この個体はハヤシミドリなのですが、表面ブルーの色調がイマイチ正確に表現できていませんね。
ヒカリモノは難しいです。
2013年07月01日
昨日、06月30日の日曜日は、諸般の事情で遠方へ出かける事ができず、近場でキマリンを探しておりました。
蝶屋復活後の初期、1990年代の中頃にこの付近の尾根筋でギフチョウを探索し、けっこうエエ目をしたこの辺りですが、
滋賀県旧朽木村北部の福井県境に近いところになります。
当時はギフチョウ目線での探索であったことから、谷筋に在る集落付近がどんな状況だったか全く気にしておらず、
環境も覚えていなかったのですが、今年(2013年)発表された福井県の産地がこの近く(あんまり近くないか…)であった事から、
「もしかすると、居てるかも」という思いで訪問しました。
画像内、ネットを立て掛けている樹はキリ。対岸にはウメが植えられ、左の方にはカキとサクラが写っています。
また、ここに写っていませんが、私の背後では大きくて古いサクラが川沿いに立ち、斜面のやや高い所にはクリの樹が花を咲かせておりました。
という事で、「けっこう匂うやん…」と気合を入れてやったのですが、こうしてモロに地名の写っている画像を貼ったことから既にご理解いただけた通り、
完封のnullという結果でございました。
2013年07月04日
昨日は仕事の都合で、久し振りにキマリンを採りに行きませんでした。
天候条件が良ければ、何とか仕事をやり繰りして出掛ける私ですが、昨日はやや気温が低く暗い曇りであったことから
「キマ不毛の日」である可能性が高いと判断し、採集行動は休止としておきました。
こんな日でも採ろうと思えば採れるのですが、「今さらそこまでして…」ということでございます。
私の経験によると、「気温が高く、明るい曇りで時折日差し有り」といった日が京都市周辺のポイントでは最高のキマリン日和。
こんな日は、午前10時頃から夕方のテリトリータイムまで、叩き出しをしなくても、ずーっと採集可能なのです。
まあ、少しは長竿でツンツンします。けれども「叩く」というような力強い行動に至らずとも少しの刺激で飛んでくれたり、
条件の良い花で待ってると何処からともなくポツリポツリと飛来してくるんですよね〜、こんな日は。
そして、そんな好条件の日には、こんなところ↓にも静止する個体が居たりします。
建物屋根の破風に止まったキマリン、「どないして採ろうか…」と考えている間に何処かへ行ってしまいました。
2013年07月08日
これで2週連続です、日曜日に遠出できなかったのは。
例によって諸般の事情で遠出が不可能であったため、京都府内の山間部、旧美山町を中心にキマリンの探索をしておりました。
旧美山町といえば、有名ポイントである↓の画像の場所。
これをご覧になって、何か変だと思われませんか。
そう、推定発生木と言われていた大きなコナラがありません。
「まさか京大が切る訳ないやろし、どないしたんやろ…」
と斜面を登って調べてみると、どーやら枯死したみたい…、最近流行りのナラ枯れにやられてしまったようです。
しぶといキマリンのことですから、絶ってしまったという事はないと思いますが、
当地点が採集可能ポイントであり続けているかどうかは甚だ疑問です。
当日(07月07日)、16:00前まで現地の静止ポイント近くで長竿を手に佇んだのですが、キマリンを目撃することはできませんでした。
時期的に未発生である可能性がある事と、私の現地離脱がテリトリー・タイム直前であったことから、あくまでも推定ではありますが、
当地では見られなくなってしまった可能性が高いと思っております。
2013年07月10日
梅雨明け以降、体温越えの気温が続くここ京都市内、エアコンを使わずに耐えてはいるのですが、
「あ゙づい゙」という言葉しか発する気になりません。
もう、暑過ぎて仕事になりませんわ。
とか言いながら、採集ならホイホイ元気良く出掛けている私です。
昨日(07月09日)もキマリンを対象にお出掛けしたのですが、高気温でピカピカの好天だったおかげで17:00過ぎからしかテリトリーを張らず、
約40分待ちの後、やっとお祭り状態になりました。
なかなか飛び出さなかった事と、現地植物の状況から、「まさかの未発生?」との思いが一瞬よぎったのですが、
いざ採ってみると既にやや汚損した個体も混じる最盛期でございました。
結局、テリトリータイムは約70分以上(未だ飛んでたけど帰った)継続し、採集した個体数は展翅板1.5本分。
適度な忙しさで、楽しい採集でございました。
2013年07月13日
今は仕事中ですが、14日・15日と連休なので今夕から出掛けるつもりです。
やや時期は遅いのですが、目的は広島県のキマリン。
実は未だ採ってないというか、まともに目撃すらしていないんですよね〜。
皆さんが採っておられるポイントは勿論判っております。しかしながら、その場所に必ず居られるであろう他の蝶屋さんと一緒にやるのは、
ぜーったいにイヤなのです。
まあ、様子見に一瞬立ち寄るつもりではいるのですが、このポイント以外の場所でキマリンを探す予定です。
ですから、当然のnullという結果に終わる確率は99%以上…。
にもかかわらずそこでやらないのは、「キマは独りで密やかに採るものである」というミョーなこだわりに縛られているのですよ、私は。
2回連続で画像無しというのはよろしくないので、訪問予定地産ヒメヒカゲの標本画像を貼っておきましょう。
2013年07月16日
「帰って一週間はヘラヘラ笑って過ごせるやろ…」
との超前向きな目論見の下、先の海の日絡みの連休は島根県と広島県でキマリンを探しておった訳ですが、
皆様の予想通り、完封のnullという結果を得て帰って参りました。
不安定な天候でしたが、生息しているものであれば一応テリは張るであろうとの状態で短時間待ったのですが、
結局キマは出ませんでした…。
いえ、↑この場所で待ったのではなく、ココは夕食及び就寝ポイントとして愛用、今回で3泊目です。
お風呂が近くて駐車する地面は水平、しかもトイレと水道が完備され、とーっても静か。
惜しむらくは、刺すムシがけっこう多いのと夜は真っ暗になってしまう事、あまり明るくない照明が1本欲しいところです。
従いまして総合評価は星四つとしておきましょう。
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