↑は赤土背景のアカシジミ。昨日はめずらしくデジ一を持ち出したので撮ってみました。
2017年06月15日
キマリン、京都市市街地周辺の発生状況ですが、私がイメージしている 「例年」 と比べ、3〜5日遅れといったところです。
従いまして、K上なんかでは今日あたりが採集適期と思われます。
昨日までは仕事の都合上伏見屋から片道30分以内の場所に出動しておりました。
既知ポイントに加え、シーズンオフに下見して新規ポイントと推定した場所にも複数回訪れていたのですが、
推定新規ポイント4ヶ所の内、実際採集できたのは1ヶ所のみでございました。
この採集できた1ヶ所は、シーズンオフの下見時に 「誰がどー見てもポイントやろ…」 と思った場所なので、周知のポイントなのかもしれませんが、
地名としてはこれまで聞いたことがありません。 (私が知らなかっただけかも)
また、見られなかった3ヶ所もそれぞれあと一回は訪れてみるつもりです。キマって、一度や二度の訪問では見えないことが多々ありますからね。
ところで、既知ポイントにも訪れているので毎日キマを採っておるのですが、今年の個体はそのサイズが大きいように思います。
これまでに □0頭弱得ており、例年のサイズであれば展翅板3本で足りるのですが、今年のサイズでは3本に納まりきらないように思います。
今年のように幼虫期が低温だった場合、ゆっくりと大きく育った結果、大きな成虫が羽化するという事なのでしょうか?
2017年06月19日
06月11日(日)に行った兵庫県の青野ヶ原、キマ・ポイントの香りさえ感じられなかったので、昨日は餅を搗いて再訪してきました。
Google の航空画像で予想した辺りでは、やや汚損したヒメヒカゲの雌が未だ飛んでいます。「という事は、もしかしてフライングか?」 と思いつつ、
マツをペシペシしていると、
竿からネットがスッポン…、どうやらネット側の1/2インチ目雄ネジを固定していたスプリングピンが抜け落ちてしまったようで、現地での応急修理は不可。
仕方なく予備の昌栄製ウルトラフレームを装着し、ペシペシを再開して暫くすると湿地上を飛ぶウラギンスジヒョウモンを視界に捉えました。
「チョッと採っとこか」 と長竿を伸ばしたまま横に振ると、ベキッという大音響(と感じました)と共に4段目の根元から折れてしまったのです。
普段通りの力で振ったのですが、樹脂製のフレームよりも若干重い昌栄製ウルトラフレームを装着したことにより、
過大な負担がかかったのでしょうね、いらん事せーへんだらよかった…。
この時点で13:00。根元から約15センチ縦に割れた4m竿で、これ以上マツをペシペシする気力は湧かず、こんなにも相性の悪い青野ヶ原なんてキライだ!
とココでの行動を終了。
他の場所でキマを探索するにしても、4mの竿ではやる気が出ません。
なので、既知ポイントではありますが4m竿でも充分採集可能なポイントへと国道175号を北上。
意地汚くも〇×雄のキマリンを採集し、19:50に帰宅した06月18日の日曜日でございました。
2017年06月22日
毎年、この時期にはキマを対象にほぼ毎日出掛けております。
今年も05月30日から本日まで、仕事で行けなかった06月03日と雨だった06月21日を除き22日の出動。
未発生と推定される05月30日から06月03日の間は当然のnull。
お出掛けした場合、時間が豊富にあれば新規ポイントの開拓を試みておりますが、既知ポイントにも訪問するので06月04日以降のお出掛けでは必ず1頭以上採集しております。
そして本日、良いことが二つありました。
・その1
昨年、T先輩が開拓された某ポイントでようやく1雄採集。
ここは諸般の事情で採集可能ポジションになかなか立つことができないんですよ。
今日はラッキーにもすんなりと立つことができ、お約束の位置でテリを張ってるキマを掬うことができました。
やれやれでございます。
・その2
今季2ヵ所目の新ポイントを開拓。
事前の予想通りの場所、予想通りの静止位置でテリを張るキマリンを1雄採集。 快感…、でございました。
もっとも、ここは生息していて当然のエリアなので画期的ポイントとは言えませんが、「えっ、ホンマかいな」 という程度には驚いてもらえるような場所です。
上記の2ヵ所、せめて何処の区なのかぐらいは書くべきなのでしょうが、やっぱりキマなんでね〜
やめておきます。
2017年06月26日
私、老眼なんですがキマだけは見えます。
特に先の金土日の三日間は好調でした。
非テリタイムに叩き出した個体が 「行ってけ〜」 になる前に空中で仕留めたのが1回。
ヒメジョオンの花のルッキングで見つけたのが2雄。
テリタイム直前、樹をツンツンする前に 「きっとココにとまってる」 と勘で振ったらホンマに入っていたのが1回。
テリタイム中、2コ舞いの空中捕獲が5回。
キマならこれだけ見えるのに、手を思いっ切り伸ばさないと新聞が読めない…。
さて、昨日の日曜日は天気がイマイチということで午前中は展翅。午後から既知ポイントに寄りつつも推定新規ポイント5ヶ所でやってみたのですが、
ことごとくnull。
この5ヶ所の他、最も期待していた2ヵ所付近では、
こんな雨になってしまったので何もせずに帰った06月25日の日曜日でした。
2017年06月28日
打って変わって昨日は不調でした。
目線下の**の木でテリを張る1雄の見失いが1回。〇〇葉上のテリ張り1雄の振り逃がしが1回。枝葉が込んでいたとは言え、
地上6m程度の樹冠部テリ張り個体を振り逃がしたのが4回。2コ舞いをミスネットして両方とも散らしてしまったのが1回、しかもこの時の片方は黄色が濃かったような…。
まだまだ修行が足りませんな。
これだけキマを対象に出掛けながら、キマの画像が全く無いというのもアレなんで、今日は動画を2本貼っておきます。
↑は06月26日撮影。キマがヒメジョオン (ハルジオンかも?) に止まっている場合、花上で吸蜜中というのも勿論あるのですが、このように 「ややこしい場所」
に静止しているパターンの方が多いように思います。なので、ヒメジョオンで探す場合、花上というよりは下部の 「モサッとした場所」
に目線を持っていって探すようにしております。
↑は06月27日撮影。推定発生木(バラ科ではない)付近で大人しく止まっていた雌でございます。
手ぶれが酷いですが、風にたなびく4本の尾状突起が捉えられております。
2017年07月01日
言うまでもありませんが毎日キマリン採ってます。
現在のところ、未だ若干の発生遅れを引きずっているようで、今年の京都市周辺では07月15日頃までそこそこキレイな個体が採集可能とみています。
キマについては多くを語ることができないので、今日はキマ採集で必要な長竿について動画で語っておきました。
↑の動画には写っていませんが、1973年から1974年までは竹製の5段継ぎ竿を使用。これは既に壊れて破棄され、現在は残っておりません。
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