2012年05月10日
今日から連休後半のお話しを始めます。
憶えておられるかも知れませんが、九州でタッパンルリシジミが多く採集された2年前、
これらの個体は大隈半島から足摺岬にかけて大量飛来したものであると何の根拠も無く決め付け、
高知県土佐清水市に在る「今ノ山」の山頂へ行けば必ず採集できると妄想し、無謀にも私は実際に訪問しました。
この時の結果はさて置き、車中から遠目に眺めただけではありましたが、途中通過した四万十川の堤防には必ずやミヤコグサが生えているであろうと確信いたしました。
という訳で今回の連休ツアーは四国だったのでございます。
05月03日の午前中に四万十川堤防に立つつもりであれば、前日に出発し、できるだけ目的地に近づいておかなければなりません。
ところが店を閉めて出発できた時刻が19:00前だったので、夜の運転が苦手な私は山陽道の白鳥PAで力尽き、ここで車中泊となりました。
これは丹波篠山経由で下道を走り、加古川北ICで高速道路に入った為でもあるのですが…。(今年は節約!です)
解かってはいたのですが、四万十川は遠いのですよ。高知道を降りてからが長いのです。
そして結局、ここ四万十川右岸に到着したのは11:15になってしまいました。
到着して堤防を歩いてみると、黄色くて小さい花がい〜っぱい咲いています。そう、あきれるほど大量のミヤコグサが生えているのです。
「こっ、これは…」
と思わず口に出し、気合充分に探索したのですが、青いシジミはツバメシジミすら飛びません。
きっと場所が悪いのだろうと、上流下流、右岸左岸、と探し回ったのですが、ミヤコグサは何処にでも「これでもかっ!」
というぐらい多く生えているのにシルビアシジミは全く見られません。
「ちッ…」と呟き、四万十川を後にしました。
今回は「土手ビア」をメインに探索するつもりだったので、当初の予定通り四万十川から愛媛県愛南町の僧都川までの間にある各河川の堤防を調べてみたのですが、
いずれの堤防でもカスリもしませんでした。
「すぐ向かいの宮崎県やったら、河川堤防を探せばきっちり見つかるのに、何で居らへんのやろ…」
と愚痴を言いつつ、この日は終了です。
2012年05月12日
結果が伴わないと、こういう方向へ走りたくなってしまいます。
そう、四国ツアー・生活編でございます。
←は、05月03日に利用した温泉です。
愛媛県愛南町(旧一本松町)の国道56号線沿いに在る一本松温泉。
石鹸・シャンプー付きで400円、サウナ有りで洗い場広くカランの動作も良好。
惜しむらくは露天風呂が無い事。けれども裸のままテラスに出られたので、火照った身体を冷ますことはできました。
総合評価としては「3+」といったところでしょう。
そしてココが05月03日の夕食及び就寝場所。
高知県宿毛市の国道321号線沿いに在る「道の駅すくも」でございます。
立地は海岸で良好なロケーション、駐車スペースの背後に広がる海との間は潅木混じりの芝生になっており、
海を眺めながらの夕食は最高でございました。
ただ、トイレがイマイチだったのが残念。
従いまして、総合評価としては「4」としておきましょう。
そして、↑が本日の夕食、四万十市のスーパーと愛南町の地元産品直売店で調達しました。
左上のカツは懐かしの鯨カツ。小学校の給食で供されたものよりはかなり高級でした。
右上は「ねれ」のお刺身。「ねれ」とはおそらくカンパチの事だと思う(味から言っても本種)のですが定かではありません。
カンパチだとすれば、この290円(税込み)という金額はかなりお安いですね。もちろん、美味しゅうございました。
左下の「あじ姿寿司」は食感がかなりワイルドでございました。そのままお口に放り込み噛み始めると、
鯵は酢でしめられているとは言え、腹ビレ等がそのまま残っているので、口腔内での「ヒレ」の異物感に困らされました。
もっとも、私の食べ方が間違っているのかもしれませんが…。このように食感はイマイチだったのですが、白胡麻が混ぜられ、
さらにユズで香り付けされた酢飯が鯵の旨味と見事に調和し、とても力強いお味でございました。
そして最後に右下、高知県といえば「かつおのタタキ」です。これが、とてつもなく美味…、言葉を失ってしまいます。
生カツオでしかも藁焼き仕上げとなると、ここまで美味しくなるのですね。
以上、今年は節約!と決めながら、かなりの贅沢をした05月03日の夕食でした。
と、ここまで書いて、…もうすぐ出発します。
今日は北陸道内いずれかのPAもしくはSAで就寝予定、これで今年に入って8回目の車中泊になります。
けっこう疲れてきたような気もするのですが、未だイケると思うと行かずにおられません。
2012年05月15日
一昨日、05月13日(日)は富山県某所でギフチョウを採集しておりましたが、このお話しはまた後日。
連休後半四国ツアーのお話しが未だ残っているので、しばらくはこっちの方を書きますね。
前日の夕食にあれだけ食べて呑んだのに、05月04日は朝から元気いっぱい、カレーです。
サトウのご飯は、容器にそのままレトルト・カレーをかけることができるのでとっても便利、愛用しております。
それから、今回新しく使い始めたイワタニ製のバーナーが写っていますが、この製品はなかなか使い勝手がよろしい。
元々、低価格のボンベが何処でも入手できるという理由で購入したのですが、思っていた以上に火力が強く耐風性能も良好、
しかも圧電着火が一発で決まるという優れた品物でした。
そしてこの日、最初に目指したのは足摺岬でした。
今回は「土手ビア」を主たる探索対象にしていたとは言え、岬となると「海ビア」の可能性もあります。
それに加え、タイワンツバメシジミの環境も調べておきたかったので当地への訪問となりました。
ところがですね、連休ということで交通規制がかかっており、県道27号線が足摺岬小学校手前で通行止め。
窪津方面へは通り抜けできなくなっていました。
従いまして、タイワンツバメシジミの環境を探そうと目論んでおりました足摺岬の東側へは到達できず、
仕方がないので一般観光客の皆さんに混じり、岬の園地をウロウロしてみたのですが、ここではワンツ・ビア共に生息環境が存在しておりませんでした。
足摺岬では思うように探索できなかったということで、早々に移動です。
実は、今回のツアーには蝶研出版発行のポイントマップ集「蝶研マップ5 中国・四国編」を持参しておりました。
余談ですがこの「蝶研マップ1〜6」は蝶研出版解散時に、既に払い込んだ蝶研サロン会費を清算する一助として、購入したものです。
当時、蝶研出版は会社を解散するにあたり、蝶研サロン未発行分の会費を現金で払い戻しするか、
本ポイントマップ集を格安で購入(金銭的に苦しいので、できればこちらを選択してくださいと正直にアナウンスされました)
するかという二つの選択肢を用意されました。そう、サロン会員即ちお客様に事情を説明し、きっちりキレイに清算されたのです。
社会的にはこれで普通です。
ひるがえって現在、何らけじめをつけないまま、またぞろ新しい商売を始めようとしている業界人がおられますが、
そのようなヒトが販売する商品を買うお客様が居るとでも思っているのでしょうか?
あまりにも我々蝶屋をナメ切っていると言わざるを得ません。
あっ、あらぬ方向に走ってしまいました、元に戻ります。
足摺岬から移動した先は、「蝶研マップ5 中国・四国編」に載っていた旧土佐郡鏡村(現高知市)、
目的は四国の白いウスバシロチョウでございました。
現地に到着し、本種の飛びそうな谷の耕作地周辺を歩いてみたのですが、未だツマキチョウ雄なんぞが飛んでおります。
そう、時期尚早でございました。
仕方がないので、かなり早い時刻ではあったのですがこの「鏡川温泉RIO」で入浴し、05月04日の採集行動を終了といたしました。
因みに本温泉の入浴料は400円でボディーソープ、リンスインシャンプー付き、カランの調子は良好であったものの、
サウナと露天風呂は無しということで、総合評価は「3-」としておきましょう。
2012年05月18日
語るべき蝶のお話しがあまりにも少ないものですから、今回の四国ツアーについては現地での生活記録を書くしかありません。
05月04日、入浴以降の続きです。
この画像は次の日に撮影したものですが、ココが05月04日の夕食及び就寝ポイントです。
ご覧のように球技場付属の駐車場になります。写っていませんがけっこうきれいなトイレも近くに在ったので水の確保も容易でした。
その上、空港のそばであることから私の大好きな飛行機を間近に、しかも大迫力で鑑賞できるという絶好のポジションでございます。
夕日に輝く着陸間際の機体を眺めながらの夕食、至福のひと時です。
もう恒例になりましたね、↑がこの日の夕食です。
前日に贅沢をしたことから今日は節約バージョンのキムチ鍋に致しました。
200グラム弱で280円だったこの豚肉切り落としですが、添付のラベルをよく読むと旧窪川町特産のブランド豚だったようで、
脂身に旨味があってとても美味しゅうございました。
そしてお肉の上に写っているのは高知県佐賀港産小海老のから揚げ、左に写っているのは高知県宿毛産の魚肉練り物です。
いずれもお値段安く美味、高知県は食材に恵まれていますね。
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