2015年の近況集02

  • 2015年01月20日

     斜めの会も終わり、2014年分のデータ打ち込みを始める時期になってしまいました。
     もちろんデータベース自体はファイルメーカーで作成するのですが、昨年から使い始めた.fp7のバージョンでは 【レコードの保存/送信】 というメニューから、ファイルメーカーで作ったデータベースを一発でPDF化できるという事が判り、実際やってみたところ↓のようなPDFが出力されました。


  •  ↑の画像はPDFファイルのトップページを単にPrint Screenしただけですが、PDFファイル本体をダウンロードするには、 先ず【PDF版ふしみやDB】(約20MB)をクリックしていただき、 表示された画面上で [右クリック] → [名前を付けて表示画面を保存] でデスクトップ等にPDFファイルを落としていただけます。
     この落としたPDFファイルを開いていただく方が、拡大等の操作にストレスがないと思います。
     

  • 2015年01月23日

     前回からの続きです。


  •  PDF化した場合、ファイルメーカーのオブジェクトフィールドから【ファイル】としてリンクされている音声・動画・Jpeg画像 の各ファイルが展開不能になるのは予想の範囲内でした。
     こうなるのは仕方ないとして、同じくオブジェクトフィールドから【ピクチャ】としてリンクされている地図・環境・標本の各画像は、 意外にもPDFの+ボタンで拡大できるではありませんか! しかも画質の劣化がほとんど感じられません。
      「これは使えるんとちゃうやろか?」 と思い、2013年の全750レコードをこのレイアウトにインポートし、 PDF化を試みたところ、CPUが思いっ切り考えた挙句に、


    ↑こんなアラートを出してきたので仕方なく[OK]をクリックすると、


    ご覧↑のような画面になり、遂にはフリーズしてしまいました。

     やっぱり、【 Adobe Win版 Acrobat XI Professional 】を購入してインストールすべきなのでしょうか? いや、そもそもファイルメーカ側の問題のような気もするので、買っても無駄かな…。
     

  • 2015年01月26日

     今日も前回からの続き、[ふしみやDB]のPDF化についてです。

     そもそも、ここまでPDF化に拘ったのは 「誰もが閲覧できるファイルでないと、公開しても無意味やろ…」 と思ったからなのです。

     1999年から打ち込みを始めた私個人が持つ1973年〜2013年までのデータは、ファイルメーカーの「レコード」と呼ぶ単位で14449個もあります。
     これらの「レコード」には、テキストデータに加え、標本画像・生息環境画像・採集地点をプロットした地図等の画像情報が内包されているので、 完全なかたちで閲覧するには個々のパソコンにファイルメーカーがインストールされている必要があります。
     ところがファイルメーカーというマイナーなソフトが、皆さんのパソコンにインストールされているとはとても思えません。 そこで、皆さんのパソコンに必ずインストールされているであろう Adobe Reader を使えば、画像まで読み込むことのできるPDFファイルに変換する必要性を感じたのです。
     首尾よくPDFファイルに変換できれば、これをウェブ上の Google ドライブに置き、14449個以上のレコードを皆さんが閲覧できる状態で公開するつもりです。

     公開することによって、場合によっては過度の採集圧がかかったり、地元の方々との軋轢が生じたりするかもしれませんが、

     「ある種の蝶が、この時期こんな場所にこういう状態で生息していたのだ(あるいは居なかった)」

    という 『事実』 を誰もが見られる状態で残しておくべきだと私は思っております。
     という訳で、今年(2015年)から打ち込む[ふしみやDB]のレイアウトを↓のように変更いたしました。


  •  パッと見ではどこを変えたのかよく判らないと思いますが、このレイアウト変更にはとっても時間がかかったのですよ。
     せっかくなので変更点を書いておきますと、標本画像のオブジェクトフィールドが39個あったものを20個に減らした代わりにコメントフィールドを1行拡大しました。 また、比較的大きな画像で地図を表示できるようにし、展開と同時に表示される標本画像もこれまでの3個から10個に増やしました。
     更に、
      [ファイルメーカの1レコード]=[PDFの1ページ]=[プリント時のA4用紙1枚分]
    になるように全体の配置を調整しました。

     以上の変更の結果出来上がったPDFファイルはこれでございます。
     

  • 2015年01月29日

     PDF対応のレイアウトができたということで [2014年版ふしみやDB] の打ち込みを開始しました。
     打ち込む為に紙のノートが手元にあるので、これから暫くは2014年の総括を書いてネタ不足に陥るこの2ヶ月を凌いで行きましょう。

     
    2014年の総括:01月

     意外にも正月休みに2回もフィールドに出ていました。
     とは言っても、運動不足解消のためにお散歩しただけなんですが…。

     01月02日には自転車で銀閣寺まで行き、大文字山の中腹にある中尾城跡↓

    という所に行ってみました。
     地形的にはけっこうハッキリしたコブに明るい空間もあったので、ギフチョウが良好な状態で生息していた頃であればポイントになり得るような場所でしたが 今となっては虚しい限りです。
     山麓部谷筋はしっとりしていてミヤコアオイも生えていそうな雰囲気だったのですが、例によって林床は食い尽くされてササすら生えておりませんでした。

     そして01月04日には自転車で右京区北嵯峨の直指庵間まで行き、ここから徒歩で菖蒲谷池までお散歩しておりました。

     菖蒲谷池南方の緩やかな谷にカンアオイが生えておらぬものだろうかと探してみましたが、ぜーんぜん見当たりません。
     ならばウラゴマでも…、と思いイボタを探してみたのですが私の目にはイボタが捉えられません。
     この環境で生えてないハズはないのに見えてこないのです。
     どーやら私は、ウラガーになれそうもありませんな。

     
    2014年の総括:02月〜03月

     ノートを繰ってみると、この期間は白紙、なーんにもしておりませんでした。
     八重山諸島や南北大東島へ行っていた過去にはネタがあったんですけどねぇ〜、この売り上げでは行けませんわ。

     

  • 2015年02月01日

     ↑ご覧のように、京都は雪です。
     せっかくの日曜日ですが、この状況ではどこにも出かける気になりません。
     なので、パソコンに向かって2014年分のデータ打ち込みと2014年の総括を書くことにしましょう。
     今日は04月です。

     
    2014年の総括:04月 その1

     04月と言えばギフチョウ。本種を対象としたお出かけは以下の通りです。

       04月02日:福井県南条郡南越前町
       04月08日:福井県大飯郡高浜町
       04月11日:福井県敦賀市
       04月13日:福井県丹生郡越前町と福井市
       04月15日:京都府京都市右京区栂ノ尾
       04月16日:京都府京都市西京区大暑山と小塩山
       04月19日:滋賀県大津市と京都市左京区
       04月25日:京都府京都市西京区大暑山と小塩山
       04月26日:京都府京都市北区杉坂と鷹峯
       04月27日:石川県加賀市大日山と福井県坂井市冠山〜永平寺町浄法寺山

     都合10日のお出かけですから、1ヶ月のうちの1/3になります。まあ、蝶屋として妥当な日数だと思います。
     このなかで実際にギフチョウを採集したのは、前半の福井県内の4回だけでございました。う〜ん、居るのが分かっている場所に4回も 行ってしまったんですね、美しくありませんな。
     あと、ギフチョウ以外では、キマリンを対象に滋賀県大津市で04月19日に下見をしておりました。