2020年の近況集18

  • 2020年10月12日

     しつこく続けてます、種子島ツアーのお話し。

     蝶屋的に種子島と言えばタイワンツバメシジミ。多産地のイメージを持たれている方も多いと思います。
     蝶研出版1991年03月20日発行の 「スーパー採集ガイド B 屋久〜奄美編」 によると、種子島内ではシバハギさえあれば何処にでも生息しているといった感じで書かれていますが、 実際訪れてみると、そんなことはありませんでした。
     今回、この 「スーパー採集ガイド B 屋久〜奄美編」 に載っている多くのタイワンツバメシジミのポイントの中から1ヵ所だけ、マップそのものの場所に行ってみたのですが、 『道沿いにタイワンツバメシジミが多い』 と地図内赤枠で囲われた地点は、ことごとくススキ等+シバハギの生えていないアカン斜面になっておりました。
     ガイドの発行から約30年も経過しているのですから、道路のアスファルト化や草刈り方法の変更等により、タイワンツバメシジミが生息できない場所と化してしまったのでしょう。

  •  因みに、ガイドでポイントと謳われた場所は、みーんな↑こんな感じでした。
     そして写っている白い軽自動車は今回借りたレンタカー。
     走行は500qに達していないピカピカの新車、車内の匂いも新車のそれ。
     こんなクルマでは少しでも草に接するとキズが目立つんじゃないかと思い、好きなように走り回れません。
     私の場合、10万km超のクルマでイイんだけどなぁ。
     

  • 2020年10月15日

     種子島のタイワンツバメシジミなんですが、 「スーパー採集ガイド B 屋久〜奄美編」 に書かれているように、 今となっては、車道脇にシバハギが生えていれば大概は居てるというような島ではなく、それなりに探さないとポイントには行き当たりませんでした。

     これまで、私のタイワンツバメシジミ採集経験といえば、

      1996年09月22日屋久島:私を含むDUBCのOB蝶屋5人の目で、楽しく探して採集。
      2004年09月19日鹿児島市と川辺町:N先輩に運転してもらい、有名ポイントで採集。
      2013年09月14日日南市:後輩のM君が開発したポイントに案内してもらい採集。
      2013年09月16日南大隅町:私を含むDUBCのOB蝶屋4人の目で、楽しく探して採集。

    というように、自身単独で真面目に探して採った経験が不足しているものですから、事前に k*****ka さんや しま*゙* さんのブログとか、 蝶研サロン誌の M上さんの「タイワンツバメシジミの探し方」を読んで勉強し、種子島へと訪問した訳です。
     すると…、さすがはタイワンツバメシジミ探しベテランのお三方、ブログに貼られた画像 (注意してUPしておられるのでポイントそのもの画像じゃないけれども) や 添えられた文章から環境や雰囲気を学び探した結果、種子島島内の3市町村すべてで採集することができました。

     それにしても、タイワンツバメシジミの良いポイントって、いーっぱい居るんですねぇ、びっくりしました。

  •  この画像内の中央に写っている道の奥、こんな道の奥にポイントがあるなんて、上記三氏の文章等を読んでなかったら、 行く気にならないような見た目でしたが、行ってみると良いポイントがひっそり隠れておりました。
     それからこの画像にネットと傘が写っておりますが、これはそこそこまともに降っている雨の中、傘をさして採集していたからなのです。
     タイワンツバメシジミって、けっこうな雨の中、叩き出さなくても自らの意志?で飛びまわっているんですね、これもびっくりしました。

     結局、この辺りではまだまだ飛んでいたのですが、持参したフィルムケースを使い切ると、他の場所での採集・お持ち帰りができなくなってしまうので、 △・個弱のフィルムケース消費にとどめておきました。
     

  • 2020年10月19日

     種子島の話しで引っ張るのは、さすがにもうアカンやろと思うのですが、ネタが無い。
     なので、蝶とは関係ないけどコレ↓で…、

  •  ローカルネタ、しかも身内向けですわ。
     懐かしいでしょ、八丁平の新心荘。
     先々週の日曜日に、運動不足を解消する為、40数年ぶりに行ってきました。
     この銘板によると、私の在学中はずーっとここに存在していたようですが、今は廃村八丁の方に移転したみたいですね。
     近いうちに、運動不足解消の為、廃村八丁方面へも行ってみようかと思っております。

     それから、八丁平には、

    こんな↑看板が設置されていました。
     いつの間にかできた京都丹波高原国定公園、その中の第一種特別地域に八丁平が指定されていたんですね、知らなんだわー。
     特別保護地区ではなく、第一種特別地域なので、無主物であるところの昆虫の採集は法的に問題ないのですが、 ここ八丁平でネットを持ってウロウロしていると、自粛警察ならぬ保全警察のような輩に、きっと絡まれるんでしょうな。
     

  • 2020年10月22日

     それでは、今年で50年目のお付き合いとなるP氏のリクエストにお応えして、 高校2年の文化祭のとき、生物部の看板の元ネタとなった 「月刊むし」 の表紙を貼っておきましょう。

  •  因みにこれを描かれたのは、あおきすすむ さんであると8ページに記されていました。

     で、この 「月刊むし」 なんですが、とってもインパクトのあるカラー写真が1ページ目に…。

     ↑を見た瞬間、「こんなん居てるんや!」 と衝撃を受けたのを憶えています。

     最後に、これら画像を拙ページに貼り付けるにあたり、快く了解してくださった むし社さんにお礼申し上げます。
     また、この号は絶版売り切れになっていることを付け加えておきます。
     

  • 2020年10月26日

     昨日の日曜日も含め、蝶絡みの行動は最近皆無でございます。
     私にとっての2020年蝶シーズンは終わってしまいましたな。

     とは言え、某WEBページによると京都市の上京区や左京区でもクロマダラソテツシジミが最近撮影されているようなので、 今日の午前中、自転車で配達に行った帰路、某寺院のソテツ↓に立ち寄ってみました。

  •  下部には柔らかい葉が出ていたので、卵や幼虫が付いてないものだろうかと、老眼用の眼鏡にチェンジして探してみたのですが、 なーんにも付いておりませんでした。
     ならば何処かに成虫は居ないのだろうかと、直線距離で約100m離れた公園内に移動し、吸蜜源になりそうな花場で探してみたのですが、 居たのはチャバネセセリ、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミ、ウラナミシジミの4種のみ、目的のクロマダラソテツシジミは見ることができませんでした。
     どうやら、京都市上京区では多くの個体が飛び回っているといった状況ではないようです。