2012年01月03日
あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしく、です。
さて、大晦日の大掃除を終えた後から、飲んだり食べたりの怠惰な生活をしておりましたが、
01月01日には初詣に行ってきました。
私の場合、初詣と言えば京都市北区の平野神社。往年のポイントである柵で囲われた「桜園」
の扉が、今年は開放されていたのでその内部を動画で撮影してきました。
こうしてみると、未だ居るよーな、居ないよーな、微妙な雰囲気です。
けど、また04月以降は「桜園育成の為、入場はできません」との看板が掲げられ、閉め切られるんでしょうけど…。
2012年01月06日
2012年、伏見屋金物店は本日から営業開始です。
こうして店舗で打ち込んでいると、寒さで指先が思い通りに動きません。
毎年の事ながら、正月休みで鈍った身体にはこの寒さが堪えます。
正月休みの間は例年通り怠惰に過ごしていたのですが、呑んでばかりではイカンでしょうという事で、
パソコンに向き合い、これまで気になっていたいくつかの問題に挑戦し、一つだけ解決できました。
それは、最近購入したWin XPマシーン(新PC)に旧バージョンの『カシミール3D』をインストールし、
旧タイプの1/25000地形図をオンラインで表示させる事に成功したんですよ。
10月にWin XPマシーン(新PC)を落札して以降、いろいろとこねくり回していたにもかかわらず、
どーしてもできなかったのですが、意外と簡単な方法で解決いたしました。
極少数だとは思いますが、コレを必要とされる方がいらっしゃるかもしれないので、
その方法を書いておきますね。
1:『カシミール3D』の本家サイトで現在もDL可能なインストラー[kas880sp2.exe]をDLする。
因みに、「山登り kashmir3d 880sp2 gps usb」でgoogle検索するとヒットする…、かな?
(kさん、おおきにです)
2:あかん地図を表示する『カシミール3DVer.8.9.2』以降が新PCに残っているならば、コレを
アンインストールする。
3:[kas880sp2.exe]を展開し、インストーラの指示通りに進んで『カシミール3DVer.8.8.0』
を新PCにインストールする。
4:これまで「旧タイプの1/25000地形図」が素直に表示できていた別の旧PCを起動し、
[マイ コンピュータ]→[ローカルディスク C ]→[Documents and Settings]→[All Users]
→[共有ドキュメント] とダブルクリックして進んで行くと、[Kashmir]というフォルダが現
れるのでこれをUSBメモリやSDカードなどの可搬な外部メディアにコピーします。
5:ここで3の『カシミール3DVer.8.8.0』をインストールした新PCに戻り、4と同様の手順、即ち
[マイ コンピュータ]→[ローカルディスク C ]→[Documents and Settings]→[All Users]
→[共有ドキュメント] とダブルクリックして現れた[Kashmir]フォルダを削除します。
6:先ほど4で可搬な外部メディアにコピーした[Kashmir]フォルダを、5で削除した[Kashmir]
フォルダの代わりに、この同じ場所 [共有ドキュメント] に貼り付けます。
7:[共有ドキュメント] のウインドウを閉じ、『カシミール3D』のアイコンをダブルクリックすると
別の旧PCで最後に閉じた旧1/25000地形図の画面がオンラインで表示され、日本全土
の旧1/25000地形図を入手することができるようになります。
しかしながら、この方法だと、
「旧タイプの1/25000地形図が素直に表示できていたPCを持ってなかったら、どーするの?」
という事になろうかと思います。
その場合は、どうしようもないので諦めていただくか、その[Kashmir]フォルダをお持ち方にコピ…(以下省略)
2012年01月10日
01月08日は16:00頃から26:00前まで呑み続けておりまして、昨日はボーっと過ごしてしまい、
本ページの更新ができませんでした。
自分にかけた3日毎の更新というシバリを新年早々破ってしまいましたね。
それはさておき、01月08日の飲み会「斜めの会総会」にご参会賜りました皆様、ほんとうにありがとうございました。
皆様、楽しんでいただけましたでしょうか?来年もこの日程、即ち「成人の日前日」が開催日になりますので、
スケジュール調整のほど、よろしくです。
あっ、それから総会中に、ついつい口走った(と思う…)、SG県のキマやビア、SM県のキマやヒメシ、
F県のゴマ等のお話は、忘れてくださってけっこうですから…。
2012年01月12日
京大蝶研の現役生の皆さんが、標本撮影と画像編集で寝る暇さえ無く下宿に引き籠もっていた為、
生存確認隊が編成されたとかいう噂(斜めの会で聞いた話に脚色を加えています…)の「京大蝶研の標本箱」、
人件費というコストを完全に無視すると、ここまで良いものができるんですね〜。
それはさておき、この本を手にして以来、しばらくお休みしていた標本撮影における「工夫」を私もしてみたくなりました。
現在、私の撮影方法では、標本の影はほぼ完璧に写り込まないので画像編集時の切り抜きは不要。
また、背景の明るさや色調も安定的なので、プレート作成時に行う背景の統一も、
閾値を大きくとる事なく揃えられています。しかしながら問題点として
1:光り物がきれいに光っていない
2:立体感が乏しい
3:厚みのある対象ではボケている部分がある
といったところが即座に指摘できるでしょう。
1については直接光(光源に何を使うかは要検討)を斜め上方向(角度等は要検討)
から当てることにより解決できると思っております。
2についても直接光を当てることにより改善されると思うのですが、立体感が出るということは合焦範囲を
広くとらないとピンボケ部分が生じる訳で、この現象は次の3にも関連する問題でもあります。
ということで、やってみたくなったのが「多焦点合成」と言われる撮影・編集方法です。
2012年01月14日
硬い虫を集めている訳でもないのに「多焦点合成」による標本画像撮影をしてみようと思ったのは、
実は4年ほど前のことでした。
たとえばキマリンの裏展翅標本を撮影した場合、垂れ下がった尾状突起先端から、跳ね上がった脚先までは
かなりの距離があり、それら全てをシャープに写そうとすると、けっこう絞り込まなければなりません。
そうすると、ボケていてほしい背景のザラツキとか有頭針の頭までが画像内で自己主張し始めるんです。
それならば、絞りを開放〜1段程度にしておいて、脚先端、前後翅、尾状突起先端にそれぞれピントを
合わせて合計3ショット撮影し、これを合成すれば標本本体のみ隅々までジャスピンで、
いらない物はきれいにボケた私の望む画像が得られるだろうと思いました。
そこで「多焦点合成」による撮影・編集方法をWEBで調べてみると、ベローズこそ所持していないものの、
50ミリと100ミリのマクロレンズがあるので撮影機材は何とかなりそうです。
編集ソフトは「Helicon Focus」というのが優れていると色んな所に書かれていたのですが、
これはSharewareなので最も安いバージョンでも、期間無制限のライセンス購入には約100ドルが必要との事…、
この時点で「Helicon Focus」を使うのは諦めました。
タダのソフトはないものだろうかと探してみると、Java仮想マシン上で動作する「ImageJ」
なるソフトが多焦点合成の編集に使えると記されていたので早速DLし、多焦点合成に必要な各種plugin
も導入して作業に取り掛かったのですが、最初にやらなければならない対象物の大きさを揃える事すら上手く行かず、
目的である「各画像から合焦部分を抽出し1画像にまとめる」というところまでは到達できませんでした。
なので結局、私にしてはめずらしく、諦めてしまったんですよね、このときは…。
2012年01月16日
既に01月12日付けのカミキリ標本画像をご覧になり、お判りいただけたとは思いますが、
今回は結果として、多焦点合成による標本画像撮影に成功いたしました。
しかしながら、その成功した方法に到達するまで、失敗の山を築いております。
この失敗の山、即ち試行錯誤の過程をだらだらと書くのが本ホームページの特徴…。
以下、試行錯誤のお話でございます。
やはり今回もお金を払ってソフトを購入するのはイヤ(単にケチなだけか…)だったので、
「Helicon Focus」ではなく、再び「ImageJ」でやってみることにしました。
「ImageJ」本体と必要になる各種pluginをWebからDLし、インストールを始めたのですが、
「ImageJ」本体は問題なくインストールできたものの、各種pluginがpluginフォルダに上手く入らない…。
おっかしいなぁ〜と思いつつpluginフォルダに入らなかったファイルは無視して「ImageJ」
を起動してみると、入っていないハズのpluginがプルダウンメニューに表示されています。
「なんや、よーわからんけど、これで準備OKみたい…」 ということで、
←こんな風に対象物を敢えて斜めにセットし、真上から撮影です。
カメラに近い位置から順に、
「Panasonic」
「電池の上部」
「電池の下部」
にそれぞれピントを合わせ、3枚の画像を撮影しました。
因みに、レンズは50oのマクロを使用。絞りは一段だけにしておいたので、
合焦部分以外はかなりボケた画像になりました。
|