2010年05月14日
05月04日から新潟県中越地方以北の天気が崩れるという予報だったので、
05月03日中には高速道路に入ってしまい、せめて豊栄PAぐらいまで進んでおきたかったのですが、
村上市で夕食の買出しに時間かけ、さらに旧中条町の温泉にゆっくり浸かってしまったので、
これ以上移動するのが面倒になってしまいました。
今日の行動はこれで終了という事にして、この温泉にほど近い公園の駐車場で就寝。
翌05月04日は04:50から移動を開始したのですが、排気量0.66Lのクルマでは平均して85km/h
程度のスピードしか出ないので、富山県の旧上平村まで走るのが精一杯。
本当に行きたかった福井県までは、時間不足で到達できませんでした。
さて、私の場合、旧上平村と言えばブナオ峠。超、相性の悪いポイントです。
今迄、下見を含め4回も訪れたのに、採れたギフチョウは激しく汚損した雄が2頭のみ…。
ここまで私をコケにしたポイントは当地だけです。(いや、そーいえば内**林道でも似たようなことが…)
ということで、餅を搗いて5回目のブナオ峠です。
今回は自転車を持っていなかったので、
「根性で歩いたる!」
と気合を入れて歩き始めること約20分。目の前に、
←の光景が展開して参りました。
そう、ご覧のように、
「ポイント周辺は雪に埋もれてまっせ」
ということですわ。
これで、ブナオ峠ラベルのきれいなギフチョウは諦めるとして、
せっかくですからもう少し足を伸ばせば到着できるサイシン喰いのポイントまで行ったのですが、
何故か目撃も無しのnull。サイシンの開き具合からは、ちょうど適期のように思われたのですがねぇ…。
次に行ってみたかったのは、桂湖でした。
これまでブナオ峠へと向かう途中、左手を見下ろして、
「あの桂湖の周辺、もしかしたら居るかも?」
と毎回思っていたものですから、急いで向かったのですが、国道156号から入ってすぐの所に在るゲートは閉鎖。
この看板には4月下旬までが閉鎖との表示なのに、
「なんでやねん!」
と思わずゲートに突っ込みを入れてしまいました。
この後、旧上平村内にこだわって、記録ある場所無い場所とり交ぜてウロウロしたのですが、
いずれの場所でも目撃ナシの完封null。
結局、この日は好天高温の所謂「オニ日」になってしまったので、探索採集行動は13:00過ぎに終了。
次の目的地、福井県へと向かいました。
2010年05月17日
昨日の日曜日、05月16日も採集に行っておりましたが、このお話しはいずれまた…。
連休最終日(05月05日)の事を未だ書いていないので、しつこいですが、
今日も日本海側北上ツアーのお話しを続けます。
富山県旧上平村での行動を終えた後、向かった先は福井県の大野市でした。
高速道路を利用したので大野市へは16:00頃に到着。先ずは国道158号沿い大野市郊外のスーパーで、
豚肉250グラム、白豆腐1丁、カイワレとエノキ茸各1ポット、うどん1玉を購入。
今日の夕食はこれらの材料と、京都から持参してきたキムチと味噌汁の素で作るチゲ鍋モドキです。
そして今日の就寝ポイントは、パークホテル九頭竜
の前に在る九頭竜川河川敷。
ここはYキマさんに倣って表現すると、「五ツ星の車中泊ポイント」になります。即ち、
1:国道からは九頭竜川を隔てているので、トラック等のエンジン音が聞こえずとても静か。
2:駐車場所からパークホテル九頭竜の大浴場まで徒歩2分。
(入浴料300円、しかもボディーソープ・シャンプー付き、安い!)
3:今迄5泊以上してるけど、あの鬱陶しい職務質問は皆無。
4:この広い河川敷、何処に駐車してもクルマが微妙に傾かず水平になる。
(安眠する上で、これはとても大事)
5:翌日何処へ行くにしても、ポイントそれぞれに近くて便利。
最後の5について補足しておくと、九頭竜湖に近いポイントのH谷やI勢、
通行止めが解除されていれば石徹白、その手前のK谷堂・S面谷・T谷、
また大野市側に戻ったS山やコアラ等のポイントへはイメージ的に等距離にあるという事です。
で、連休最終日「オニ日」になった05月05日の結果ですが、事前に地形図で予想した通り、
谷筋にはウスバサイシンが生え、尾根筋にはヒメカンアオイが生えておりました。
そう、地形図の読み通りだった訳です。
その上、お読みくださっている皆さまには、甚だ面白くない事にギフチョウさんも、
いーっぱい飛んでおりました。
いっぱい居たとは言うものの、推定サイシン喰いのポイントでは個体数が少なく採集は○雄のみ。
一方、推定ヒメカン喰いの方は多かったのですが、先にも書いたようにこの日は「オニ日」になったので、
11:00頃からは飛ぶ個体が極端に少なくなってしまいました。
それにしても、いーっぱい居る場所を事前の読み通りにひと山当てて、独りで思う存分「採る」
というのは気持ちがよろしい。
正直に申しまして、採るという行為は、とっても楽しいです。
体力と気持ちの続く限り、ひたすら採ります。
カメラは持ってましたが、撮ったりなんかしません。
「昔は採ってましたが、今では観察したり撮影したりするだけです」
なぁーんて枯れたようなセリフ…、私には似合いません。
こんな私は「更生させるべき蝶屋」の筆頭なんでしょうね、きっと…。
2010年05月19日
05月16日(日)の事も書かんといかんのですが、先に05月09日(日)の事を書いておきます。
この日は、Uさまをはじめ、皆様に喜んでいただける、完封nullのお話しでございます。
主たる目的地は岐阜県揖斐郡旧徳山村…。
ここを目的地に選んだ時点でnullは約束されたようなものです。
「昔の産地が徳山湖に沈む前ならともかく、湖底に沈んだ今頃行ってどないするつもりやねん?」
ハイ、その通り、ごもっともでございます。
だから第一の目的はこの画像、高倉峠だったんです。
地形図を見ていると、この標高約950mの高倉峠の南方に等高線の間隔が空いた緩やかな地形がありました。
きっとここはブナ林で、その林床にはカンアオイが生えているだろうと妄想し、
実際訪れたのですが、アキマセンでした。
在る程度予測はしてたのですが、目に付く植生はササ原。斜面にはブナを交えた雑木林も見られたものの、
その林床は背丈の高いササで覆われ、カンアオイ類が生えるような環境ではありませんでした。
クルマで進行できなくなってから、ここまでかなりの距離を歩いてきたのですが、
この環境では仕方ありません。踵を返し、駐車場所まで走って降下です。
この後、道谷の林道をクルマでゆるゆると走行。良さげな場所ではクルマから降りて、
歩き回ったのですが、いずれの場所でも食草になり得る植物を見い出すことすらできませんでした。
2010年05月21日
旧徳山村におけるギフチョウは、どうやら谷筋のウスバサイシン発生だったらしいと、事前の調べで判っておりました。
ですから、ほとんどの谷筋が湖底に沈んでしまった現在、
←のような場所でネットを手にウロウロするのは無駄であると冷静になれば理解できるのですが、
「ここは記録のある元本郷集落の背後。しかもギフチョウの定番ポイントの城址。もしかすると…」
と、フィールドでは常に楽天的(単なるアフォとも言う)な私です。
この辺りでは、けっこうその気で探したのですが、ギフチョウは勿論の事、
サイシン、カンアオイ共に確認できませんでした。
この後、記録の無い旧坂内村でもチョッと探してみたのですが、
食草すら見い出せませんでした。
今回、初めてこの辺りでギフチョウを探してみたのですが、パッと見の山の感じでは居そうなのに、
実際探してみると居なぁーいし、居そうもない。
特に高倉峠なんかは、多産地である福井県南越前町の日野山周辺が眼下に見えているのにカンアオイすら生えていない…。
推定ですがこの辺りは、風が強過ぎたり地質の関係でブナ等の木本が大きく成長できず、
ササ優位が古くから維持され、美濃、越前のどちら側からもカンアオイが侵入できなかったのでしょう。
2010年05月24日
先ずはこの図↓をご覧いただきましょう。

05月16日(日)はこのルートで走行し、ギフチョウやシルビアシジミを探す予定でございました…。
もうお判りですね、高速道路の走行距離約580kmを料金150円でドライブしようとの魂胆です。
とは言え、SAやPAにイイ蝶が飛んで来るハズもないので、例によって自転車を持参。
「なんや、このオッサン。軽トラから自転車降ろして、何処へ行きよるんやろ?」
と、PA内の人々に、奇異な印象を与えてギフチョウ探しへと出発です。
ところがこのPA、厳重にフェンスで囲われ、出口が見つからない…。
一旦出発してすぐに戻るのはPA内ギャラリーの手前、カッコ悪いのでもう一度ゲートを良く見ると、
入り口を塞いでいたメッシュシートは紐でくくってあるだけでした。
どうにかPAを出て、ふと林道横の斜面を見るとこんな感じ。
←の画像、高速道路とウスバサイシンの取り合わせ、けっこう珍だと思います。
飛騨河合PAから出てるとすぐにウスバサイシンが確認できた訳ですから、
この時点で両足にはけっこう気合が漲って参りました。(足に気合が漲るって…、日本語としておかしいか?)
葉の開き具合から、この場所では生息していたとしても時期遅と判断できたのですが、
当初の目的地はもう少し標高があるので何とか間に合いそうです。
05月23日(日)が雨だったのでこの日はお出掛けなし。
従って今週は、この05月16日のお話で引っぱります。

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