2011年02月19日
01月14日から始めて1ヶ月以上要してしまいましたが、ようやく最後の月…、
12月
12月ともなると流石に終了間近ということで、フィールドへと出かけたのは2回だけでした。
12月05日に三重県、12月12日に京都府へとシルビアシジミを探索対象として出かけたのですが、
この日付ですからいずれも「下見」という位置付けになります。
左の画像は三重県の某所で撮影。
ミヤコグサ群落の大きさが判り易いように長靴の足先を一緒に写し込みました。
余談ですがこの長靴、履いてフィールド活動したのは数回だったのに、もう穴があいてしまいました。
○ーナンで980円だったということは、それなりの品質なのですね。
もう買わないことにしましょう。
ところでシルビアシジミですが、これまでの経験から、海岸岩場の生息環境を除いた他の環境では、
生息条件として食草の「量」が重要だと考えています。
本種にとっては、食草の大きな群落が面的に広く存在するのがベストのようですが、線的に長距離でも可。
しかしながら、ミヤコグサの小さな群落があったとしても、これを探すのに往生するような「薄い地域」
では本種の生息可能性が、ほぼゼロに近いような気がします。
こうした事から、京都府北部の由良川沿いなんかは「まあ、アカンやろ…」といった感触なのですが、
三重県の伊勢湾沿い平野部については、その生息可能性がホントに高いと考えています。
このように思っているからこそ、昨年の09月以降は4回もこの地域を訪れ、いろんな場所で探索しました。
ところが1ヶ所だけ、とっても居そうなのに入れない場所があるんですよねぇ〜。
正面から「入れてください」と言っても許可されそうにないし、かといってコッソリ入ろうとしても
強固にガードされてるのでまず不可能。たとえ入ったとしても、すぐにバレてしまいそうな場所なんですよ。
う〜ん、外で指を咥えるしかないのでしょうかねぇ〜、とっても気になっています。
2011年02月22日
2010年の総括、今日が最後です。
87日…、これが2010年中に蝶を対象にお出掛けした総日数でございます。
そしてこの結果、B5判のノートに手書きした採集観察記録の総ページ数は238ページでした。
歳を重ねるにつれ、薄い内容でダラダラ書くものですから、無為に紙を汚している感は否めません。
汚い字で書きなぐったこのノートを改めて読み直し、[ふしみやDB2010年版]をただ今入力中なのですが、
現在、160ページ目の09月20日分まで入力済み、残りあと78ページになりました。
どうにかギフチョウが飛び始める前には、ラベルの印刷ができそうです。
ここで、2010年に私が傾倒していた3種の状況について、大雑把に書いておきましょうね。
各地で不作と言われたギフチョウは福井県大野市で一山当てたものですから、
採集した個体数としては2009年よりも多いものとなりました。(本種については明らかに豊作年と不作年が存在しますね)
次にキマダラルリツバメ。本種について巷では「今年は不作だ」とか言われたりしますが、
本種は「個体数の変動があまりない種である」というのが私の認識でございます。発生木さえ安泰であれば、
2010年のギフチョウのように、気候が原因で発生数が著しく減少したりするものではないと認識しております。
という訳で今年も例年通り、色んな場所で採って、トータルで×・・頭弱の採集でございました。
あとシルビアシジミですが、本種を対象にお出掛けした日数は多かった割りに、意外と採っていません。
全部で10数頭しか採ってなかったと思います。妄想に基いてお出掛け先を選定していたのですから、
この結果は仕方ありません、納得しております。
さて、左の画像ですが、この総括を書く為、画像ファイルをひっくり返しているときに見つけました。
ぼかし処理されていない部分に写っているのは、箒とチリトリ、木工ボンドの箱はゴミ箱でございます。
キマリンの季節、この3点セットを軽トラに積み、採集へと出かけております。
これで何をしているのかと言いますと、そのまんま、掃除してるんです。
京都市市街地とその周辺における本種のポイントは、人々が生活している場所と重なっています。
このような場所では必ず誰かに見られていると自覚して、慎重に行動しなければなりません。
キマリンを採っていると、長竿が必ず木々と接触するので、意図せずとも小枝や花を落としてしまいます。
この結果、地面が汚れた状態になってしまいますね。
たとえこの地面が公道であったとしても、私の行為で人様の門前を汚してしまったのですから、
黙って帰る訳には参りません。
採集終了時点で、
「散らかして、申し訳ありませんでした」
と背中で表現(チョッとわざとらしいかも…)しつつ、お掃除して帰っております。
一ヶ月以上に亘り、続けてまいりました2010年の総括はこれでおしまいです。長々とお付き合いくださり、
ありがとうございました。
2011年02月25日
突然ですが、いや、2ヶ月前から判っていたことですが、本日関西空港から南の島へ向け飛び発ちます。
今日は那覇泊まりで、目的の島へは明日の朝、泊港発の船で行く予定です。
どんな船なんかなぁー、とっても心配。
揺れてもよいけど、私が酔わないタイプの揺れ方をする船でありますよーに…。
2011年02月28日
「そないに船酔いが怖いんやったら、行かへんだらええやん」
お説ごもっとも、その通りでございます。
わが家では、嫁さん子供のお言葉が100%正しいという事を、アタマでは理解しているのですが、
行動がそれに伴いません。
この「フェリー粟国」ですが、舳倉島航路の「ニューへぐら」よりは確かに大きい…。
けど、一緒に写り込んでいるトラックと比べるとお判りいただけるように、そんなに大きくないんですよ。
隠岐航路に使用されているフェリーの大きさなら安心なのですが、この大きさはチョッと微妙…。
いや〜な揺れ方をするような気がしてきました。
実は、船酔いするヒトにとって、こう思ってしまった瞬間、既にアウトなんですわ。
そう、乗り物酔って、かなり心理的なものだそうで、「酔うんじゃないかな」と思った時点で、
船酔いは約束されたようなものです。
ということでこの土日、行ってきたのは沖縄県島尻郡粟国村(粟国島)でございました。
2011年03月02日
恒例となりました、 「オッサンお独り様、お部屋で食べる夕食拝見 in 那覇のホテル」 でございます。
判り難いですが、モズクの天ぷらとポーク玉子おむすびは那覇空港JAL・JTA側到着出口横に在る沖縄ソバのお店で購入。
このお店、夕方5時を過ぎると、弁当や惣菜などのお持ち帰り商品が半額になるので、よく利用するんですよ。
因みに、この商品2点の購入に要した額は205円。
この後、ゆいレール那覇空港駅から乗車し美栄橋駅下車(運賃290円)、約2分歩いてジュンク堂地下にあるAコープで、
オリオン発泡酒500ml、泡盛30度3合瓶、うっちん茶2L、青菜と麩炒め、酢みそ和えを購入、合計1287円でした。
ところでこの酢みそ和えですが、富山県のスーパーなんかでは「刺身のバラエティーセット」
などと命名し販売されている謂わば刺身の切れ端をザクッと詰めたもの。見てくれの悪ささえ気にしなければ、
値段は安いし量も多く、その上色んな種類の魚介類が味わえるというお買い得品です。このトレーには、
イラブチャー、マグロ、クブシミ、島タコが入っておりました。添付の酢みそを和えて食べるのが沖縄での流儀である事は承知していたのですが、
私はワサビと醤油でいただきたかったものですから、
「にいちゃん、にいちゃん、小袋に入った醤油とワサビって、何処に置いてあるのかな?」
と店員さんにお尋ねすると、走って調理室から持って来てくださいました。(しかも無料)
それにしても私、かなりオバチャン入ってますね、「聖☆おにいさん」に登場するブッダとキャラがかぶりそうです。
これも恒例、「那覇は宿泊費が安い」でございます。
1泊朝食付きで3900円(税込み)、前回泊まったホテルより300円高かったのですが、
このホテルは10階の展望大浴場(展望は言い過ぎだと思う…)で入浴でき、バイキングの朝食も品数豊富だったので、
納得の300円差でございました。
2011年03月04日
「朝から、こないにぎょーさん食べるかぁ」
と自分でもあきれるほど大量の朝食を摂った後、徒歩で泊港まで移動、要した時間は約10分でした。
ご覧のように粟国島までの往復運賃は6310円でございます。
そして、この領収証を良く見ると、「粟国村会計管理者之印」と押されているので、この船は村が所有・運航しているようですね。
お約束通りの船酔いに耐え、たどり着いた粟国島の民宿「風月」さんのお部屋です。
テレビと無料エアコン付きで、左画像内の足拭きマット先はユニットバスになっています。
このように客室内に水廻りユニットを備えた民宿が増えてきているのは嬉しい限りです。
採集で汗だくになって帰ってきた後でシャワー室の順番を待つのはけっこうメゲますし、
夜中にふらつく足元で離れたトイレまで移動するのはけっこうイヤなものですからね。
それから、コインを投入しないと動作しない沖縄名物のエアコンは、どうやら絶滅へと向かっているようです。
因みにこの民宿、1泊2食付きで5500円。
そして民宿にしては珍しい事に、到着時に宿泊料金先払いでした。
この宿泊料金先払いというシステムの方が、私は好みです。
というのは民宿の場合、どこでも人手が少ないものですから、出発日の朝は皆さん忙しそうにしておられるので、
どのタイミングで支払うべきか、私けっこう悩むんですよね。
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