画像がないと寂しいので、何の脈絡もなくヒメシルビアシジミ、沖縄県島尻郡座間味村(座間味島)産、
同一個体の表裏です。
この座間味島で、本種は軽く採れるだろうと思っていたのですが、これが居ない…。
「記録があるのに、まさかのnull?」
と焦ってウロウロしていると、某ブログでUPされていたモニュメント?が目にとまり、
「もしかして、居るのはあそこにかも…」
と急いで行ってみると、ちゃーんと居てくれました。
Iさん、どうもありがとうございました。
2011年01月14日
昨年、2010年の採集・観察行動の「総括」を書いて、これから暫く凌ごうと思います。
本HPを開設した初期の段階では、その年の内にコレを書いていたのですが、ここ数年、
徐々に次の年へとズレ込み、今年は年明け2週間後からの開始となってしまいました。
それにしても昨今、この「総括」という熟語から受ける印象が悪くなってしまいましたね。
「暴力装置」というような言葉を無理なく口にするような人々
(大学キャンパスに流れる大音量のインターナショナルはうるさかったぞッ)
が好んで使われていたこの「総括」なる文言、ここではあの人々(バリケード封鎖中でも、
私ら中学生は通行自由にしてくれてありがとネ)の使い方とは別の意味での「総括」です。
01月
ギフチョウの下見で京都市左京区へ1回、京都府長岡京市へ1回、合計2回出かけただけでした。
この2回共、ついでにウラゴマの卵を探してみたのですが、全く見つからず。気合と経験不足の上に老眼では
やはり見つからないようです。
02月
フィールドへの出動はゼロでした。
作業場に籠もって、ひたすらキマリン・プレート作成の試行錯誤を繰り返していたようです。
03月
下旬になって、ようやくフィールドでの行動が本格化。
沖縄県宮古列島の宮古島、伊良部島、下地島の3島で採集行動を開始いたしました。
←この画像は、宮古島と伊良部島を結ぶ定期船、再来年の今頃は絶っていることでしょう。
というのは、宮古島と伊良部島間に国内最長の通行料金無料の橋、伊良部大橋が完成するそうで、
こうなったら船は必要ありませんね。
この3島での主たる採集目的は、居なくなったと言われるハマヤマトシジミだったのですが、
やっぱり見られませんでした。
あと、ジャコウアゲハの鮮度が良ければ採りたかったのですが、飛んでいる個体は汚損した雌がほとんどで、
お持ち帰りはゼロ。私、宮古列島への訪問は今回で3度目だったのですが、いずれもジャコウアゲハの良い時期に当たらず、
標本箱に収まっているのは汚損した個体がほんの少数、また行かねばなりません。
なので、次回の訪問は伊良部大橋の完成後、2013年の春を予定しております。
次回は蝶と言うよりも(もちろん行けば採りますが)目的は伊良部大橋。
橋本体が約3.5kmで取り付け道路も含めると約6kmにもなるという海上橋って、滅多に渡れるものじゃありません。
ここを自転車で走り抜けたら、さぞかしエエ気持ちだろうなと思うと、行かずにいられません。
2011年01月17日
突然ですが、昨日は京都コンサートホールへ音楽を聴きに行ってきました。
以前から、ナマで一度聴いてみたいと思っていたラフマニノフのピアノ協奏曲第二番。
ホールの椅子に座り、迫力の演奏に包まれると、突然この曲をよく聴いていたいた頃の記憶がよみがえってきました。
それは高校生の頃でした。
春の温かい雨降る日、LPレコードに針を落とすとスクラッチノイズと共に始まるピアノ…。
これを真剣に聴いていたのかというと、さにあらず。当時、聴きながらしていた事というのが、大量のゼフ幼虫のお世話。
「そういえば、ダイセンの幼虫は蛹化前にピンク色のウンチをしよったなぁ〜」
などという、しょーもない事を唐突に思い出してしまいました。
それにしても、アートが持つチカラってすごい!
アタマがうすくなった(両方の意味で)50過ぎのオッサンに、本人がすっかり忘れていた30数年前の情景を、
鮮やかに甦らせるのですから。
これだけではあんまりなので、今日も平野神社のキマリン・プレートを1ファイルUPしておきました。
ここからお跳びください。
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