2014年05月09日
4連休の行動、続きです。
05月04日(日)
好天に恵まれた05月04日だったのですが、この日は採集に出掛けず、スーツを着て京都タワーホテルで開催された会合に出席しておりました。
ギフチョウを棄ててまで出席したこの会合というのは、学生時代にとってもお世話になった先生の退職をお祝いするものでした。
この席上、学生時代の思い出をマイクを持って語る順番がまわってきたので、
「実は中胚葉だけでなく、こっそり胚全体を培養し、ずーっとこれを観察しておりました。
すると初期胚という細胞の塊が、心臓、水晶体、肝臓等の細胞へとそれぞれ分化してゆき、
顕微鏡下に神様を見たような気になってしまって ……… 」
と、私にとってはある意味でのカミングアウト?をすることができました。
うん、とってもスッキリ。
なんとも有意義な一日でございました。
05月05日(月・祝)
この日は雨だったので10:30に自宅を出発。
越中飛騨方面へと一般道を利用して行くことにしました。
途中、福井市でソースカツ丼と越前ソバを昼食に摂り、富山県旧福光町のスーパーで夕食の食材を購入、
富山県旧上平村のくろば温泉で入浴の後、
↑ここ、旧上平村の道の駅「ささら館」へは18:40に到着です。
この「ささら館」は駐車スペースの地面が水平で適度に暗く、そのうえ静か。高ランクの就寝ポイントなのです。
ただ、惜しむらくは駐車場所からトイレが遠いので、夜中のトイレタイムが辛いんですよね〜。
↑これが夕食の食材。この日は寒かったので、車内での夕食となりました。
お刺身以外の食材を味噌ベースの鍋としていただき、主食は太巻き。そのうえ、鍋の〆として和ソバも食べてしまったので、
腹まわりの贅肉増加を心配しつつも、21:00には寝てしまいました。
ところで突然ですが、M先輩に連絡です。
お預かりしておりましたジョウザンシジミの展翅があがりました。
5月中の平日であれば何時でもお渡しできる状態でございます。
2014年05月12日
昨日(05月11日)も飛騨方面へ採集に出掛けたのですが、このお話しは近々書くとして、
今日も先の4連休のお話し、最終日05月06日の事を書いておきます。
05月06日(火・振り替え休日)・その1
前回、道の駅「ささら館」の様子を写した画像の中で、クルマの脇に大きな白いシートの袋も写っていたのですが、
これの中身は例によって自転車。
今回、この自転車を利用しての目的地は、↓のゲートの先、桂湖周辺〜加須良でございました。
↑は2010年05月04日に撮影したもので、当時UPしたものと同一画像になります。
ご覧のように、ゲートに掲げられた看板には「4月下旬まで通行止め」と表示されているにもかかわらず、
2010年05月04日の時点では、ぴったりと閉鎖されていたので、このときは行けなくて悔しい思いをいたしました。
そこで今回、同じ轍は踏むまいと自転車を持参したのですが、05月06日の朝に到着してみるとゲートは開け放たれており、
何の問題もなくクルマで進入することができました。
これはこれで良いのですが、こーなると現地で蝶屋さんに遭ってしまう可能性がある訳で、
「閉まってた方が良かったんやけどな…」 とココロの中で呟いた私です。
実際、生身での対峙は無かったのですが、目的地付近で2名の蝶屋さんと乗車中にすれ違いました。
まあ、生息しているのが判っている場所ですから蝶屋さんと遭遇しても仕方ありませんな。
↑が最初の目的地、桂湖の湖畔です。写っているサクラとブナの状態から、「やや時期が遅かったかも?」
と類推できますね。
2014年05月14日
前回からの続きです。
05月06日(火・振り替え休日)・その2
桂湖の湖畔って、アウトドア施設が充実しており、キャンプ中のグループがけっこう居られました。
アウトドア施設が並ぶアスファルト道路沿いの斜面には、
↑ご覧のようにウスバサイシンとカタクリの両方が生えており、ギフチョウのポイントであることを示唆しています。
この付近でブルートラップを仕掛け、ネットを握り締めて待っていれば飛んで来るのでしょうが、
けっこうな数の一般の方が近くに居られるような場所での採集行動はイヤなので、ガサゴソと斜面に入ってポイントと思しき場所でやってみたのですが、
交尾済みのキレイな1雌を得たのみで、雄は全く見られませんでした。
この1雌を得た付近に生えていたウスバサイシンはこんな↑状況だったので、やっぱり時期が遅かったようです。
一方、ラベルには「加須良」と書くべき場所でポイントになり得るような所を求めウロウロした結果、
観察できたのは新鮮な1雄1雌(未交尾)のみでした。
こちらの方では芽吹いたウスバサイシンが全く確認できず、時期的には若干早かったようです。
との判断ではありますが、私、サイシン喰いのポイント選択が得意ではないので、ポイント自体を外している可能性もあります。
この加須良でギフチョウを探している間に曇ってしまった時間があったので、カタクリ絨毯内をギフチョウ目線でコンデジを移動させたら、
どんな動画が撮れるだろーかとやってみました。↓
う〜ん、やっぱり、なんかつまらん動画ですな…。
つまらんついでに、廃村「加須良」の動画も貼っておきましょう。
05月15日追記。
ギフチョウ、これからの産地であるところの富山県某所について、こんなの
をみつけました。
ページ内の[****のギフチョウの保護対策]をクリックすると、なかなか笑えるpdfファイルが出現しますね。
また、別ページには、今年の6月上旬にはパトロールをするとも書かれています。
う〜ん、…………、ですなっ。
2014年05月17日
明日の日曜日05月18日も好天との予報が発表されています。
従いまして、本日から出発して越中・飛騨方面へと赴くつもりなのですが、何処へ行きましょうかねぇ〜。
スゴ谷へは行ったことがないので行きたいのですが、今から出発しているようでは良い時刻に到着できません。
東笠山の話はよく出るけど、西笠山はどーなんだ?と思っているので、行ってみたいのですが、
生息しているとしても時期的に未だの可能性が高い。
う〜ん、軟弱にも行った事のある既知産地に流されそーな予感…。
とりあえず↓の地図をクルマに積み、最終決定は現地で目覚めた時点での判断ですな。
2014年05月19日
やはり、既知産地に流されてしまいました。
しかも、十数年の時を隔てているとは言え、2度目の訪問…。
う〜ん、美しくありませんね。 (ギフチョウと環境は美しかったけど)
けどね、到達と帰還には、根性が必要だったのですよ。
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