2014年12月14日
今日は東山七条の京都国立博物館に行っておりました。
今年、常設の展示館が 「平成知新館」 として新しく生まれかわったという事を聞き、常々行きたいと思っていたのですが、
今日まで行かなかったのは、大人気の 「国宝鳥獣戯画と高山寺」 という特別展が11月下旬まで催されていたからなのです。
だって、「入場に2時間待ち」というのはあんまりですもんね。
一転して今日は、とっても寒いのと常設展示のみという事で空いており、ゆっくりと観ることができました。
うん、やっぱり流石の展示内容でしたわ。
こんなネタだけではあんまりなので、無理やり蝶です。
昨日、12月13日に羽化した島根県産のシルビアシジミ、この個体で年内の羽化はおしまい。
これで今年のシーズンは、完全に終了でございます。
2014年12月17日
寒い! こたえますな。
しかもネタがない、困りましたな。
仕方がないので、溜め込んでいる標本画像から今日も引っ張ってきました。
別にどーと言うこともないウラナミジャノメ。2009年09月06日採集、京都府城陽市産の個体でございます。
ところで京都府南部地域の本種ですが、旧和束町、旧加茂町、旧山城町では生息地が安定的に維持されている耕作地周辺なので、今のところ安泰だと思います。
一方、この辺りよりも北の方では京都市山科区で既に絶滅したと言われているように、北へ向かうほど見るのが難しいと感じております。
この個体を採った城陽市の生息地でも宅地開発が迫っており、採集した2009年の時点で既に 「大丈夫かぁ?」 と思える状況でした。
で、今はどうなっているのだろうかとgoogleのストリートビューで確かめてみたところ、2013年09月時点のgoogle撮影の画像には、
採集した緑地斜面が未だ写っておりました。
そう、ストリートビューに写るような危うい場所がポイントなのですよ。
そんな場所ですから近いうちに家が建ち、城陽市ラベルの本種も絶ってしまうのでしょう。
2014年12月20日
前回の京都府城陽市産に引き続き、今日は京都府宇治市産のウラナミジャノメ2007年06月10日採集の2個体をUPしておきましょう。
これらを採集した宇治市のポイントもけっこう交通量の多い幹線道路沿いだったので 「今はどうなっているのだろうか?」
と今回もgoogleのストリートビューで確かめてみたところ、2014年03月時点のgoogle撮影の画像では採集ポイントである山際の半分が削られ、
住宅が建っておりました。
採集地点そのものは未だ残っていましたが、現状で本種が残っている可能性は限りなくゼロに近いように思います。
京都府宇治市ラベルのウラナミジャノメも、いよいよ危ないのかもしれませんね。
ところで上の標本画像ですが、このときは裏面のみの撮影だったので表面はございません。
これら2個体は2007年の採集ということで、標本撮影は2008年の春から始めたことになります。
この当時は未だ、背景色に空色系を使用し、ミニクリプトン電球4灯の照明で撮影しておりました。
撮影した個体自体の鮮度は悪くないのに、メリハリの無いぼんやりとした感じの標本画像に仕上がっているのは、
光量不足と色温度が低い事に原因があるのでしょう。
この2008年頃は標本の撮影や編集方法で試行錯誤を繰り返している時期だったので、この程度のクオリティーは仕方ありません。
現状の標本画像と比べてどれぐらい違うのか?試しに2014年春撮影の滋賀県大津市産ウラナミジャノメ (2回発生/年の第1化)
を貼っておきましょう。
撮影したカメラとレンズに変更はありませんが、背景色をグレー系とし照明を昼光色のスパイラル型蛍光灯4灯にしたというのが大きな変更で、
あと細かいところでは絞りを1段拡げた事と光量が増えた事によりシャッタースピードを3段階早くすることができました。
こうして比較してみると、かなりの差異に驚いてしまいます。
来年、2015年春からの標本撮影では高演色LEDライトを使う予定です。
さて、今度はどんな仕上がりになるのでしょうねぇ〜。

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