2012年03月08日
2011年の総括、やっとこさ、秋までたどり着きました。今日は10月です。
10月
10月の上旬、体育の日の連休は親戚の結婚式で宮城県仙台市へ行っておりました。
親戚宅への移動中に車窓から外を見ていると、津波に襲われなかった内陸部でも、多くの建物が損壊しておりました。
特に木造在来工法で和瓦を戴いた建物が大きなダメージを受けたようで、これら建物の多くは
「棟」の部分にブルーシートが掛けられておりました。建物の最上部に在り、なおかつ重い「和瓦の棟」は
揺れの影響を受け易いのでしょう。
地震の多い地域での和瓦の採用は果たしてベストなのか? …考えさせられました。
あと、16日(日)は某所へシルビアシジミを採りに行き、23日(日)はシルビアシジミの探索に滋賀県の日野川・家棟川・野洲川流域へ。
そして30日(日)は三重県の陸上自衛隊明野航空学校のお祭りに乗じてシルビアシジミを探そうと目論んでいたのに、
飛行場内シバ草原へは進入禁止ということで、あっさりと探索中止。仕方がないので
ヘリコプターの動画(既出)とヘリコプター画像↓の撮影に精を出しておりました。
もしかするとこの機も、震災のときには出動していたのかもしれませんね。
2012年03月12日
2011年の総括も、終わりが見えてきました。今日は11月です。
11月
2011年11月03日に撮影・採集した↑の三重県産ツマグロキチョウ、これは嬉しゅうございました。
何といっても偶然ではなく、ある程度狙っていたと言うか、特に2011年のこの時期、紀伊半島の東部では採れる可能性が高いと予想し、
それが見事に的中したものですから、じぃ〜わりと快感が涌いてきて、帰ってからも暫くはテンションがけっこう高い状態…、
その勢いでこんなページまで作ってしまいました。
以下、2011年秋には紀伊半島東部で本種の採れる可能性が高いと予想した理由を述べておきましょう。
1:K大T研OBであるT氏のホームページを開設当初から楽しみに読んでいるのです
が、その中の蝶の写真シロチョウ科ツマグロキチョウのページに、「愛知県では、
住宅造成地などの一時的な荒地で帰化植物のアレチケツメイを食べて発生して
います」との記述がありました。
(話は変りますが、ララ君がとっても可愛いので、もっと登場させてほしいなッ)
2:2011年09月上旬に台風12号が紀伊半島に豪雨をもたらし、沿岸部では紀伊半島
の「東部」が、大きな被害を受けた。
3:シルビアシジミとタイワンツバメシジミを狙って2011年09月18日〜19日に紀伊半
島西部を訪れたとき、国道42号を走っていると、重機を積んだ大型トラックが目に
ついた。
これら三つの事実から、
09月上旬以降、災害復旧の為に多くの重機を紀伊半島に投入。
↓
紀伊半島東部の場合、重機は名古屋圏から投入するのが合理的。
↓
名古屋圏という事で、重機の置いてあった場所にはアレチケツメイを食す本種が生息。
↓
重機の無限軌道や大型トラックには土の食い込む場所が多く存在。
↓
この食い込んだ土にアレチケツメイが付着し、さらに初期ステージの本種も付着。
↓
川の氾濫による被害が多かった事から、災害復旧で重機が活躍する場所は河川付近。
↓
食い込んでいた土が河川堤防付近に落下した後、現地にアレチケツメイが根付く。
↓
このアレチケツメイを食した個体が成長し、10月下旬から羽化。
というような事もあり得るだろうと思っておりました。
元々、三重県の紀伊半島東部を訪れた主たる目的はシルビアシジミの探索だったのですが、
上記の理由から「ツマグロキチョウについても注意が必要」と自分に言い聞かせておりましたので、
探索中にキチョウ系の蝶が目に付くと、必ず近づいて種名をチェックしてたんですよねぇ〜。
そしたら本当にツマグロキチョウが飛んでいるではありませんか!
このとき既に、三重県の本種は10数年振りの記録になるとは知っていた(シルビアの記録チェック時に把握)のですが、
意外にも冷静に、撮った後に採ることができ、ホンマに嬉しゅうございました。
2012年03月15日
2011年の総括も、ようやく今日でおしまい、12月です。
12月
この12月、フィールドに出たのは04日の1回だけでした。
対象種はシルビアシジミとキマダラルリツバメで、訪れた地域は滋賀県〜三重県。いずれも「下見」という位置付けでした。
結果、私の妄想を刺激するのに充分な環境を確認し、2011年の行動はこれにて終了。
数えてみると、年間出動回数は77回で近年では最も少なかったのですが、書きなぐったノートのページ数は236。
歳を重ねるにつれ、コメントをダラダラと長く書く傾向があるようです。
2011年総括の完了が、この3月中旬にまでずれ込んだ反面、
←この[ふしみやDB2011年版]へのテキストの打ち込みは、2月中に終わりました。
現状、テキスト打ち込み終了ということでラベル印刷ができる状態になったので、
これからは展翅を外して「全ての個体の表裏を撮影する」という工程に入ろうと思っております。
ところで、例年であれば今時分の沖縄訪問から本格的スタートを切るのですが、今年は諸般の事情
(正直に申せば売り上げが悪いのでございます)で行く事が叶いません。
フィールドに出れば、あれこれ書くネタをお持ち帰りできるのですが、
今の状況で思いつくネタと言えば、「展翅外し」の動画ぐらいのもの…。
ということで今日は「展翅外し01【ラベル切断編】」の動画でございます。
けど、この動画、ハッキリ言って全然面白くありません。「ワシの6分22秒を返せ!」と叫びたくなるような代物ですわ。
2012年03月18日
2012年に入ってからここまで、1度もフィールドに出ておりません。
下見に行こうにも調べたいところは遠いので高いガソリンを消費して行くのは躊躇われますし、
基本的に飼育はしないことから採卵・採幼もしないとなると冬場のお出かけは、ホントできなくなります。
このままでは身体がなまって仕方がないので、03月16日(金)は敢えて自転車に乗り、
右京区御室に在る安いガソリンスタンドへ灯油を買いに行きました。
以前から「きぬかけの道」を走行途中に気になっていたにもかかわらず、
駐車スペースが全く無いことから訪れていなかったのですが、この日は自転車だということで、
←の京都市営住吉山墓地に入ることができました。
目的はもちろんキマダラルリツバメの下見。
地域的に、生息していて当然なので、もしも墓地内に状態の良いサクラが植えられていたら、
いーっぱい居るポイントなんじゃないかな?と思っていたものですから行ってみたのですが、
ご覧のようにあきませんでしたわ。
場所が場所だけに、近くで発生した個体がテリを張りに来る可能性が絶対に無いとは言い切れませんが、
かなりイマイチ。
多分見られないでしょう。
そして突然ですが、今日も「展翅外し02【ラベル照合整列編】」の動画でございます。
例によって「ワシの2分38秒を返せ!」と叫びたくなるような代物ですが、今回は動画内にテキストを入れるというワザを覚え、
なおかつ2台のカメラで撮った動画を1本の動画に編集しております。
高性能PCが欲しくなるからと思って封印していた動画編集を、今回やってしまったんですよね〜。
うん、やっぱり高性能PCが欲しくなりましたわ…。
2012年03月21日
昨日、03月20日に静岡県でギフチョウが見られたようで、今年もいよいよ始まりですね。
とは言うものの、今日も風は冷たく、京都市市街地周辺のギフチョウは「未だ居るとして…」04月10日頃からの出現になると思います。
消長確認のために今年も定点観察に訪れる予定ですが、虚しい結果に終わるだろうと予想しているので、あまり気乗りしません。
話しは変わりますが、昨日は末娘のリクエストにお応えし、放獣由来のヌートリアを見に鴨川へ行って来ました。
この↑画像は、私が03月15日に携帯で撮影したものです。これを見て末娘が行きたいと言い出し、見に行った訳ですが、
結果として昨日は現れませんでした。
で、鴨川の何処にヌートリアを見に行ったかと申しますと、京都で学生生活を送られた方々には、
必ず何かしらの思い出があるであろう↓ココ、
ご存知、「出町のデルタ」でございます。
学生時代もそうでしたが、この「出町のデルタ」では、いまだに何でもアリ…、とっても賑わっておりました。
それにしても、当地で番を張っているトビなんですが、かなりの性悪個体で、びっくりしました。
河原町今出川のマクドで買ったハンバーガーなどを無警戒でパク付いていると、のんびりと旋回中だったのが急降下し、
ハンバーガーを奪って行くんですよね〜、それも人間には全く触れずにです。
盗られた方も、「ココのトンビ、すっごいワザ持っとるわ!」と叫び、諦めるしかありません…。
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