2016年の近況集13

  • 2016年06月16日

     そうそう、早急に書いておかなければ…、と思っていたのに忘れてました。

  •  今年01月の「斜めの会」の時に、↑の個体が採れたポイントの航空画像をお配りしたのですが、そのポイント自体が消滅しておりました。

     このポイントは伊丹の空港外、JAL側ターミナル到着ロビーを出て30秒ほど歩いたところになるのですが、昨年秋にシルビアシジミがいーっぱい居たときは、↑こんな状態でした。

     そしてこの06月03日、久米島へ行こうと同所を通りがかったところ、この場所は↑こんな事になっておりました。
     どうやら一度掘り返したみたいですね。これではもうシルビアシジミの生息は望めません。

     今秋に本種の撮影を計画なさっていたMさん、こんな状態になってしまったので計画は中止でございますね。

     

  • 2016年06月19日

     今日はせっかくの日曜日でしたが朝からどーしょーもない雨だったので午前中は展翅、午後からは仕事をしておりました。
     05月25日から、ほぼ毎日キマリンを採集しているので、現状では展翅板5本分ぐらいは採ってるみたいです。

     今シーズンは体調…、とゆーか身体の一部分だけがイマイチなので、いつも通りの採集行動がとれません。
     従いまして平日は近場で重箱の隅をつつくようにキマを探しておる訳ですが、こーなると必然的に実績のあるポイントにも立ち寄り、 その結果、多くの個体を得ることになってしまいます。
     既知ポイントへの再訪は美しくないと言いながら、行動に矛盾がありますな。

     先日も既知ポイントに佇み 「キマ、飛ばんなぁ…」 と思いながらみょーな雰囲気を感じたので足元に視線を落とすと、

  •  コイツ↑が、アスファルト道路をゆるゆると横断しておりました。
     どー見てもゴキブリの一種ですよね…、ひょっとしてサツマゴキブリでしょうか。
     けど、目撃地点は分布域じゃない京都市内なんですよ。
     これはもしかすると初記録になるかもしれないので発表すべきかも…。
     …って、どこに発表するんだ?

     
    06月20日追記

     調べてみたら京都にも分布している 「オオゴキブリ」 みたいですね。
     こんなに大きなゴキブリが京都にも分布していたとは! 知らなんだわ〜。

     

  • 2016年06月22日

     昨日は宮崎県から後輩のM君が上洛し、「キマダラルリツバメを撮りたい」 とのリクエストにお応えして京都市近郊の各ポイントを周っておりました。
     今はベストの時期なので、「採る」 ということであれば10〜20頭は保証できるのですが 「撮る」 となると何処へ行けばよいか毎回悩んでしまいます。
     見下ろす位置でテリを張り、しかも背景から場所を特定できないようなポイントはやっぱり限られています。
     そのうえ気まぐれなキマのことですから思い通りのポジションで開翅してくれるのか…、いや、そもそも訪れたタイミングでテリを張ってくれるのかどーか?
     ホンマに悩ましい蝶でございます。

     で、テリトリータイム前に昨年見つけた個体数は少ないけれども足元が良くて人目の無いポイントを訪れ、 訪花中もしくは叩き出して落ちてきた個体を撮ってもらおうと推定発生木を叩いてみたところ、思惑通りにゆるゆるの雌が飛び出し、 M君に落ち着いて撮ってもらうことができました。もう、やれやれでございます。
     因みにこの個体(雌)、M君が撮り終わってどこかへ飛んで行った後、
     「アリがお尻を刺激すると、枝にお尻をこすりつけてましたよ。卵を産んでたんじゃないですかね?」
    と言うので老眼二人で眼鏡を掛けたり外したりしながら探してみると、

  • 上手く写っていませんがキマの卵で間違いないでしょう。

     う〜ん、産卵シーンを動画で撮りたかったな…。

     

  • 2016年06月25日

     今日は朝から明るい曇りで時折小さな雨滴が落ちてくるものの、気温はそこそこ高く、時々太陽の存在が感じられるという将にキマリン日和。
     こんな日は軽い刺激で飛び出すし、早い時刻から弱いテリを張るので長時間採集可能…。
     普段なら伏見屋金物店の営業を妻なる方に丸投げして探しに出かけるのですが、昨日から妻なる方が実家に帰っているのでそーゆー訳にもいかず、 歯ぎしりしながらPCに向かっております。
     …と、ここまで書いた時点でキマが飛ばないような雨が降ってきました。
     これでココロ穏やかに仕事をこなせますな。

     明日の日曜日は近場なら出かけられるので、またチマチマとキマのニューポイントを探すことになりそうです。
     う〜ん、けれどもキマのポイントは出尽くし感99%やし、今年もダメ元でカラスシジミを探してみようかなぁ。

     最後に画像がないと寂しいので06月21日にM君と一緒に撮ったテリ張り中のキマリンを貼っておきます。

  •  珍しくデジ一で撮った画像ですが、若干手ぶれしている上にピント中心がかなり手前ですな。
     APS-Cサイズのイメージセンサ、100ミリF2.8でMFのマクロレンズ(いただきものですが…)、ISO感度は200、 絞り優先でF/9に設定するとシャッタースピードは1/50秒になってしまいます。
     撮影ポジション的に三脚は無理(持ってなかったのですが…)としても、せめて一脚(実は持っていた)は使うべきでした。
     うん、やっぱり私は 「撮る」 という行為に情熱を傾けられないようですね。

     

  • 2016年06月28日

     前言撤回です。
     京都市近郊における 「キマのポイントは出尽くし感99%」 と前回書きましたが、これ過大評価でした。
     この数日間でT先輩が3ヵ所、私が1ヵ所(私的には画期的な場所、空白地域との認識があった)の新ポイントを見つけることができました。
     この4ヵ所はいずれも 「居そうなんやけどな…」 と以前から気になっていた場所です。やっぱり複数回訪れ、テリ張り場所選定等、 いろいろとパターンを変えてやってみないとキマは見えてこないようです。
     ということは、これまでに目をつけて探索に入った各所でも、何らかの理由でそのとき見えなかっただけで、本当は生息しているのかもしれません。
     従いまして、京都市近郊におけるキマのポイント出尽くし感は80%に訂正しておきましょう。

     
     唐突ですが身内へのお返事です。

     先ずはP氏へ。
     キマのネコっていうのは、トラほど黄色味が強くない個体の事を言うそうです。
     標本画像は何処かにあるハズなのですが、探すのが面倒なので今回はパス、冬場にでもUPしますわ。 因みに後翅肛角の橙色が白化する個体をシマウマ、白化の程度が弱くて地色と大して変わらんのをロバと呼ぶ(N氏提唱)のだとか…。

     続いてN先輩がご心配なさってる 「さくら水産・烏丸店」 が閉店したって件。
     皆が適当に注文して、あれだけ安い店は思いつかないんですよねー。
     どーすれば良いのか、マジで困ってます。
     まあ、まだ先の話しなので、本気で考えるのは11月頃からにしときましょう。

     06月29日追記。
     T先輩へのお礼です。
     先日お聞きした3ヵ所の内、昨日は自宅基準の最も手前のポイントで3雄、次のポイントで1雄の採集、 最も遠いポイントへは時間切れで訪問できませんでした。
     うん、良いラベルでございます。
     ありがとうございました。