2024年の近況集06

  • 2024年04月13日

     昨日、04月12日(金)は平日だったけど、 「ほな、チョッと、行ってきまっさっ」 と宣言して京都府の

  • ↑こんな所でギフチョウを探しておりました。
     1/25000地形図では等高線が広い間隔で描かれ、Googleの空撮画像では良好な植生と推定できたので、 「きっと、居てるんとちゃうやろか?」 と思っての訪問でした。
     確かに良好な状態に見える雑木林が、この山塊上部に広がっていたのですが、シカの足跡多数でカンアオイは1枚も確認できず、 もちろんギフチョウも全く見られませんでした。
     今シーズン2ヵ所目のハマリです。
     まあ、生息しているかどーか判らない所へ行っているのですからnullは覚悟のうえ。
     けど、せっかくのギフチョウ日和なので当地での探索に見切りをつけ、急ぎ既知ポイントへと向かい、到着したのが12:57。
     もう打ち止めの時刻かと思ったのですが、何とか2雄の採集でnull神憑きは回避でき、やれやれでございました。

     さて、今日も2023年の補足、04月分を書いておきます。

    2023年の総括:04月
     2020年までは、京都市街地近郊にあった過去のポイントを訪れ、居なくなったことの確認をしていたのですが、 2021年以降は 「もうみんな絶っただろう」 と完全に諦めてしまったので、そのような行動は止めてしまいました。
     けれども、せめて京都府下のラベルを採っておこうと丹後半島方面へ数回訪れたのですが、採集できたのはたったの1雄。
     丹後半島もシカだらけになってしまったせいか、いよいよ絶滅へのカウントダウンが始まっているのかもしれません。
     あっ、それから04月の丹後半島ではスギタニルリシジミを目的に探してみたのですが、完封のnullでございました。
     

  • 2024年04月16日

  •  1/25000地形図に小径は描かれてはいないものの、行ってみたい山々の上には送電線が描かれています。
     そして等高線と送電線との関係から、軽トラで行ける谷筋の林道には、送電鉄塔保守用の作業道が必ず接続しているであろうことが読み取れたので、 山名表示のある2つのピークを巡る尾根歩きが、一筆書き行程で出発地点に戻って来れるだろうと予想。
     実際、その通りでございました。
     と、一昨日、04月14日(日)に杣山型狙いで行ってきたのですが、例年通りカスリもしませんでした。
     巡ってきた2つのピークの標高は700m前後ではあったのですが、事前の予想通り既に時期遅く新鮮な個体はほとんど見られませんでした。
     そんなことが判っていたのに何故行ったのかと申しますと、先ず第一には杣山型の採集、「あわよくば、新鮮な杣山型の雌が採れるかも」 と前向きに妄想したから。
     そしてもう一つの大きな理由は、「シカのせいで、この辺りもヤバイのちゃうか?」 と巷間言われてるので、 「へぇー、どんな状況なんやろ?」 と確認してみたかったからなのです。

     実際行ってみると、居るべき場所に一目見て3頭以上飛んでいるポイントが6ヵ所あったので、私的基準ではいーっぱい居た (居るか居ないか分からない所へ行くことが多いからかも) ということになります。
     確かに、シカの鳴き声は時々聞かれましたが、糞を確認したのは3ヵ所程で、マダニも衣服に付着することはありませんでした。
     この状況なら、今回行った辺りは未だしばらくは大丈夫だろうと思った04月14日でございました。

     さて、2023年の補足を早く終わらせてしまいたいので今日は05月です。

    2023年の総括:05月 その1
     この05月はゴールデンウイークに東北ツアー、中旬に隠岐島後、下旬にはギフとオレンジさんを同じ日に観察、06月直前には京都市内でキマを始めました。

     東北ツアーでは秋田県ラベルのギフを思っていた以上に採集できたのは良かったのですが、秋田県内陸部で採ったヒメギフが思いのほか時期遅だったのでチョッと残念。
     そして秋田県北部の海岸部でキタアカの幼虫を採ってやろうとの目論見は、私の老眼、根気不足…、あからさまに言ってしまえば実力不足で完封のnull。 但し、ほぼ同所でウスバシロを採ったとき、「こんな所にも居てるんや」 と、けっこうな驚きでございました。
     

  • 2024年04月19日

     明後日の日曜日は雨の予報でございますね。
     右手首の剥離骨折も癒えてきて、志賀有頭針の微妙な抜き刺しもできそうになってきたので、 何処へも出掛けず作業場に籠もって昨年(2023年)採ったギフチョウの展翅外しと標本画像撮影をすることにしましょう。
     

     ところで今日は先ず、リンク切れが解消できたページを貼っておきます。

  •  ↑は、例によってゴマシジミは見られず、花見をしただけに終わった福井県の経ヶ岳と大舟山との間に生えていたカライトソウとミヤママツムシソウ。
     この画像をクリックしていただくと、[2020年の近況集] にお跳びいただけます。
     

     そして次は早く終わらせてしまいたい2023年の補足です。

    2023年の総括:05月 その2
     亜種として記載された隠岐島後のサカハチチョウ(春型)を採ろうと行ったのですが、1日目は晴れ間はあったものの気温が低く蝶はほとんど飛ばずでnull。
     2日目は曇り時々雨最高気温約16℃ということで、島内を観光目的でウロウロ。
     3日目は朝から曇りで飛行機の出発時刻1時間前に少し日差しが出てきたので、空港近くの牧場でシルビアシジミ探し。ミヤコグサは生えていたものの、 成虫はもちろん、ミヤコグサの葉もキレイだったのでいずれのステージも見られませんでした。
     下旬のギフとオレンジさんについて語るのはよろしくないのでパス。
     06月直前に開始したキマなんですが、2023年の05月ラベルは得られませんでした。
     

  • 2024年04月22日

     04月20日の土曜日は良いお天気だったのですが伏見屋金物店は営業中で何処へも行けず。
     04月21日の日曜日は予報通り雨だったので予定通り作業場に籠もって展翅外しと標本画像撮影をするつもりで、


  • ↑ここまで準備したのですが、04月21日(日)が雨だったら、


    ↑に行こうと約束していたのを妻なる方に指摘され、急遽このコンサートに行ってまいりました。
     演奏された曲と曲の間に、小芝居を織り交ぜたり、指揮者がハクション大魔王のような衣装に着替えて指揮するなど、 とっても楽しいコンサートでございました。

     さて今日も、2023年の補足、06月分です。

    2023年の総括:06月

     06月ですから、ほぼ毎日キマを対象に出掛けておりました。
     キマ以外では1回だけオレンジさんを狙って富山県の某所へ。
     そこは生息していると信じて3回目の訪問だったのですが、見事返り討ちに遭ってしまいました。
     土石まみれの雪で覆われた谷をビビリながら詰めて、「出て来るならココだろう」 と暫く佇んで出てきたのはアカタテハ。
     橙じゃなくって、赤やった…、というオチでございました。

     一方、キマの方は好調でございまして、新規開拓ポイントは6ヵ所、その内の1ヵ所は未記録市町村だったので、採った瞬間に小さな雄叫びをあげさせていただきました。
     このように未記録市町村で見つけてやろうと事前に推定した地点で採集できたときは、これまでにも何度かありましたが、とっても気持ちが良いものでございます。
     因みにこの未記録市町村名は今年の斜めの会で、この方面に傾倒されている方々にお話しさせていただきました。
     とは言え、市町村名までだけで、地名等の詳細は申し上げておりません。
     というのは、申し上げるとかえって失礼になるかも? とか、探す楽しみがなくなってしまうかも? と思ったからなのです。