クリックすると2541×1707ピクセル、2581KBの大画像に跳ぶので注意してください
さて…、明日の日曜日も全国的に寒そうですが、晴れの予報である静岡県ならばギフチョウを見ることができそうです。
けど、「採ったらダメ」という場所なので、行くべきではありませんね。
従いまして明日も、先の20日(祝)に引き続き、展翅外しと標本撮影で作業場に籠もる事になりそうです。
「下手な編集の動画を貼り付けおってからに、こんなん見てると酔いそーになるわ」
とのお声も聞こえてきそうですが、今日も貼ります、この動画。
展翅外し03【針抜き・テープ剥離編】の上映でございまする。
2012年03月27日
今日も意表を突けたかな?
2011年 02月 26日 沖縄県島尻郡粟国村(粟国島)番屋跡(遠見台)付近
おもいっきりの普通種であるリュウキュウミスジ、しかも裏面です。
例年通りこの時期、展翅外しから一連の流れで、標本の静止画撮影をしております。上のリュウキュウミスジは先程の撮れたて個体、
撮っていて茶色が印象的だったので貼ってみました。
フィールドに出ないと、体は鈍るしネタも枯渇するしで、次の日曜日、04月01日こそはギフチョウを採りに行きたいものです。
けれども、今年の季節進行では未発生の場所がほとんどでしょうから、ギフチョウ目的でのお出かけはやめておいた方がよさそう…。
ならば、高知県へシルビアシジミを探しに行くというのもアリかな?と思っているのですが、どーしましょうかねぇ〜。
「もう、ええかげんにしときや」
とのご意見を賜るであろう事は重々承知しておりますが、今日も例の動画です。
展翅外し04【標本撮影準備編】のUPでございます。
2012年03月31日
かなり汚損しておりますね…。
07月発生年1化の産地で、2011年に採集したウラナミジャノメです。
2011年 07月 24日 兵庫県美方郡
唐突にウラナミジャノメというのは、昆虫DNA研究会ニュースレター 2012年3月 No.16 7〜15ページに
掲載された鈴木紀之氏の論文「ウラナミジャノメの化性の地理変異から季節適応を再考する」
を読んだからであります。
私のバックグラウンドからして、本論文の内容を本当に理解できているとは言えませんが、
とても面白く読ませていただきました。そして本論文を読んだ後、すぐに思い浮かんだのが上に貼ったウラナミジャノメの産地と同じく、
年1回07月発生の滋賀県の産地のことです。
この場所は、西暦700年代に行われた奈良の大仏建立に伴う伐採で表土が流出し、
現在に至るまで花崗岩質の岩盤がむき出しになっており、湿った場所にはモウセンゴケも生えております。
こうなる以前、即ち約1300年前頃までは貧栄養ではない土壌で育った食草を本種が食べていたはずなので、
おそらく年2化のサイクルで世代を繰り返していたと推定できます。実際、やや近くには最近まで年2化の産地があった
(…いや、ある?)のですから、元は年2化だったという前提に無理はないと思います。
ということは、年2化から年1化への化性転換というダイナミックな進化(この単語は適切か?)
が長くとも1300年の間に完了したことになります。
ウラナミジャノメって、近縁のヒメウラナミジャノメに比べ、気難しくひ弱な印象を受けるのに、
意外と適応力があるものなんですね。
2012年04月03日
04月01日(日)ですが、シルビアシジミの探索を目的に高知県へは行きませんでした。
居たとして時期的に未発生である可能性が高く(宮崎県では出たらしいけど)、
そのうえ今では放蝶由来の個体しか居ないと言われている高知県で自然個体群を探そうなんて…。
ここまでの超ハイリスク探索は、いくら私でも躊躇せざるを得ません。(ガソリンがもう少し安かったら行ったかもしれませんが…、)
結局、日曜日はギフチョウ目的で、どこぞへとお出かけした訳でもなく、近場でキマリンの下見を兼ねたお散歩をしただけでした。
クリックすると1872×1524ピクセル、1911KBの大画像に跳ぶので注意してください
この日付になっても今年は未だギフチョウを見ていないということで、せめてここにはギフチョウの大画像を貼っておきましょう。
2011年最初に採ったギフチョウ、04月10日兵庫県豊岡市産です。採ったときは新鮮だと思っていましたが、
こうして大画像で見るとけっこうスレていますね。まあ、私の下手な取り込みが原因のようですが…。
「やっと止めたと思ってたのに、またかいな…」と呆れられたことでしょう。
そう、下に貼ったのはまたしてもYouTubeにUPした動画、今日は展翅外し05【標本撮影ラベル付け編】でございます。
2012年04月06日
これでしばらくは展翅関係の動画撮影をしないつもりなので、最後にこの一つだけ、展翅外し06【標本撮影ミニスタジオ内詳細編】
を貼っておきましょう。
先の04月03日にUPした、展翅外し05【標本撮影ラベル付け編】では画面全体に露出を合わせたので、明る過ぎるミニスタジオ内が白トビし、
この中で行なわれている作業が写っていませんでした。これでは中で何をしているのか全く判らないので、
今回、ミニスタジオ内の明るさに露出を合わせて撮影しました。
因みにこのときの撮影対象は、04月03日に大画像でUPした兵庫県豊岡市産のギフチョウです。
さらに、ついでと言ってはなんでございますが、
←こんなページも作ってしまいました。
以前にも少し書きましたが、わたくし、マメなことにYouTubeに色んな動画をUPしております。
現在ではそのタイトル数が50本以上にもなったため、ある程度分類整理おくことにしました。
こうして本ページから跳べるようにしておくと、自分自身の「憶え」にもなりますからね。
今日は、ここにもボタンを貼りましたが、トップページ内まん中あたりに常駐のボタンを作っておきましたので、
通常はそこからお入りいただけます。
2012年04月09日
昨日の日曜日、04月08日が成虫目的の本年初出でした。
目的地として静岡県という選択肢も一瞬アタマを過りましたが、やっぱり堂々とネットを振れないのは嫌だということで、
今さらではありますが岐阜県美濃地方低山地に行って参りました。
対象種はもちろんギフチョウさんでございます。
画像圧縮率 : 4/1 (bit/pixel) , 露出時間 : 1/217.2秒, レンズF値 : F5.3, 露出制御モード : プログラムAE, ISO感度 : 64,
オリジナル撮影日時 : 2012:04:08 14:37:08, 露光補正量 : EV0.0, 開放F値 : F5.3, 自動露出測光モード : 分割測光,
光源 : 不明, フラッシュ : オフ(自動), レンズの焦点距離 : 26.30(mm), メーカー名 : NIKON, 機種 : COOLPIX P5000,
シーンタイプ : 直接撮影された画像, カスタム画像処理 : 通常処理, 撮影モード : オート, ホワイトバランスモード : オート,
デジタルズーム : 0/100, レンズの焦点距離(35mm) : 126(mm), シーン撮影タイプ : 標準, コントラスト : 標準, 彩度 : 標準,
シャープネス : 標準, 被写体の距離範囲 : 不明, フォーカスモード : AF-C, フォーカスエリア : シングルエリアAF (中央)
久し振りにまともに歩き、「疲れてなんかいるものか!」なので、今日のところはExifを添えた証拠写真的生態画像を貼るだけ…、
詳細のテキストは次回にしておきますね。
(破損しているとは言え、こうして生態画像を撮っているのは、かなりの個体が見られたという事です)