2011年11月12日
未だごそごそやってます、私自身の『記録』をインターネット上に発表する場合の方法についての続きです。
前回にも述べたように、PDF形式ならば、
・1ファイルで画像とテキスト文字が表示できる。
・現在のところ、長く後世に残るアプリケーションプログラムだと推定できる。
といった理由でこのファイル形式を採用する事にしました。
JPEG画像とテキスト文字の組み合わせで作ったHTMLページを色んなブラウザで表示後、
フリーソフトの[CubePDF]でPDF変換するとファイルに不要な文字がどうしても入ってしまいます。
また、Kさんに教えていただいたように「ワード」に画像を貼り込もうとするとイルカが出てきて
「メモリー不足でっせ」と言ってくるしで、どーも上手くいきません…。
少々イヤになっております。
さて、3回連続でテキストばかりだと「飽きたで」と言われそうなので、YouTubeにUPした動画でもいかがでしょうか。
カシミール3Dで、国土地理院の[ウォッちず]を任意の範囲で切り取り、BMPファイルの1/6000地形図として保存する方法を
声付き動画でUPしてみました。
それにしても、静止画と文字で説明するのは往生しますが、動画と声の組み合わせならばとってもカンタン。
なので、印刷編も近々UPしますね。
2011年11月15日
「こんな場所(Web空間)に載ってる情報など、記録として認められない」
とのご意見は当然あると思います。しかしながら、
・発表すべき新知見がある。
・Web空間という発表する場所がある。
・Webで表示できる文書の作り方も知っている。
現在の私は上記のような状況にあります。
にもかかわらず、紙の文書で発表することにこだわり、Web空間での発表に躊躇い続ける私…。
このような不作為的態度こそが「蝶屋としての誠実さに欠けるのでは?」との批判を受けなければならないでしょう。
そこで今回、別ページを設けて私自身の記録を発表することにいたしました。
私といたしましては、そこに掲載した知見が『記録』というものになって欲しいとの思いを込めてアップロードした訳ですが、
これが『記録』として認められるかどうかは、蝶屋の皆さんが判断されることであります。
私のこういった行為に対し、相手にされないと言うか、黙殺される可能性の方が高いだろうと現状では思っているのですが、
何もしないよりは無謀でもよいからやってみて、「あいつアフォやなぁ…」と言われた方がカッコエエでしょ。
下のボタンをクリックしていただくと、記録発表のページへ跳んでいただけます。
このページ、けっこう気合を入れて作ったものの、内容は未だたった一つしかないんですけどね…。
2011年11月18日
せっかく動画編集したので、忘れないうちにUPしておきましょう。
カシミールからDLした地図をA4用紙に印刷する方法の例です。
これは私が普段やっている方法で、満足できるクオリティーで印刷できます。
この方法はカシミールの印刷機能からのプリントアウト方法で、比較のためにやってみたのですが、お手軽な分クオリティーはかなり落ちます。
2011年11月21日
前回、YouTube動画で説明した地形図の印刷方法、そのやり方による仕上がりの差をご覧いただきましょう。
先ずはA4用紙全体像です。
A
B
Aが1/6000縮尺で一旦保存してから印刷、
Bはカシミールの印刷機能から直接プリントしました。
ホワイトバランスが一定していませんが、今回は色の比較ではないのでご容赦ください。
ご覧のようにBのカシミール内印刷機能からではA4用紙いっぱいに印刷されていませんが、
これは巾方向の選択範囲が狭かった事に起因するもので、エラーではありません。
次は同一場所の拡大画像、50ミリのマクロレンズで撮影しています。(CCDはAPS-Cサイズ)
C (1/6000縮尺地図を縮小して印刷)
D (カシミール内印刷機能から印刷)
こうして拡大画像でご覧いただくと一目瞭然、Dに比べC
の地図は微細な線まできれいに表示されています。
ですからフィールドへ持参する地図はAの方なのですが、実はこの地図、縮尺が正確ではありません。
どういう事かと申しますと、手持ちの平成11年6月1日付け国土地理院発行の紙に印刷された1/25000地形図「三雲」
と比べてみると、「三雲」の縦横をそれぞれ1.000とした場合、
A は縦方向が1.000で、横方向が1.127の倍率。
B は縦方向が0.994で、横方向が0.982の倍率。
になっていました。
即ち、Bは「三雲」よりも全体的に若干小縮尺の仕上がりで、
Aについては横方向にだけ伸びてしまった縮尺面では不正確極まりない地図と言えるでしょう。
Bはさて置き、フィールドへ持ち出すAの地図が
このように不正確な地図だと困るのではないか?と思われるかもしれませんが、実は敢えて横に伸ばして印刷しているのです。
と言いますのは、蝶のポイントを探すときに重要な地図記号、即ち[荒地]・[墓地]・[針葉樹]等は横方向の伸びている方が
区別をつけ易く、老眼にもやさしいからなんです。
まあ、真横方向で約13%伸びた地図ですから、最初は距離感が若干狂うのですが、
これを見ながら移動しているうちに感覚は修正され、すぐに違和感はなくなってしまいます。
2011年11月25日
11月23日から「デスノート全12巻」を読んでおりまして、ココの更新にまで手がまわりませんでした。
それにしてもこのマンガ、黒い部分の占める面積が異様に広いページに多量の文字、
しかもあの絵ですから読むのに時間がかかってしまいました。老眼には辛い作品です。
ところで、このところ地図の話をYouTubeにUPしたりPDFファイルを作ってみたりと、最近の行動についてはあまり書いていませんでした。
前にも書きましたが、本ページは私自身のノートを補間する為でもありますので、少し遡って書いておきましょう。
10月30日は三重県の陸上自衛隊明野駐屯地内に入場はできたものの、芝生部分にまでは到達できずに
ヘリコプターの動画を撮っただけで駐屯地からは退場。この時点で未だ12:00前だったので、
松阪市の愛宕川堤防と津市の中村川堤防で探索したのですが例によってシルビアシジミは全く見られず敗退。
11月03日は同じ三重県でも更に南下し、熊野灘に注ぎ込む各河川の堤防でシルビアシジミを探したのですが
ミヤコグサすら見出せないうちに雨まで降り始めたので14:00頃に探索を終了してしまいました。
もっとも、この日は密かに狙っていた三重県ラベルのツマグロキチョウが採れたものですから上機嫌での帰宅でした。
この画像は11月03日の最初の目的地、相野谷川が熊野川と合流する付近です。
あの位置にブルーシートが絡まっているということは、先の12号台風のときにここまで水位が上昇した証拠ですが、
この日の穏やかな川面を見ていると俄かには信じられませんでした。
2011年11月28日
遡っての最近の行動、今日は11月13日(日)です。
シルビアシジミを対象に滋賀県の湖東、野洲川の堤防でサイクリングしてきました。
先の10月23日に、琵琶湖に近い場所の野洲堤防で調べたもののイマイチの環境でミヤコグサが見出せなかったものですから
今回は中流域、甲賀市と湖南市を目的に探索してみました。
ご覧のように↑は良い草原状態に見える堤防斜面です。
こんな環境が続いていればよかったのですが、この野洲川堤防、ほとんどはセイタカアワダチソウやクズに覆われたダメな堤防斜面で、
たまに良好な草原があったとしてもその内部にミヤコグサは見られず、食草になり得る植物としては、
辛うじてヤハズソウやシロツメグサが散見される程度です。
「これではアカンなぁ…」
と呟きつつ、探索対象種を切り替えようと自転車を軽トラに積み移動を開始したところ、
少しマシに見える斜面が遠くに見えたので再び自転車を降ろし、あまり期待せずにその場所へ…。
ところが到着してみると、そこはとっても状態の良い草原で、先ずマスミレが目に飛び込んできました。
「コレが生えているとゆーことは、もしかするとミヤコグサも生えてるかも…」
と思って地面を凝視してみると、ホンマに生えておりました。しかもかなりの量です。
滋賀県内でこれだけ多くのミヤコグサを確認したのは初めてでした。
しかしながら、この状態の良い草原は面積があまり広くないうえに、ずぅ〜っと続くダメ環境の中に孤立しているので、
「うーん、たぶん居てへん…」
との判断を下さざるを得ませんでした。
まあ、現状ではこの判断なのですが、過去はどうだったのか?
坂田郡山東町天ノ川流域で採れていた1950年代だったら生息していたかもしれませんね。
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