2016年の近況集15

  • 2016年07月20日

     京都府福知山市夜久野町の「道の駅」には、洗浄装置付き便座を備えたトイレがあるのを知っておりました。
     このトイレを経由する場所であれば早朝から採集に行ってもOKなので、07月18日(月・祝)は鳥取県の河合谷高原を訪れることにしました。

     この河合谷高原付近へは10年ほど前にギフチョウ目的で訪れたことがあるのですが、その時は今回の対象種であるキマ目線で行動していなかったので、 どんな環境だった全く覚えておりません。
     従いまして、地形図の読みと航空画像から標高900m付近を中心にキマのポイントになり得る環境があるだろうとの見立てで訪問した訳です。
     しかしながら、期待していたカシワは皆無でクリやコナラの老大木も見当たりません。
       「これはアカンなっ…」
    とキマについては早々に見切りをつけ、

  • ↑こんな環境で生息の期待が持てるクロシジミとコキマダラセセリを探索対象とすることにしました。

     

  • 2016年07月23日

     タッパンが九州にやって来た…。

     よーな気がするので、もうすぐ宮崎県に向け出発します。
     入ってるといった確実な情報があるわけではなく、現在、ウスキシロが多く入っているという事実からの妄想でございます。
     さてさて、どんな結果になりますことやら。

     

  • 2016年07月25日

     ウスキシロ・タッパン連動説…。
     こんな怪しいお話しは大好きなものですから、すぐに乗っかってしまう私ですが、そうそう上手く採れるなんて事はないのでございますよ。
     そう、誰もが予想した通りに完封のnullでしたわ。
     何とか採集可能な天気だった07月23日(土)は、UdaraはUdaraでもサツマシジミ1雌だけのお持ち帰りでございました。

     そして明くる07月24日(日)は、朝から雨降ってるし…。
     天気予報によると、日向灘に面した側は湿った気流が入る為、この日は回復しそうにないとの事。
     ならばタッパンは諦めて、久しぶりにオオウラギンの雌が見たいという私のリクエストに、 「たぶん、もう寝てると思いますけどねぇ…」 とのM君の言葉に、「ワシもそー思うけど、行ってみたいねん」 と例によってわがままを言う私。
     けれども、そっち方面であれば天気だけは良いだろうから、雨のお山に行くよりはマシでしょうとN先輩も交えた三人で話がまとまり、↓こんな所へと連れて行ってもらいました。

     

  • 2016年07月28日

     前回動画でUPした草原に潜り込んでオオウラギンの雌を探したのですが、ヒョウモン類は何も飛び出しませんでした。やっぱり夏眠中だったのでしょう。
     加えてクロシジミとミヤマチャバネセセリにも注意を払っていたのですが、これらの蝶も目撃皆無で、 お持ち帰りしたのはツマグロキチョウ2雄とオオチャバネセセリを1頭という結果に終わりました。
     これ以降、えびの市の川内川堤防でシルビアシジミを探したり、えびの高原付近でキリシマミドリシジミを狙ってみたりしたものの、 お持ち帰りできるようなものは何も得られずに終了。
     結局、今回の九州を急襲ツアーは、「温泉入って酒飲んで美味しいものを食べて…」と絵に描いたようなオッサンの休日になってしまいました。
     まっ、これはこれでとーっても楽しゅうございました。また秋に行くのでよろしくね。

     ところで伊丹空港JAL側到着ゲートを出て徒歩約30秒地点にあるシルビアシジミのポイントですが、

  • ご覧のように、絶っておりませんでした。
     掘り返し工事が行われた場所は雑植生すら未だ見られない状態でしたが、工事を免れた6畳程の植え込みで細々と発生を継続しているようです。

     

  • 2016年07月31日

     今日は山ゴマに行くべき日曜日でしたが、お尻的事情と家庭的事情の両方で止めておきました。
     今回は居ないのが納得できない場所へと再訪し、雄叫びをあげる予定だったんですけどねぇ…、また次の日曜ですわ。

     間隔が空いてしまいましたが07月18日、鳥取県の河合谷高原の話に戻ります。

     
     牧場は↑こんな状況でしたからキマについて早々に諦めた訳ですが、最近採れていないという鳥取県ラベルのクロシジミについては何となく居そうな雰囲気です。
     この動画の02:55地点まではアスファルト道路を歩き、良さげな灌木が見える所では草原に入り探索を繰り返したのですが、 一度トラフシジミに驚かされただけでクロシジミは見ることができませんでした。
     まあ、あのMさんですら鳥取県では返り討ちに遭っているようなので、私ごときが採れるなーんて事はありませんわな。

     けどね、コキマダラセセリは何とか1雄1雌お持ち帰りできたのですよ。
     鳥取県鳥取市(旧岩美郡)ラベルのコキマダラセセリ、けっこうええラベルやと思ってるのですが、私が知らないだけで実際は大したことはないのかな?

     

  • 2016年08月03日

     京都市内は連日35℃前後の猛暑、これだけ暑いと仕事以外に何かしようという気は起こりません。
     2015年採集個体の展翅外しと標本撮影は07月31日の日曜日に、やっとこさキマまで終えたのですが、撮っただけで次の作業にかかれないでいます。

     
     ↑の状態から先、現状付されている.PEFファイルの名称を全てリネームしてからでないと[ふしみやDB]に取り込めないのですよ。
     このリネーム作業がけっこうじゃまくさい…。
     [採集月日‐種名コード‐市町村‐採集地名‐同梱地図上のプロット地点記号‐通し番号‐雌雄記号‐裏表記号‐拡張子] という形式でリネームしているので、そこそこアタマがすっきりとした状態でないと間違いが頻発するのです。
     従いまして、リネーム作業は気温が30℃以下で爽やかな日でないとできない事から、[ふしみやBD2015年版] の完成は11月頃になってしまいそうです。

     

  • 2016年08月06日

     痛いというのか、障るというのか…、06月10日以降、いや、正確には03月中旬以降今日までずーっと、本来の動きができていないにもかかわらず、 その部分以外は至って元気なので普通に食べてしまいます。
     となると、必然的に脚の筋肉は落ち、特に下腹部の脂肪が増えて体重が2kgも増加。「こんな状態で山ゴマの藪漕ぎできるんやろか…」 と心配になっています。
     昨年までであれば、当日04:30頃の出発で充分間に合うであろうと予想される場所なのですが、今年はその自信がありません。
     既に、携帯用の*******も手元にあることですし、今回は術後初の車中泊を試みようと思っております。

     まあ、到達できたからといって、山ゴマがそこに居る可能性は低いとみているのですが、いずれにせよ行かない事には納得できないんですよねー。
     きっとまた、打ちひしがれて帰って来るんやろな…。

     

  • 2016年08月09日

     やはり体力が落ちています。
     08月07日(日)の山ゴマ・ファイトでは久しぶりの山登りだったのですが、あきませんなぁ〜、ちゃんとした登山道なのに普通のスピードでしか歩けない…。
     こんな体力で、山ゴマの新ポイントを引き当てようなんて、チョッと考えが甘いのとちゃうか? と山ゴマの神さまにオコラレそうです。

     で、08月07日(日)に何処へ行ったのは置いといて、前日の08月06日(土)に利用した銭湯をご紹介しましょう。

     
     車中泊予定地との位置関係から、福井県大野市か勝山市の銭湯に入るのがベストだったのですが、調べてみると定休日だったりクルマを置くのが難しかったりで、 福井県吉田郡永平寺町(旧吉田郡松岡町)の阿津満湯さんを選択しました。
     大野市や勝山市には大きな温泉立ち寄り湯もあるのに、わざわざ旧来からの銭湯に入るのには理由があります。
     先ず第一に、温泉立ち寄り湯の方が立派な設備であるのは良いとしても、たいていは混んでいる上に、普段公共のお風呂利用経験を持たない方が多く、 入っていて 「イラッ」 と来ることが多いからなのです。
     それと、「絶滅する前に採っておこう」 じゃなくって、「廃業される前に入っておこう」 との思いがあるからなのです。
     近年、京都市内でも銭湯は次から次に廃業され、子供の頃は徒歩10分圏内に、大宮温泉、桜湯、藤ノ森湯、明治湯、栄湯、船岡温泉、朝日湯、小松湯、建勲湯 と9軒もあったのですが、今では大宮温泉、明治湯、船岡温泉の3軒を残すのみとなってしまいました。
     0歳の頃から、ほぼ毎日銭湯に浸かっている私としましては寂しい限りでございます。

     ところで山ゴマの話はどーなったの? とのお声が聞こえてきそうですが、どのように書こうか…、いや、そもそも書くべきかどうか迷っております。