この箱も全て2010年採集の個体になります。
よく見ると、ここにもキマリンが入ってましたね。
06月03日にUPした標本箱に入ってるキマリンが2010年に採集した全てだと書きましたが、
すいません間違いでした。
この箱に入っているキマリンも2010年採集なので、06月03日の分とあわせると全部で×・・頭弱になるんですね…。
(今回は数えてみました)
2011年06月13日
昨日の日曜日は、しつこくギフチョウを採りに行っておりました。
ですが、このお話しは次回からにして、今日はキマリンの速報です。
本日06月13日、今年最初の1雄を採集いたしました。
例年、06月上旬の後半には発生を始めると推定している京都市内の個体数が多いポイントで、
この1雄のみの目撃にとどまりました。
短時間(約15分)の滞在だったので何とも言えませんが、このポイントでたった1雄しか目撃できてないという事は、
まさに出始めなのだと思います。
2011年06月15日
これまで知らなかったのですが、「卯の花街道」という道ができてたんですね。
東海北陸道・清見ICと直に接続している「高山清見道路」にも驚きましたが、
この「卯の花街道」って猪臥山をトンネルでぶち抜き、飛騨古川駅付近まで直通してるんですよ。
料金所のゲートはあるものの、ジャンクションのような感じで東海北陸道と接続している「高山清見道路」とは違い、
「卯の花街道」へは清見ICで一旦降り、少々判り難い入り口まで1kmほど走らなければなりませんが、
入ってしまうとクルマはほとんど走っていないうえに道幅広く超快適。
結局、京都の自宅から4時間10分の所要で岐阜県旧神岡町の「道の駅スカイドーム神岡」に到着しました。
北陸道経由(自宅→朽木→敦賀ICで乗る)だと5時間弱かかるのですから、かなりの時間短縮でございます。
そして「道の駅スカイドーム神岡」で車中泊の後、06月12日(日)に採集行動をとる場所として向かったのは深洞湿原でした。
↑は林道から深洞湿原への降下口です。
林道入り口ゲートからココまで約1時間も要してしまいました。やはり、歳相応に衰えているみたいです…。
2011年06月18日
前回UPした深洞湿原入り口の画像を撮った後、歩き始めてすぐに派手にコケていまいました。
このとき、手をついた場所が悪く、右手小指をザックリ切ってしまったんですよねぇ〜。
けっこう出血が酷く、普通に歩いていると掌と手の甲が血まみれになり、「なにこれ、グロいわぁ!」といった状態…。
仕方がないので右手を『宣誓』状態にして進行し、しばらくすると血は止まるのですが、
あくまでもこれは一時的なものでした。
ギフチョウさんが飛んで来てネットを振ると、傷口がパックリと開き、またぞろ血が噴き出してきます。
こうなると、取り込むときにネットや三角紙は血だらけになるし、シバキ棒のグリップもぬるぬるになってしまいます。
まあ、しばらく手を挙げていると出血は止まるのですが、ギフチョウが出て来ると同じ事の繰り返し…。
次第にメゲてきまして、小指を立ててネットを振るよう務めると、
とたんにスイングが甘くなり、ギフチョウさんが入ってくれません。
某業界で、ペナルティーとして小指を短くするという慣習は、「アブナイ物を振り回すときに、力を入れ難くする為だ」
と何処かで読んだのですが、今回自分の甘いスイングをみて、「なるほど」と納得できました。
上の画像はこの辺りのミズバショウ咲く湿地、そして左はこの湿地内にあった推定クマさんのウンチです。
まあ、飛騨の定番と申せましょう。
結局、この湿地付近で△雄△雌(○雌を除く☆頭はけっこう新鮮)を採集したのですが、
通常のスイングができていれば、
「あと□頭(推定×雄×雌)は採れていたのに…」
と思うと、どーにも納得できません。
この悔しさに加え、当地の独特の雰囲気も気に入ったことですし、来年以降、再度訪問することになると思います。
2011年06月20日
京都市内、前日〜本日にかけての気象条件であれば、16:00前からテリを張るであろうとの予想の下、
先ほど1ポイントだけ、約15分の滞在というシバリ(仕事の都合上…)で訪れてみたところ、
合計で約・頭目撃のうち、〔〕頭採集という結果でした。居るべき場所で居るべき個体数のキマリンを見ることができ、
よろしゅうございました。
どうやら京都市内の早い産地では、ようやく数が揃ってきたようです。
『例年』の基準がヒトによって色々なので一概に言えませんが、現在のところ、私が持っている『例年』
の基準より京都市内は10日遅れといった感じです。
さて、昨日06月19日の日曜日、当初の予定では、どーしても採りたいキマリンの産地へ行くつもりだったのですが、
そちらへは行かず、またしてもギフチョウを採りに行っておりました。
ギフチョウのお話しは今週のネタとして、キマリンを中止にした理由を述べておきましょう。
先週の金曜日06月17日までの京都市内の発生状況から鑑み、訪問予定地ではおそらく未発生かギリギリ発生初期であろうとの読みでした。
こういった発生初期の状況で、私の成虫採集能力では訪問予定地のキマリンを得るのは無理、力量不足です。
「毎年、アレだけ採っているのに、どーして?」
と疑問に思われるでしょうが、キマの場合、発生初期に狙ってキッチリ採るのはとっても難しいと私は思っています。
どーしても採りたい産地の場合、少々の鮮度落ちは我慢して「チョッと遅いかな」という時期に訪れるのが良いと思っております。
従いまして、「どーしても採りたい産地」へは来週…、いや、もう少し遅い目の訪問となるかも知れません。
2011年06月22日
昨日(06月21日)の夕方、山科方面から帰宅途中、蹴上の交差点を軽トラで通過中に右側を見ると、
3本のネットが視界に入りました。ということは、少なくとも3名の蝶屋さんが
インクラインの線路上で採集されていたという事になります。
昔の記憶なので今は状況が変わっているのかも知れませんが、キマのポイントとして線路上はあまり良くなかったハズです。
にもかかわらずこの位置に3名もおられたということは、他の良いポイントにも何名かの蝶屋さんがおられたのでしょう。
私が言うのもなんですが、やっぱり今でもキマリンって人気があるんですね。
この時期、当然のことながら私も京都市内各所へキマリンを対象にお出掛けしておるのですが、
その行動をココに書く訳には参りません。
ということで先週の土日、ギフチョウを採りに行ったお話しでしばらくお茶を濁しておきますね。
飛騨市(旧神岡町)老人福祉センター割石温泉でございます。
温泉と無料休憩室の利用料金は400円。浴室にボディーソープはありますがシャンプーはございませんでした。
ところで、割石温泉って、こんな判り難い場所に在ったんですね〜。
これまで何度も国道41号線を通っていたのに、全く気付いていませんでした。国道に、 「割石温泉↑」
と小さな看板は出ていたのですが、その近くに建物等が見当たらないものですから、完全にスルーしていたようです。
国道から山中の林道に至るような脇道の先、急斜面に割石集落が展開しているのですが、
その突き当たり一番奥にこの施設が建っております。地元の方以外の者にとっては、判り難い立地と申せましょう。
今回(06月18日土曜日の夕方)初めて利用した訳ですが、泉質良好の上に空いており、
私の「お気に入り」に速攻で登録です。以後、頻繁に利用することになるでしょう。
さて、今週は06月19日のギフチョウの話題で引っ張るとは言え、ここらで行き先を書いておかねばなりませんね。
そう、皆さん既にお気付きとは思いますが、割石温泉で最高の入浴タイムを過ごした後に向かったのは、有峰湖でございました。
2011年06月25日
突然ですが、akasijimi@70先輩、ありがとうございました。
昨日、左の琵琶湖博物館研究調査報告27号「滋賀県のチョウ類の分布(滋賀県チョウ類分布研究会 編)」が到着いたしました。
未だ読み始めたばかりなのですが、第5章の「全データ」が読みたいのに読めませーん。
この文字の小ささ、老眼にはかなりキツイです…。
それにしても、これだけの膨大なデータをまとめ、一つの本として完成させるのは大変なご苦労だったと思います。
このように、私のホームページ上でお礼するのは失礼なことかもしれませんが、重ねて言わせていただいきます。
ありがとうございました。
ところで、昨日の夕方、とっても良いことがございました。久し振りに、
「うっわっ、ホンマにおったぁ!」
と、小さな雄叫びをあげることができたのでございますよ。
今や何処にでも居るのではないかと思える京都市内のキマリンですから、そんなに画期的な事でもないのですが、
「この地域に居ないのはおかしい…」
と常々思っていた地域での採集、嬉しゅうございました。
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