2018年の近況集02

  • 2018年01月25日

     この時期にしてはお見えになるお客様が多いのに加え、伏見屋の倉庫内の整理をしなくてはならないので、体力的にも精神的にも疲れる今日この頃…。

     昨年秋の台風で、一部土壁が崩れて穴が明いたり、屋根のトタン部分が捲れたり、瓦がずれたりといった被害が生じたので応急の修繕はしたのですが、 そのとき工事に入ってくれた工務店さんから、「この建物、もうアカンで…」 というアドバイスを受けました。

  •  ↑がそのアカン建物です。
     この画像は堀川通に面している興聖寺さんの墓地から撮影。店舗は大宮通に面しているのに裏は堀川通のお寺と接してるという典型的な京町家、「うなぎの寝床」でございます。
     この建物は約65年前に2階部分を増築し、約50年前にも若干手を加えているのですが、建物1階部分の構造材自体は明治の終わり頃に建てられたものなので 築後100年は経過しております。
     ですから、ご覧のように酷いことになっているというのも頷けますね。
     このような状態で放置しておけば、崩壊するのも時間の問題。ご近所に迷惑をかけることになってしまいます。
     ということで早急に工事にかかるべく、倉庫内の商品と家財の片付けを今月10日頃から毎日続けております。

     商品はそうでもないのですが、片付けていると家財の中からは色んな物が発掘され、気分的に暗ぁーくなってしまうのですよ。
     何と言えばいいのか、家財をかき回した結果、もわっと沸き上がった 「100年間の澱」 のようなものにあたった感じ…。
     これが精神的に疲れている理由なのでございます。
     

  • 2018年01月28日

     今日は日曜日。なのに、倉庫内の片付けと確定申告の準備をしておりました。
     もう、かなり疲れましたわ…。というか、腰が重くてギックリになりそうな予感。そこそこで止めておかないといけませんな。

     ということで、ネタがございません。
     今日も、やっとレイアウト変更が終わった [ふしみやDB2007] 内の1レコード、「三方崩山のゴマシジミ」 を貼ってごまかしておきましょう。

  •  「貼るまでもないだろう」 とか言いながらベニヒカゲに続き、やっぱり貼ってしまいました。
     ↑の5個体はそうでもないのですが、ここでは飛んでるときに 「おお、こんなところにヒメシジミかぁ? 」 と思えるほど小さな個体も居りました。

     コメント欄にも書いておりますが、このポイントは抜群のロケーションの中、ベニヒカゲと山ゴマが入り乱れて飛ぶという、ある意味夢のようなポイントでした。
     普段、同じポイントに再訪するのは美しくないと思っている私なのですが、ここへはもう一度訪れてみたいという気持ちが正直に言って、…あります。
     けどね、この三方崩山に登るのは二度と御免なのでございますよ。
     というのは、風の通らない樹林帯の中、これでもか! というような急勾配の直登が延々と続くのです。
     10年前なら未だ行こうという気も起こりましたが、今年はもう還暦のオッサンですからねぇ…。
     

  • 2018年01月31日

     もうアカン建物内の片付け、進行中ではあるものの、まだまだ終わりが見えてきません。
     解体工事が始まる前に建物内を空にしなければならないのですが、仮設の倉庫が未だ出来てないので商品と家財の移動ができないんですよね…。
     何時になったら全部終わるのか? 見通しが立ちません。

     で、今日の画像は片付け中に発掘された木製の「たらい」です。

  •  実はこの「たらい」、約60年前に私が産湯を使ったときの「たらい」なのです。母親の証言に加え、その時の写真も見た記憶があるので間違いありません。
     そして写っているこの部屋は、私が生まれた場所。そう、60年前でもそんなに無かったであろう自宅出産だったのです。

     この建物で産婆さんによってとりあげられた私が、還暦を迎える今年、この建物を消滅させるというのも、きっと何かのめぐり合わせなのでしょう。
     

  • 2018年02月03日

     本日のお片付けは、32年前に亡くなった父親の為に曾祖父が買った五月人形と、嫁に行った妹の為に祖父が買った雛人形を仮設の倉庫に移動するだけで一日が終わってしまいました。
     雛人形の方は約50年前の物ですからまだマシだったのですが、五月人形は約90年前の代物ですから紙箱はボロボロ、 そしてこれら紙箱を収納している2個の木箱は妙に大きくて運び出すのに往生しました。
     なので現在、かなり疲れております。けど、明日は娘にも手伝ってもらって本の移動をしなければなりません。
     そんなに量は多くないのですが本は重いですからねぇ…、腰をいわさんよーに気ぃ付けながら作業せんとあきまへんな。

     さて、お片付けの話だけで終わらせるのはよろしくないので、標本画像を貼っておきますね。

  •  ラベルはピクセル化していますが採集地点はO峠の富山県側、東屋のすぐ近くです。
     前翅中室の黄色さんがもうチョッと頑張ってくれれば、良い個体になったんですけどねぇ…。
     

  • 2018年02月07日

     お仕事で某金色寺院に行かねばならない日がけっこう多いのに加え、もうアカン建物内のお片付けもしなければならないので、近年に無い忙しさです。
     先の日曜日は娘に手伝ってもらって本の移動をした結果、丸尾末広先生とか山野一先生など多くのガロ系作家さんの単行本が白日の下に晒されてしまいました。
     娘は何も言いませんが、きっと引かれているんでしょうな。

     で、今日も脈絡なく [ふしみやDB2007] からひとつかみ。

  •  シルビアシジミさんです。
     兵庫県のこの辺りでは至る所に生息しているので、環境省レッドリストの評価が 「絶滅危惧IB類 (EN) 」 というのは、どーしても納得できませんな。
     

  • 2018年02月10日

  •  ↑は工務店さんからいただいたペーパー、ご覧の通り02月15日〜05月末頃までの修繕工事が始まります。
     なのに未だ、お片付けが終わっておりません。
     残された期間はあと四日間しかないので、明日と明後日の連休は娘にも手伝ってもらって建築ボルトとこれを収納する棚の移動を予定しております。
     これが完了すれば、あとは細かい商品を仮設の倉庫に持って行くだけなので、ようやく終わりが見てきたことになります。
     あと四日間、頑張りましょう。

     ところで上記の工事期間なんですが、05月末頃までとなっています。
     これって蝶屋的には、とーってもよろしくない…。
     05月末頃に修繕工事完了ということであれば、この頃からまた家財や商品の移動を始めることになります。
     お片付けと移動に約一か月要したのですから、修繕の終わった建物への家財や商品の移動は、少なく見積もっても半月はかかるでしょう。
     ということは、今年予定しているオレンジさんや深山ギフには行けないという事になりますね。
     ならば、妻なる方に丸投げして行ってしまう………。
     いやいや、なんぼなんでもそれはアカンわ。
     ヒトデナシ原名亜種と呼ばれている私ではありますが、やっぱり止めておく…、と思います。
     

  • 2018年02月13日

     11日〜12日の連休中にがんばったので、ようやくお片付けが終わりました。もうヘトヘトでございます。
     なので、無理やりネタをひねり出す事もできません。
     そこで、困ったとき恒例の [ふしみやDB2007] からひとつかみ。

  •  福井県小浜市でシルビアシジミを探しております↑。
     生息していてもおかしくない環境だったのですが、例によってnull。
     そしてこの日から、シルビアシジミ福井県ラベルへの挑戦が始まったのでした。