2010年02月24日
私たち採り屋(採るだけで展翅標本を作らないヒトは除く)にとって、
「どや」
と、解る人に標本を見せるのは、気持ちの良い事であります。
本来は標本箱現物をお見せして、あーやこーやと言うのが楽しいのですが、
これはこれでまた、難しい問題があります。
そう、こういう事ができるのは、かなり濃い関係の人とでないと…、ネ。
ところでここ最近、Webへの接続環境が良くなり、
かなり重い画像でもストレスなく開くことができるようになってきました。
また、デジカメの性能も向上、キレイな標本画像を簡単に写すことができるようにもなりました。
こうなってくると、「Webで標本公開、みんな見て!」と私のような蝶屋が出現してくる訳です。
実際、Webでの標本公開には、色々なメリットがあります。
・見せたい標本だけ選択撮影し、公開できる。
・産地表記を望む範囲内に止めることができる。
・撮影時のみ強い光に晒すが、長時間明るい場所に出さないので標本の劣化が防げる。
・一度UPしてしまえば、公開しているのに画像の劣化がない。
・画像を貼り込める掲示板等にUPすれば、見てくれた人との双方向性が確保される。
といった好条件の下、「見せたい欲」を開放する事ができます。
また、蝶を採集してその標本を保有しているのであれば、
なんらかの形で公開するのが我々蝶屋にとって成すべき事だとも常々思っております。
公開すべき標本を所有し、綺麗に撮影する技術も持っている。
そして公開する場所も、世界に向かって開かれたWebという、
今迄では考えられなかった空間が存在しています。
これを利用しない手はありません。
そこで、
朝令暮改!
いやこの場合、舌の根も乾かぬ内にかな?
やっぱりやります。京都産キマダラルリツバメ標本画像プレートの製作を。
既に撮影済みの最近の標本でやろうとしたから、産地や採集年月日の表現方法で行き詰ったのであって、
周知のポイントで採った個体等、過去の標本を新たに撮影してUPする分には問題ないでしょう。
ということで昨日から古い標本の撮影を始めました。
近々、京都市左京区の個体をUPすることができると思います。
2010年02月27日
もうメゲません!(そのつもりです…)
キマの標本画像は、↓コレで行きます。
↑はテキストを入れた画像を貼りたかったので、プリントスクリーンの画像になってしまい、
少々荒れた画像となっていますが、実際はもっとキレイな画像を作っています。
キレイな画像へは、下の方のキマリンから入っていただくのが正規ルートですが、
ここからお跳びいただくこともできます。
シーズンインする前に、100個体程度はUPしておきたいのですが、
[ふしみやDB2009]も打ち込まないといけないので、どーなる事でしょうか…。
2010年03月02日
キマのプレート作ってます。
前回、「もうメゲません!」と書きましたが、あかん…。
目がチカチカしてきました。
4704×3024ピクセルの.xcfカンバス?に、切り抜いたキマ画像を並べて行くのですが、
整列させるのが超大変。
グリッドのメッシュを細かくして作業しているので、ホント、目が…。
それでも今日は『蹴上』の6個体(実は蹴上ではこれだけしか採ってないんです)
をUPしておきました。
あっ、それから上のギフは、画像がないときの賑やかしです。
上のギフ程度の画像編集なら楽なんですけどねぇ。
2010年03月05日
けっこう苦しみながらキマ・プレート作ってます。
今日は『八瀬』の12個体をUPしておきました。
これまで3プレートをUPしてきましたが、いずれのプレートも約30年前の個体がほとんどなので、
昭和の香りプンプンでございます。そう、展翅はバンザイしているし、色も褪せてます。
RAWで撮っているので、どーにでも補正できるのですが、撮影時に同時記録されている.jpg
を敢えてそのまま使っています。(最終的には少し加工していますが色調等はいぢっていません)
けど、そのまま使って特に気になるのは本種の雄特有の瑠璃色。
本当は↑の画像のように、私の脳が感じている瑠璃色に近づくよう加工してからUPしたいのですが、
より現実に近い雰囲気を表現しようとすると、あのような感じの仕上がりになってしまいます。
2010年03月07日
好きで作っているからよいようなものの、仕事でこんなことはしたくありませんな。
そう、キマ・プレートの製作です。
今日も『八瀬』の12個体をUPしておきました。
キマ・プレート製作に疲れたので、こうして、ギフチョウの画像加工に逃避しています。
表裏2個の画像を並べて→背景色揃えて→チョコチョコッとコントラストいぢって→
テキスト入れて→切り抜いて→軽くして→ホイっとUP。
楽でよろしいわ。
ところで上のギフ、展翅を失敗していますな。
この1雄しか採れなかったのに…。
2010年03月09日
今日も八瀬産キマ・プレート(その03)をUP
しておきました。
ところで、私のように京都市在住の蝶屋にとっては、キマダラルリツバメってとても身近な種なのですが、
全国的にみると、かなり特殊な蝶なんでしょうね。
関西以外の蝶屋さんにとっては、こうしてキマの標本画像ばっかりUPされても、
「やった経験があまりないので、全然面白くない」
といった感想になるのかもしれません。
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