりませんでした。
     まあ、少しは在ったので、シルビアシジミ生息の可能性がゼロとまでは言い切りませんが、たぶん居ないと思います。


     そして、↑は事前に調べた最後の候補地で撮ってきた「海とミヤコグサ」です。
     崖の上のシバ草原には、ご覧のように高密度でけっこうな面積のミヤコグサ群落が存在しています。 そのうえ、このような群落が草原内に点々と在るではありませんか。
     到達した瞬間、例によって「これは採ったも同然」と思いましたわ。
     けれども、毎回で恐縮です…。
     ハイ、いつも通りのお約束、「居なぁ〜い」でございますよッ。

     まあ、場所が場所だけに、全く落胆はしておりません。
     しかしながらココでは、ほのかな香りが一瞬漂ったような気がします。ということで地名のご紹介はナシとさせていただきますね。

  • 2009年10月20日

     少し前、N氏から教えて頂いた掲示板に貼り込まれたシルビアシジミの画像が、とても気になっておりました。 (直リンを貼る訳にはいかないので「紀南地方 チョウ」などをキーワードにググッてみてください)
     掲示板には撮影された日付の表示は無かったのですが、掲示板の管理人様のHPにたどり着いてみると、 2009年09月26日であることが判明しました。ところが撮影場所については全く記述がありません。
     何も書かれていないとなると、「いったい何処なのだろうか?」と場所の詮索をしたくなってしまいます。
     そこで、掲示板に添えられた文章及びHPを熟読したところ、撮影場所は「和歌山県に違いないっ!」 と勝手に断定してしまいました。
     な・の・で、10月18日の日曜日は和歌山県でシルビアシジミ探しをしておりました。

     と書くと、次回からはこのお話しになるのかと思われるでしょうが、 未だ北陸紀行が残っているので、それが終わってから書くことになります。
     今日は日曜日に私が行った場所の報告のみでございました。

  • 2009年10月22日

     「海とミヤコグサ・北陸紀行」や「きっと居るに違いない・紀州ビア」のお話しを書かなければイケナイのですが、 UPするタイミングを外してしまうと、なんのこっちゃ判らなくなってしまうので、今のうちにUPしておきましょう。 (既に忘れておられるかもしれませんが…)


     2008年、京都市某所産のギフチョウです。

     この個体、状態は良くありませんが、少し前にギフチョウ掲示板で話題になっていた「火種」と推定されるギフチョウです。
     ちょうど話題になっていた頃、ギフチョウ掲示板に一瞬(5分ほど)UPしたのですが、すぐに削除しました。

     私、ふしみやが製作している本ホームページは、一般の方々に読んで頂こうなんて、毛頭思っておりません。 従いまして、訪れてくださる皆様は、かなりディープな蝶屋さんばかりだと勝手に決め付けております。
     ところが、あちらの掲示板は一般の方も多く立ち寄られておるようです。そのような掲示板ですから、 こんな画像をUPして管理人さんに迷惑を掛けてはいけないと思い、3分間の考慮の後、削除いたしました。

     条例をよく読むと、採ってもなんら問題が無いと理解できるのに、あの掲示板に京都府産のギフチョウ標本を貼ったりすると、 「どー解釈したらそんな考え方になるんだぁ?」というようなレスが書き込まれたりするんでしょうね、きっと。

     まったくの素人さんは問題ないのですが、少し知っていて思い込みの激しい方というのは、 どーにも………(いつもより余分に…を付けておきました)、です。

  • 2009年10月24日

     実はこの体育の日絡みの連休に、どうしても訪れたかったのは、石川県能登半島の先端、その更に沖合い50kmに浮かぶ舳倉島でした。

     先にT先輩と電話で話しているとき、
      「能登半島沖のなんたらいう島に、ミヤコグサがいっぱい生えてるらしいで」
    という情報を頂いてしまいました。
     こんなお話しを聞いてしまうと、ホントに行ってしまうのが私です。
     (事前に根回しする時間がなかったので、見切り出発してしまい、帰宅後それはそれはえらいこ…、やめとこ)


     ↑の船、軽の1BOX車が邪魔になって読みにくいですが、船名は「ニューへぐら」と表示されています。
     この約100トンの「ニューへぐら」という船、好天だったにもかかわらず、今回激しく揺れました。 しかもそのゆれ方が私の大嫌いなゆれ方だったんです。
     激しく揺れる船として有名な波照間航路の安栄号のゆれ方は私平気なのですが、この「ニューへぐら」 の揺れ方は私にとって最悪。出航後約2分で気持ち悪くなってしまいました。

     あれ?なんか少し吐き気が…。
     どうやらこの画像を見ただけで胃が反応したようです。