2015年02月16日
今日の京都はとっても良いお天気、気温は低かったものの春を思わせる日差しは強力でした。
あと一ヶ月で2015年のシーズン開幕、楽しみです。
ネタが無いからという理由だけで2回に分けた高幡山東部湿原へ至る道中の件、今日は後半でございます。
2014年の総括:05月 その4
谷筋から離れ、道無き急斜面を強引に直登し、林道から谷に入った時点を起点として約66分の所要で、
↑のような明るいブナ林に到達するのですが、ここはまだまだ途中でございます。
この地点からあと約33分のヤブ漕ぎで、
ようやく湿原の存在を認識できる場所↑に到達いたしました。
この地点からは約11分のヤブ漕ぎで、
↑のギフチョウ飛ぶ(このとき08:50、既に1雄目撃)湿原縁に到着です。
うん、けっこうキツぅ〜ございました。
この文章をお読みになり、「このルートで高幡山東部湿原へ行ってみようかなっ♪」 と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
そこで僭越ながら、ご忠告申し上げておきますと、
・目印の紙テープは目立つ色、ショッキングピンク等がお勧めです。
・私が言うのも何ですが、単独行動はやめましょう。
・無理だと思ったら、進行せずに引き返しましょう。
ご無事での帰還を願っております。
2015年02月19日
仕事が忙しい…。
毎年、この2月は最もヒマな時期なので、ミニスタジオをセットして標本撮影を開始している頃です。
ところが今年は、ミニスタジオを設置する作業台上の「万力」が、本来の仕事(アルミ部材の固定)をしているので、撮影に入れずにいます。
さて、2014年の総括として06月分に入らないといけないのですが、リニューアルした国土地理院のページについて少し書いておきます。
皆さん既にご存知とは思いますが、今までの「地形図検索ページ」から希望の図葉をクリックすると、
どの図葉(例えば東茂住でも…)をクリックしても、必ず富士山山頂付近の地形図に跳ばされるようになってしまいました。
こんな状態では使い勝手が悪いので、私はGoogle Mapと同じように京都市を中心とする小縮尺地図を1クリックで表示するようURLをスターメニューに登録しております。
そして地図を見るときには、1クリックで呼び出したこの小縮尺地図を希望の地域までドラッグし、そこから+ボタンで拡大して大縮尺の地図を表示しています。
こんな風に下手な文章で書いてもどーゆー事かよく分からないと思うので、↓の動画をご覧ください。
YouTubeなのでテキスト部分はぼやけていますが、表示地図中心部分(+印)の住所、座標、1/25000地形図図葉名まで表示されています。
そのうえ、ありがたいことに地形図にぴったり対応した部分の航空写真まで表示してくれます。国土地理院、太っ腹ですな。
ただ惜しむらくは蝶のポイントがあるような山奥部分については最近の写真ではなく、そのほとんどが1970年代撮影の古い画像なので、
現状とは大幅に異なる事が多いのです。
現に上の動画内で表示させた高幡山東部にも、あろうことか林道らしきラインが写っております。
この頃であれば、大多和側から「谷詰めヤブ漕ぎ直登2時間」というような苦労をせず、楽に湿原へと到達できたのでしょうね。
2015年02月22日
今日は普通にフルタイムで仕事をしておりました。
今年に入って1月後半から、きっちり1日中休めた日曜日は1回だけだったように思います。
自営業者にとって忙しいのは良いことなのですが、これがシーズン中だったらキレてたかもしれません。
2014年の総括というか補足、今日は06月です。
2014年の総括:06月 その1
06月中はほとんどキマをやっていたのですが、06月01日(日)はギフチョウを対象に富山・岐阜県境にある横岳に登っておりました。
このときのお話しはリアルタイムで詳しく書きました。けれどもネタがないので補足です。
道がないという事は判っていたので、訪問前にどのルートをとるか事前に国土地理院の地図と航空写真で検討を重ねた結果、
大多和峠よりも西、大多和峠から数えて4本目の谷を詰めて最終的に↓の権現池へと至りました。
まあ、到達できたので結果的には良かった訳ですが、この文を書くに当たり改めて新しくなった国土地理院ページで再確認↓してみると、
崩れ谷を詰めた方が楽だったみたいですね。
ところで、この動画内でご覧いただける 「地形図に載せた航空写真の透過率変化」 は私たち蝶屋にとって、とても有効な機能だと思います。
それにしても国土地理院のページ、最近とっても面白くなりましたね。
2015年02月25日
早くカメラをセットして標本撮影を始めたいのに、今日も作業台の 「万力」 は、ご覧のように本来の仕事であるアルミサッシの部材を挟んでおります。
そもそもこの縦框に、****製の△△を取り付ける事自体に無理があると、最初からゆーてたやんかいさ。そやから、×××になってしもたんやと思うで。
ふ〜っ、これで、次の日曜日もお仕事確定ですわ。
何時になったら標本撮影に入れるのやら…。
さて、今日も2014年の総括というか補足、06月の続きです。
2014年の総括:06月 その2
06月は01日にギフチョウ狙いで横岳を訪れた以外、キマリンを対象としたお出掛けが22日ありました。
例年ならば限りなく30日に近いお出掛け日数なのですが、2014年は流石に大人しくしていたという事でございます。
そしてこの22日のお出掛けですが、訪れたのは伏見屋から近い既知ポイントがほとんどだったので、
美しいとは言い難い2014年の06月でありました。
とは言うものの、「きっと居るに違いない」 との思いで東山区の、
こんな所で長竿を握り締め暫く待ったりしたのですが、う〜んやっぱり居ませんねぇ。
画像真ん中の植え込み上にテリを張りに来ると予想したのですが、ハズレでございました。
まあ、意外と採るのが難しい東山区ですから仕方ありませんな。
2015年02月28日
今日は気温が低かったものの、日差しは強力で春が近い事を感じさせてくれました。
あと、3週間もすれば今シーズンの開幕なので展翅板からギフチョウを外したいのですが、ラベルが未だなんですよね…。
2014年の総括というか補足を続けます。
2014年の総括:07月
07月も15日まではキマリンを対象に11日のお出掛けでございました。
この07月15日に採集した個体の鮮度からすると、2014年の京都市周辺では、20日ぐらいまでなら許せる鮮度の個体が採れたと思われます。
キマばかり採るのも芸がないので、海の日絡みの連休は宴会70%採集30%で南九州へと行って参りました。
一応、採れればイイなっ、と思っていたのはタッパンとワンツだったのですが、前者は私たちがポイントを離れた後(だと思いたい)
に採れていたそーな…。後者については、そもそもこの日付で採ろうと考えた事自体が間違いだと気付かされました。
一方、必ず採るつもりだったシルビアシジミは、事前の読み通りに鹿児島県で自己新市町村ラベルを得る事ができたので悦んでおります。
あっ、それから鹿児島県では観光もしてきました。
鹿屋市にある海上自衛隊鹿屋航空基地内に展示されている二式大艇↑でございます。
九州ブラザーズの皆さんと一緒にJoyfullで焼き魚定食の昼食をいただいた後、これを見に鹿屋航空基地まで連れて行ってもらいました。
いや〜、思っていたよりも大きかった!
きっと、修理されたからなのでしょうが、損傷もなく綺麗な機体でした。
軍事用とはいえ、70数年も前にこんなに大きな飛行艇を作っていたなんて、当時の日本は気合が入っていたのですね。
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