2012年07月21日
海の日絡みの連休、話しが前後しますがS山に入る前に何をしていたのかと申しますと、
島根県西部でシルビアシジミの探索をしておりました。
島根県の公式ページ内にある「しまねレッドデータブック」のシルビアシジミ本土亜種
の項目を開いてみると、島根県内の分布メッシュ図が掲載されています。(2024年03月02日追記:今日、このページを表示してみると「特に秘す」
との注釈が入りメッシュに分布の表示はありませんでした)
この分布メッシュ図内、西部の1メッシュは果たして何処であろうかと、カシミール3Dで1/12500地形図を開き検討してみたところ、
「ココで決まり!」と思える場所が特定できたので、実際に訪れてみた訳です。
いかがでしょうか?いかにも本種が生息していそうな環境でございましょ。
ご覧のように耕作地側の堤防斜面はよく手入れされ、草原内部にはミヤコグサもけっこう生えておりました。
そのうえギンイチモンジセセリも確認できたことから「絶対に居てるやろ」ということで気合充分に探してみたのですが、
あろうことかのnull…。
仕方がないので、ナメ喰いの痕があるミヤコグサを数本抜いて持ち帰ってみたところ、
シジミチョウ科の幼虫さんが少なくとも4頭付いておったのですが、これがシルビアシジミであるのかどうかは今のところ不明です。
ただ、この4頭のうち1頭は現在終齢なのですが、その形態から推定すると、どーもツバメシジミのようなんですよね…。
2012年07月24日
一昨日の日曜日(07月22日)は、時期的にO高原ならば未だイケそうだったのですが、既に採集済みであることと、
天気が悪そうだという事からキマリンを対象としてのお出かけは中止。かと言って、山ゴマには時期がチョッと早いのと、
白山方面も天気がダメとの事だったので、いっそお出掛けせずに、溜まっている展翅をしておりました。
そこで今日も、07月15日〜16日のお話しの続きを書いておきましょう。
↑このヒメシジミは、キマリンがテリを張りに出て来るのではないかと妄想していた湿地で撮影したものです。
当地の標高が1000m以上あることから、07月15日という日付でもこれぐらいの鮮度なんですね。
言うまでもないことですが、しっかり採っておきました。
S山山麓に在る ←ここが本日の入浴施設。(日帰り入浴料金500円)
温泉ではありませんが、サウナ付きで浴槽洗い場共に広く、カランの調子も良好。
ボディーソープ、リンスインシャンプーも備わり、混雑も無し。
これで露天風呂があれば4の評価だったのですが、3+といったところでしょう。
ハイ、恒例になりましたね。
この日の夕食でございます。
いつも通りのキムチ鍋。
出汁の滲みたウドンに、京都のスーパーで買ってきた「刻み九条ネギ」を山盛りかけて食べると、
とっても刺激的なお味…、やみつきになりそうです。
そしてひときわ輝いている「請福」の紙パックですが沖縄からの取り寄せ品です。
6本入りの1ケースが送料込みで約9500円だったと記憶しております。
便利な世の中になったものです。
2012年07月27日
気象庁のWEBページによると、今日の京都市の最低気温は25.9℃(05:09)で最高気温は37.0℃(14:23)だったそうです。
毎夏、自宅及び伏見屋店舗でもエアコンは稼動させずに扇風機だけで凌いでいるのですが、
流石にこの気温は堪えます。かなり消耗してきました。
こんな生活をしているせいでしょうか、涼しいお山へ行きたくなってきました。
今度の日曜日は山ゴマの棲む山に登ろうかと思っています。
さて、海の日絡みの連休のお話し、続きを書いておきましょう。
07月16日の朝、目覚めるとS山付近は思いっ切りの雨。この雨の中で叩き廻る根性もなく、
ゆっくりと朝食を摂りながら道路地図を眺めつつ、「高速で新見まで戻って、カシワの生える高原でキマをやろうかな…」
と一瞬は思ったのですが、今年は節約を旨とする方針だったことを思い出し、国道9号線をゆっくり走り、
この沿線でシルビアシジミの環境チェックをしながら京都へ帰ることに致しました。
国道9号沿線でのシルビアシジミ環境チェックということで、土手ビアの中心の探索にならざるを得なかったのですが、
どうやら端境期のようで、生息しているのが分っている場所でも成虫は全く見られませんでした。
07月になっても時期を外すと全く見られない…、流石はシルビアシジミでございます。
せっかく国道9号線を走っているのですから、シルビアシジミだけでなくキマリンも少し覗いておこうということで、
某高原へも立ち寄りました。
そして、↑のカシワ生える高原に着いたのは16:00頃。
ご覧のようにとっても良い天気…、めっちゃ中途半端でございます。
何故ならこの好天が以降も維持された場合、テリトリータイムは17:30頃からと予想されます。
「この状況でまともに採ってたら、帰宅が21:30頃になってしまうがな…」
ということでテリトリータイムを待たずに帰ってしまいました。
相変わらずの、根性無しでございました。
2012年07月30日
07月27日(金)の時点では日曜日に山ゴマをやりに行く予定だったのですが、28日(土)に長男が帰って来るということで
中止にしました。
これまでなら土曜日は早く寝て、翌朝04:00起きで出掛けたのでしょうが、3.11以降、普通に家族と過ごせる時間は貴重であると認識し、
皆で外食する事にした結果、翌日の山ゴマ・ファイトは無理ということでございました。
これで2週連続のお出かけなし…、まあ、身体が休まったので、良しとしましょう。
休日にフィールドに出なかった分、今日は現場から現場への移動途中に少し寄り道して、
↑のクロシジミなんぞを撮ってきました。
ご覧のように白化個体ではなくノーマルタイプだったので、採らずに動画も撮ったりしていたのですが、
その後この個体には突然の不幸が訪れました。
↑ご覧のように、シオヤアブに死の抱擁をされてしまったのでした…。
2012年08月02日
2週連続で採集に出掛けないと、ネタがありませんな。
仕方がないので展翅中のキマリン画像でも貼っておきましょう。
今シーズンはキマリンを対象に1府4県で採集を試みたのですが、結局採集できたのは1府1県という結果でございました。
まあ、他県では妄想の果てに訪れた場所がほとんどだったので採れなくて当たり前、さほど落胆しておりません。
反面、京都市とその近郊ではいよいよ探す場所がなくなってしまい、今年は新ポイントを開拓できず、チョッとがっかりでございます。
しかしながら今年は、上に貼ったように黄色の強い個体を採ることができ、私自身はけっこう喜んでおります。
これまで、京都市とその近郊を主たる採集地として行動していたものですから、シマウマ型にはけっこう当たるものの、
この型を採集したのは、実は今回が初めてだったんですよねー。
因みに、この板に乗っている3雄は同一日同一ポイントで得たもので、合計7雄採集して3雄がこの型でした。
かなり高い出現率と言えるでしょう。
2012年08月06日
念の為、5L持って登ったのですが、今回はもう一方のお山に登らなかったので、3Lで足りました。
この5Lだの3Lだのというのは水の量…。
そう、これだけ大量の水を持って登ったという事は山ゴマでございます。
昨年(2011年)は山ゴマを対象に出掛けなかったものですから、昨日は久々の山ゴマ・ファイトでした。
そして行き先は、
ここ↑、福井・石川県境の赤兎山でございます。
2012年08月08日
以下、これまでにゴマシジミを対象として、赤兎山で採集行動を起こしたときにノートへ記入したコメントでございます。
・2006年08月14日
晴れ時々曇り。座標は添付の地形図x4付近。ポイントの場所としてはここで間違っていな
いと思う。
カライトソウの状態から本種にとってちょうど良い時期だと思われ、アリも確認できた。
にもかかわらず全くみられない。納得できない。
(2012年08月08日追記:このとき当地へ辿り着くまでハズレ斜面に2回突入し、かなり
メゲていた)
・2007年08月13日
朝の間細かな雨の混じる曇りで時々晴れ。但しポイント滞在中は基本的に曇りで強風。
飛び出してもおかしくない程の気温であったが、一瞬しか日が差さず気象条件としては
微妙だった。これで2年連続の敗退である。
・2008年08月03日
曇りのち晴れ。座標は添付の地形図x1付近。今回で3度目の訪問であるがまたしても見る
ことすら叶わなかった。
今回は生息しているものであれば確実に見られるような天候になったにもかかわらずの
null。居なくなってしまったのだろうか?
(2012年08月08日追記:この日けっこう悔しかったのと天気良好であった為、小原峠
まで降下後、大長山へと再登山。2002年07月28日に見つけていた完全福井県ラベル
のポイントへと赴き、□頭のお持ち帰り。余談ですがこのとき下山途中の超人M氏と
偶然出会い、「今から登るの?」と呆れられました)
上記のように赤兎山では3年連続の完封nullを食らっておりまして、赤兎山ラベルのゴマシジミは半ば諦めかけていたんですよね…。
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