2011年08月22日
昨日、08月21日もゴマシジミを探しに広島県の旧甲奴郡(平成の大合併で現在は消滅)以南へ行きたかったのですが、
天気予報によると雨でしかも気温が低いという事だったのでお出掛けせず、作業場で展翅やデータ整理をしておりました。
さて、お盆の中国地方4県(島根・広島・鳥取・岡山)めぐりゴマシジミ・ツアー、
今日は08月15日の行動を書いておきましょう。
ゴマシジミを採りに行ったのですから、1枚ぐらいゴマシジミの画像を貼っておきましょう。
この交尾シーンは、2011年08月15日島根県での撮影です。
こうして生態画像を撮る余裕があったということは、けっこう居たということですね。
島根県のこの地域へは初めての訪問だったのですが、地形図の読み通りの場所に居てくれました。
訪れたのが記録のある旧市町村名だったので居て当然ではあるのですが、
初めての場所で地形図を読み込んだ結果見つけたのですから、私的には新ポイントです。
踏み込んだ瞬間に大きなブルーが目の前を横切り、
「わっ、ホンマに居ったわ!」
と心拍数が急上昇する時のキモチヨサがたまりません。
広島県の旧甲奴郡以南なんかでは、探せども探せどもゴマシジミは出て来てくれないのに、
ここ島根県ではけっこう簡単に辿りつくことができたので、本県におけるゴマシジミのポイントは
まだまだ眠っているのではないかという印象を受けました。
とは言うものの、今回島根県で見つけることができた私的新ポイントは結局2ヶ所だけだったので、
また来年も探しに行くつもりです。
因みに、この2ヶ所で採集したゴマシジミは合計・○頭でした。
こうして島根県で探索した後、今度は鳥取県の既知ポイントで捌頭、岡山県の既知ポイントで○頭を採集しました。
しかしながら、いずれも「既知ポイント」というのが美しくありませんね。
もちろん、両県共に新しい場所で探してはいるのですが全く採れないものですから、
「せっかくココまで来たんやし、チョッと採っとこか」
という方向に流されてしまします。
やっぱり私、けっこう意地汚いですね…。
2011年08月25日
今日は08月16日のお話し、この日は岡山県内でのみの採集行動でした。
今回の中国地方4県(島根・広島・鳥取・岡山)めぐりゴマシジミ・ツアーですが、
14日:島根県某所の湿地周辺で探索。
15日:島根県の初訪問地で地形図の
読みからポイントを見つける。
16日:岡山県旧湯原町の櫃ヶ山登山。
というのが事前の計画目標でございました。
という訳でこの画像は08月16日に撮影した櫃ヶ山山頂に在る三角点標石です。
三角点標石画像をコレクションする事が、私の密かなお楽しみであるとは言え、
まさかコレを撮る為だけに登ったのではありません。
実は以前、旧湯原町の某所からこの櫃ヶ山山頂付近を望んだとき、
「あっ、山頂付近は草原かも?」
と思ったことが記憶に残り、ずーっと気になっておりました。
そう、この付近の耕作地周辺には未だゴマシジミが生息しているのだから、
山頂付近の草原にも生息しているハズ(また妄想や…)なので、良い時期に一度訪れてみようと思っていたんです。
そして今回、実際登って確認してみたところ、他の場所から良い草原のように見えた部分は、
ササを主体とした潅木交じりのブッシュで、ゴマシジミが生息し得るような草原ではありませんでした。
即ち、無駄にしんどい山登りを敢行したことになります。
私、時々こういうアフォな行動をするんですよね〜。(そう言えば去年はタッパンを採るつもりで高知県の今ノ山に登った)
何も得られず、徒労に終わるであろうことを事前に薄々感づいているのに、その気持ち抑え難く行ってしまう…。
やっぱり、これは治らんのでしょうなぁ。
2011年08月28日
ネタがないので08月16日のお話しをもう一回書いておきましょう。
櫃ヶ山を下山し、駐車場所に戻ってきた時刻は10:00頃でした。この時刻なら近辺の耕作地周辺での探索がまだ可能ですね。
ということで現真庭市内の旧湯原町と旧中和村で、新ポイントの探索及び既知ポイントでの採集を試みました。
ただ、既知ポイントとは申しましても「私的」既知ポイントでして、周知のポイントという意味ではございません。
この画像は、昨年10頭以上のゴマシジミが見られた中和村の既知ポイントです。
昨年、当地を訪れたときのお持ち帰りは捌頭。その他にも1頭の撮影と、汚損個体の2頭をリリースして帰りました。
で、何が言いたいのかと申しますと、「見られた個体を全て採りつくしている訳ではありませんぜ」ということなのです…。
2010年08月の時点で、かなり長い間この斜面が手入れされていなかったと推定されることから、
「ココのポイント寿命は後2年程度だろうな」と思っていたのですが、今年訪れてみて驚きました。
昨年は10頭以上居たのに、この日は1頭も見られません。どーやら、絶ってしまった雰囲気です。
少し離れた別ポイントでは既に汚損個体も交じっていたことから、未発生とは考えられませんし、
踏み跡も皆無であったことから、他の蝶屋さんに浚えられた後という事でもないと思います。
こんな予想は当たらなくてもよいのに、ゴマシジミのポイントって、「近いうちにアカンようになるやろなぁ」
と思ったら、ホンマに居なくなりますねぇ。
「チッ、居らんよーになってしもたんや、どこぞにええポイントはあらへんやろか…」
と呟きながら中和村内でウロウロと新ポイントを探していると、工事関係の車がけっこう走っていることに気付きました。
「へぇ〜、休みやのに、みんな仕事してるんや…」と思ったのですが、よく考えてみるとこの日は平日。
という事は高速道路の通行料金が50%OFFにならないじゃーありませんか。
一度、1000円高速を経験してしまうと、正規料金で湯原ICから滝野社ICまで高速道路を使うのがもったいなく思えてしまいます。
そこで、この時は未だ13:30だったのですが、「これ以上やると、周知のポイントに行き着いてしまいそうやし、
もう止めにして下道で帰ろっ」と決定です。
中和村→恩原高原→鳥取道→鳥取市→国道9号→蘇武トンネル→夜久野高原→チョッとだけ国道9号→福知山市榎原〜多保市交差
→国道9号→旧丹波町下山→旧日吉町胡麻→旧京北町周山→京見峠という蝶屋らしいコースを走り、帰宅いたしました。
けど、高速道路をほとんど使わずに、ほぼ下道でこの距離を走行するのは、かなり疲れるものですね。
結局、この日に真庭市内で採集したゴマシジミは都合漆頭でした。
そして、14日〜16日の3日間で採集したゴマシジミは合計で△・頭弱。
しかも中国地方の記録がある4県全てで採集できたのでございますから、この結果には満足しております。
2011年08月31日
他にUPできる画像が無いものですから、「居ましたよ」的な証拠画像、オオヒカゲです。08月28日、
広島県神石郡旧三和町で撮影しました。
この日は京都市でコレクションフェアがあったのですが、そちらへは行かずに広島県へゴマシジミを探しに行っておりました。
目的地は神石郡旧三和町〜旧甲奴郡にかけて、最近の記録がほとんどと言うか、全く見られない地域です。
今回は特に旧三和町で採ってやろうと思い、かなり気合が入っていたのですがアキマセンわ。
入れども入れどもゴマシジミが出てきてくれないので、上のオオヒカゲを見て喜んでいる始末…。
旧甲奴郡でも同様、環境はあるもののゴマシジミは生息せずといった場所の連続でイヤになってしまいました。
そこで例によって意地汚く、「旧神石町で、確実にチョッと採っておきましょう」と既知ポイントへ…。
旧神石町では、同一小字名でも推定発生斜面が違えば別ポイントとしてカウントした場合、
近年でも見られた10ヶ所以上の手持ちポイントがあるので、そのいずれかで採集できるハズでした。
残り時間の関係で、10ヶ所以上の総てを周ることはできないので、効率的に周れる5ヶ所で採集を試みたのですが、
ことごとく居ないのです。環境悪化でこれはダメだという場所では居なくても納得できるのですが、
環境は維持されているのに見られない場合、「なんでやねん!」と思わず大きな声で独り言を発してしまいました。
この旧神石町も、いよいよヘタってきたのでしょうか…。
2011年09月03日
台風です。
のろのろとした動きなので、明日の日曜日も天候の回復は望めそうにありません。
紀伊半島へシルビアシジミを探しに行きたかったのですが、この天気ではどーしょーもないので、
明日は未だ冷凍庫に眠っているギフチョウの展翅をすることにしましょう。
同一個体の表裏 2010年 05月 05日 福井県大野市(1967年07月30日以前でも大野市)
ということで、久し振りにギフチョウの標本画像です。こうして時々画像編集しないと、
その編集方法を忘れてしまうんですよねぇ〜。
この個体は、ウスバサイシンしか確認できなかった場所で採集したのでサイシン喰いと推定しているのですが、
実際はどうなんでしょ?
2011年09月06日
ネタに窮して動画でございます。
台風で何処へも出かけず、展翅をしていた先の日曜日(09月04日)ですが、
せっかくなのでその様子をカメラ固定で撮影してみました。
上手くはない私の展翅、14分44秒間の退屈に、耐えられる方のみクリックください。
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