2013年の近況集13

  • 2013年06月07日

     昨日06月06日、今年お初のキマリンを採集いたしました。
     □個体の目撃で、△雄の採集。採集した個体はいずれも新鮮。06月05日の羽化個体かな?と推定しております。
     この先07月中旬までの約40日間、近場でのキマリン採集を楽しむ所存でございます。

     突然ですが、長竿に装着したネットです。
     このネット、キマリン用として購入し、昨日初めて使ってみました。

     これまでにも何度か書いたと思いますが、キマリンの場合、2個舞を空中戦で採るときは勿論、静止個体を採るときにも「振り抜き気味」 にネットを捌く必要があることから、尾突と触角を損傷し易いのです。
     こんな痛み易いキマリンを採るためのネットとして、実際に触った事のない通販の商品を購入するのは躊躇われたのですが、 その軽さに魅力を感じ、今春、衝動的に購入してしまいました。
     品物が到着した後、実際に触ってみた瞬間、メッシュネットの布地がやや粘るように感じたので、この質では尾突と触角を傷めるのではないかと心配しておりました。

     で、昨日、心配しつつも振り抜いてみたところ、採集した△雄に損傷は見られず、
    「これは、エエやん!」とココロの中で叫んでしまいました。

     何と言っても軽いのがよろしい。
     フレームは勿論、竿との接合部分1/2インチ目ネジに至るまで総樹脂製。
     極端に言えば、ネットの存在感が無く、竿だけを振っている感じなのです。

     因みに本品の原産国は台湾。
     昆虫文献六**で購入いたしました。

     

  • 2013年06月10日

     昨日、06月09日も、ギフチョウ狙いで飛騨に行っておりました。

     うむぅ〜、一面の雪ですね…。
     ここでのこの状態は、2回目ですわ。
     学習能力が無いと言わざるを得ませんね。

     そして、↑ココではまさかの完封null。

     先週(06月02日)、↑ココで再度null神さまに憑依されたのが原因なんでしょうね、きっと…。

     それにしても、飛越トンネル駐車場→1842m標高点→寺地山→1842m標高点→水の平
    →1842m標高点→飛越トンネル駐車場と歩くのは、今回限りにしておきたいものです。
     

  • 2013年06月13日

     06月06日から、日曜日を除いて毎日キマリンを目撃したり採ったりしています。
     時期は早くも遅くもなしの標準で、発生個体数もそれぞれのポイントにおいて「まっ、こんなもんでしょう」といったところです。
     ただ今年は、今日のようなピカピカの晴天日が多く、テリトリータイムが遅い方へとズレ込む為、結果として採集可能時間が短くなってしまい、 得ている個体数は例年の半分程度になっています。
     少々の雨降りでも採集するには問題のない種ですから、早く梅雨らしい天候に戻ってほしいものです。

     それにしても、キマとトラフの2個舞はやめてほしいなぁ〜。
     振ってネットに入るのは、必ずトラフの方なんですよね…。

     と、愚痴で終わるのはよろしくないので、2012年採集・飼育羽化の個体を詰めた標本箱を貼っておきましょう。


  •  2012年、ギフチョウは案外採っておらず、ここに入っているのが全てです。
     また、渡嘉敷島のジャノメ系もこれで全部ですから、思ったほど採っておりませんでしたね。

     

  • 2013年06月15日

  •  間隔を空けてしまうと訳が分からなくなってしまうので、連続でUPしておきましょう。
     2012年採集・飼育羽化の個体を詰めた標本箱、これが最後になります。

     ギンイチモンジセセリとコキマダラセセリはS県産。
     ヒメシジミはS県と広島県で採った個体。
     ゴマシジミは鳥取県・島根県・広島県産。
     ウラナミジャノメは滋賀県産。
     ヒメヒカゲは広島県と京都府産。
     シルビアシジミは、和歌山県・鳥取県・島根県・山口県見島の野外採集個体と強制採卵飼育個体。
     キマリンは全て自宅からX分圏内の個体で、表展翅した10雄の内9雄は通称キマクロです。 因みにこのキマクロ9雄は同一日同一ポイントで採集した合計展翅板1本分の内で9雄ですから、 かなりの高率で出現するポイントになります。
     そしてエゾミドリが1雄だけ入っていますが、どーしてこんな汚損した個体を採ったかと申しますと、 この個体、キマリンとほぼ同じ場所でテリを張っていたのですよ。こんな光景は初めて見たものですから、 「これは採っておかないと!」と気合を入れてネットを振った事を憶えています。

     ところで今年(2013年)のキマリンですが、今日は仕事の都合で雨がマジで降っている時刻にしか外出できず、 雨の中を飛ぶ推定雄の1個体を目撃したのみに終わったのですが、昨日は久し振りに乱舞に中に身を置くことができ、 約50分間で展翅板2本分以上の個体を採集。
     快感…、でございました。

     

  • 2013年06月18日

     先の日曜日、06月16日は某種を得ようと三重県へ行っておりました。

     「居るとすれば、この辺りかいなぁ…」
    と、キョロキョロしながら軽トラを流しておりましたところ、右前方に対象種かも?と思えるような個体が飛んだものですから、
    軽トラを運転していたにもかかわらず、自分では歩いているつもりで無意識にソレに近付いて行ったのでした。
     そうしたら、急にガクッと運転席が下がってしまったのです。
     そう、右前輪が溝に落ち込んでしまったんですね〜。
     所謂、脱輪という状態になってしまった訳です。
     けどね、チョッと言い訳させていただくと、この画像でもお判りいただけると思うのですが、 180o巾の溝は刈られた草で覆われた落とし穴状態、そこに溝が在るとは思えなかったのですよ。

     四駆に入れ脱出を試みたのですが、後輪が空転するばかりでどーにもならず、結局はJAFのお世話になったのでございました。
     今年に入ってこれで2回目のJAF。会員なので支払いは0円なのですが、時間のロスが痛い…。
     結局、約2時間のロスが生じた為、当初の予定が狂ってしまいました。

     飼っているシルビアシジミの餌採り場所を三重県鈴鹿川堤防から京都府木津川堤防へと変更。
     そして、キマリンの探索地域も当初予定の滋賀県湖東から京都府亀岡市へと変更せざるを得ませんでした。

     やっぱり、クルマを走らせている間は、運転に集中せなあきまへんな。

     

  • 2013年06月21日

     06月06日から本日まで、採集も目撃もしていない日は水の平・寺地山の両方へ行った09日(日)と、 雨の止み間がなかった20日(木)の2日だけ…、他の日は全て、キマリンを目撃もしくは採集しております。
     で、ここまでの京都市内及び周辺部に生息するキマリンの発生状況ですが、06月13日にも書いた通り、時期・個体数共に標準といった感じです。
     キマリンの事はあまり詳しく書けないのでこの程度にしておき、代わりに06月16日(日)の行動をもう少し書いておきましょう。

     軽トラを脱輪させたものの、目的の三重県産某種は〔〕雄○雌採集することができ、何よりでございました。
     狭い範囲に辛うじて残っているといった感じで個体数も多くありません。採っておきながらこんな事を言うのはどーかと思いますが、 何年先まで世代を繰り返す事ができるのか…、かなりアブナイ状況であるとの印象を受けました。

     この後、関ICから名阪国道に流入し伊賀一宮ICで流出。次の目的地である京都府木津川市へ向け163号線を走行。 途中、「ウラナミジャノメの動画でも撮っとこか…」と旧加茂町で撮影したのですが、箸にも棒にもかからないような動画しか撮れなかったので YouTubeへのUPはやめておきました。

     飼っているシルビアシジミ(宮崎県産母蝶からの強制採卵)の餌が底をつき、ミヤコグサをどーしても持ち帰らなければならなかったのですが、

    採餌ポイントの堤防斜面が↑こんな状態になっており、ほんの少ししか確保できませんでした。
     従いまして、このとき持ち帰ったミヤコグサは、昨日までに全て喰い尽くされてしまい、仕方がないので今日からはインゲンを与えております。

     そして次の目的地である京都府亀岡市へは、大山崎JCTに今春直結した京都丹波道路を利用すべく、 第二京阪道路の久御山南ICから高速に入ろうと思っておったのですが、当日はピカピカ好天だったので一般道を走行し目的地へと至りました。 (この天気ならばテリトリータイムは17:00以降と判断した為)
     亀岡市で探した地域は生息していて当然の場所だったのですが、私的新ポイントを2ヶ所開発。採集できた個体数も合計・頭と満足できるものでした。
     やっぱり、ポイントを当てて採るのは楽しいものでございます。