2013年09月30日
「そんなもん、居る訳ないやろ」
と皆さんが思っておられるような場所に探しに行き、予想通りの結果に終わった話しを読んでいただいても面白くないのは解っているのですが、
09月22日に行った石川県小松市梯川の続きを書いておきますね。
一応、こんなエエ感じの草原にはミヤコグサ↑が生えておりました。
とは言っても生え方は局所的で連続性は無く、探索した範囲で確認できたのは3ヶ所のみでした。
元々生息してそうに無い場所である上に、ミヤコグサが短い(狭い)距離(範囲)でしか見られないとなると、
生息の可能性は限りなくゼロに近いと思われます。
加えて、けっこう真剣にミヤコグサを調べたのですが、そこにナメ喰いの痕も全く確認できなかったので、
私としては「当地には居ない」と思う事ができました。
これで納得です。
二度と本種を対象に当地を訪れることはないでしょう。
とか言いながら、来年も石川県で土手ビアを探す予定です。
今度は手取川…、同時にミヤマシジミも探そうと目論んでおります。
2013年10月03日
日本海側、シルビアシジミの分布空白域を埋めたいんだ!シリーズです。
09月22日の石川県小松市梯川に続きまして、今回09月29日は福井県へと行って参りました。
国道8号線の敦賀市横浜から旧河野海岸有料道路(現在無料)へと左折、海岸沿いの快適な道を
過去に探索済みの福井市(旧丹生郡越廼村)大味町まではノンストップで走行。
前回未調査の大味トンネル以北から探索を開始し、気になる環境が目に飛び込んで来る度にクルマから降りて地面を見つめつつ、
最初に行き当たった↑ココは福井県福井市南菅生町の「鉾島」でございます。
Googleの航空写真による下調べの段階で、この磯岩場及びその付近にはミヤコグサの生えている可能性が高いと予想していたのですが、
実際に訪れてみると、
↑ご覧のようなミヤコグサが生えておりました。
それにしてもこのミヤコグサ、とってもキレイ。ムシに喰われた痕も皆無ですね。
「これでは居らんやろ…」 ということで早々に移動。ダメだった岩場を間に数ヶ所はさみ、次にミヤコグサの生えていた磯岩場はココ↓、
福井市蓑町でございました。
当地ではけっこう広い範囲に高密度でミヤコグサが見られ、下の画像では上手く表現できてませんが、
その生え方も元気いっぱいと言うのでしょうか、他の草本と競うように上へ上へと伸長しておりました。
しかしながら肝腎のシルビアシジミは居なぁーいのです。
まあ、けっこうな量のミヤコグサが生えていたので、瞬時の夢を見させてくれただけマシだったと言うべきでしょうか。
2013年10月06日
09月29日の 「日本海側、シルビアシジミの分布空白域を埋めたいんだ!シリーズ」 と銘打って出掛けた福井県ですが、
福井市鷹巣以北の海岸線は砂浜や石油備蓄基地等、ミヤコグサの生えない環境が東尋坊まで続きます。(東尋坊以北は既に探索済み)
そこで海ビアの探索は福井市鷹巣までとし、ここから内陸方面へと軽トラを走らせ、先ずは福井市の市街地まで行って昼食を摂ることにしました。
福井市といえば名物 「ソースカツ丼」 でございます。
前回の越前海岸探索時に初めて食し、そのミョーな美味さを突然思い出したものですから、強力に食べたくなってしまい、
わざわざ市街地へと遠回りしたんですよねー。
この 「ソースカツ丼」 、昨今の基準ではB級グルメという階層に位置する食べ物だと思われますが、
お好み焼き等のソース味に慣れ親しんでいる我々関西人には、…いや、少なくとも私にとっては全く違和感がありません。
これに 「越前おろし蕎麦(冷やしタイプで麺シコシコ)」 を添えるという、何とも絶妙な組み合わせ。
「うむぅ、やりおるわい…」 と唸ってしまいました。
カツ丼と蕎麦でお腹がいっぱいになった後、先ずは九頭竜川堤防へと赴き自転車に乗っての土手ビア探し。
堤防の耕作地側斜面には状態の良い草原がけっこう続いていたのですが、その中に生えていた食草になり得る植物は
シロツメグサとヤハズソウばかりでミヤコグサは全く見られませんでした。
続いて訪れたここ日野川も、状況は九頭竜川と同じでシロツメグサとヤハズソウは生えているもののミヤコグサが全く見られません。
「ミヤコグサが生えてないと、やっぱりアカンやろ…」 という諦めムードが私を支配し始めたのが14:30。
終了には少々早い時刻だったのですが、カツ丼と蕎麦で満腹になってしまったものですから、もうモチベーションが持続しません。
「食べたい!」 と思った時点でこうなるであろうとの予感はあったのですが、やっぱり食べ過ぎの昼食は失敗でしたね。
2013年10月09日
日本道路公団と書かれた杭が、卒塔婆というか墓碑銘のように見えてしまいます。
そして、ここに刻む銘としては日本道路公団の代わりにシルビアシジミ…。
高速道路を作ったからといって必ず居なくなるとは限りませんが、この堤防草原が現状のまま安泰であるとは思えません。
今年の状況を確認した方から、「いよいよアブナイ…」 との情報を得て、10月06日の日曜日はシルビアシジミを採りに和歌山県へと行って参りました。
自己開発ポイントとは言え、居ると判っている場所へ再訪するのはイマイチ美しくないのですが、
得られている標本数がとても少ないので、「採る!」という目的での訪問でした。
結果、汚損した雄を△頭とキレイな雌を○頭採集することができました。
この○雌は現在強制採卵中で、今日までに20卵弱産んだのですが、なぁーんか妙な感じ…。
キレイな雌というのが、どーも引っ掛かるんですよね〜。
果たして孵化するのでしょうか。
2013年10月15日
10月12日は本ページを更新してから出掛けるつもりだったのですが、あわてて出発したので更新できませんでした。
発生初期から 「なーんか、いやな感じ…」 と思った台風26号、気になるのでその様子をずーっとチェックしておりました。
10月12日の午前9時時点での情報を詳細に検討してみると、「当初の予定通りだと帰れなくなる可能性が高い…」
と判断するに至りました。
そこでこの日は夕方に店を早仕舞いして出発する予定だったのですが、急遽出発を13:40の便に変更したので那覇着が16:20。
おかげで当日中にバイクの借り受けが可能となり、全ての予定を前倒しすることができたのでした。
夕方にバイクを借りたので、那覇市内をチョッと走ってみたところ、すぐにアメリカ軍の施設↑に行き当たりました。
HOT LINEは軍の憲兵隊に繋がるそうです…。
このフェンスの向こうはアメリカなんですね。
2013年10月17日
で、☆☆歳にもなって那覇で原チャリ借りて何処へ行こうとしていたのかと申しますと、伊平屋島でございます。
借りた原チャリを↑このフェリーに乗せ、レンタバイクの存在しない伊平屋島でネット片手に走り回るつもりでした。
ところがですねぇ〜、運天港のフェリーターミナル内発券窓口に近づいて行くと、
←こんな案内看板が立っているではありませんか。
目的地は看板の 「伊是名島」 ではなく 「伊平屋島」 だったのですが、伊平屋島便は出港時刻がやや遅い為、
未だこのような案内看板は設置されておりませんでした。
けれども伊平屋島はお隣の島なので似たような状況だろうと思い、伊平屋島便発券窓口のおねーさんに尋ねてみると、
「船長が判断することなのでハッキリとは言えませんが、明日(10月14日)は全便欠航になる可能性がありますね〜」
と仰います。
「という事は、今日渡ってしまうと、明日帰れなくなるということですよね…」
と私。
「そうなるかもしれません…」
こういった事態になるのが嫌だったので出発を早め、全てのスケジュールを前倒ししたのに、
ギリギリところででアウトになってしまいました。
この時点で台風26号は、北緯18.5度・東経137.2度という位置に在り、
沖縄本島からはかなり離れていたのですが、外海は既に荒れ始めていたのでしょう、仕方ありませんね。
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