2024年の近況集10

  • 2024年06月08日

     今年もほぼ毎日キマを採りに出掛けるつもりだったのですが、諸般の事情でそういった行動はできなくなってしまいました。
     けれども、土曜日の午後からと日曜日の全日は自由に行動できそうなので、平日は我慢しなはれということですわ。

     さて、今日はゴールデンウイーク後半05月04日の続きです。
     富山県下新川郡朝日町の小川温泉から越道峠に至るまでの間に、それぞれ別個体によって排泄されたと推定される新鮮なクマの糞を 3山確認。 加えて朝日町から委託されたハンターさん 2名と出会いました。
     このハンターさんとお話しさせていただいたところ、当地はクマの生息密度がとっても高いので北又ダム方面に行くのはよろしくないとのこと。 どうしても行かれるのならば、「誤射をしない為にも今巻いている頭の白タオルを取らないでください」 との要請を受け、かなりビビったのは事実でございます。
     とはいえ、オツムのネジが若干緩んでいる私のこと、進行を中止するなんてことはあり得ませんわな。
     ところで何故、北又ダム〜黒薙川沿いでオレンジさんの観察にこだわったのかと申しますと、

  • ↑の地図をご覧いただくとお解りになると思いますが、私的未観察の朝日町と旧宇奈月町の両方というか、 町境界が定まっていないので、微妙な地点で観察した場合には私の裁量でどちらも選べますから、 一気に 2町増やして富山県コンプリートが狙えるという、とってもオイシイ場所だからなのです。

     

  • 2024年06月11日

     前回、今シーズンは平日のキマが無理になってしまったと書きましたが、昨日事態が好転し、行っても OK になりました。
     なので今日の夕方には、「あそこには居るんじゃなかろうか?」 と目星を付けた場所へ行ってみようと思っています。

     05月04日 北又ダム〜黒薙川、前回からの続きです。
     当初の予定では、少なくとも北又谷と柳又谷が出会う地点までは行くつもりでした。
     ところがですねぇ、野生哺乳動物↓

  • の皆様方が樹の葉等を食べながら、私の目的地と同じ方向に、とーってもゆっくり移動しよるんですわ。
     ゆっくりと移動しているので、群れの中に突入して追い越そうと試みたのですが、約10mぐらいまで近づくと、ものすご怖い顔して威嚇しはりますねん。
     さすがは私と同じ霊長類、言葉は通じませんが、「それ以上近付いたら、飛び掛かって噛みつくゾ」 と顔でゆーたはります。
     「これはアカンわ…」 と進行を諦め、「しゃーない、ギフでも採っとこか」 と気持ちを切り替えて越道峠まで戻り、 そこから尾根に取り付いて汚損〜やや汚損といった個体を 3雄採集 (おそらくこの時にマダニが靴内に潜り込んだ) し、 自転車に跨るとアッという間に小川温泉の駐車場に到着。
     夕食の食材等を国道8号線沿いのスーパーで購入後に、お気に入りの銭湯、入善町の観音湯で汗を流し、 上市町のいつもの車中泊ポイントで気持ち良く食べて呑んで寝る…。
     そして夜中に起こった事件については、05月07日と09日の記事をご参照ください。

     

  • 2024年06月15日

     ところでキマなんですが、null-0 (未記録地を訪れ探してみたけど返り討ちに遭ったという意味ね) の山を築いております。
     長岡京市1ヵ所、伏見区2ヵ所、西京区2ヵ所、右京区3ヵ所、左京区1ヵ所、北区1ヵ所、旧園部町2ヵ所、 旧日吉町2ヵ所、旧丹波町1ヵ所、旧大宮町2ヵ所、旧丹後町2ヵ所。
     これまでのところ、上記の合計17ヵ所で見つけられなかったのですが、この中で1ヵ所だけホイホイの設置が確認できました。
     キマの目利きであるところの某氏の設置でしょうから、「きっとココには居るんだろう」 とけっこう気合を入れて叩いて廻ったのですが、 出ませんでした。その理由としては 「おそらく未発生…」 と判断しています。

     言うまでもなく今日もキマを対象に出掛けるつもりなのですが、06月11日から昨日06月14日までの 4日間は、 いずれの日も天気が良すぎてテリトリータイムが後ろにずれ込み、帰宅時刻が遅くなってしまったので、妻なる方に迷惑を掛け続けております。
     埋め合わせに外食でも…、と思ってはいるのですが、天候的にどーしょーもない日でないとねぇ…。
     こんな考え方の私、やっぱりアカンおっさんですな。

     

  • 2024年06月18日

     キマリン、前回は null-0 の山を築いておりますと書きました。
     それから 3日後の今日まで、さらに null-0 の山は標高を増している訳なんですが、 null-0 ばかりではやる気が失せてしまいそうになるので、既知ポイントにもチョッと立ち寄ったりして、そこそこ採ってはおります。
     とは言いつつも、実は新規ポイントもしっかり 3ヵ所開拓。しかもその内の 1ヵ所は私的認識で未記録市町村だったので、 採った瞬間、とーっても気持ちがよろしゅうございました。
     さらにチョッと自慢させていただくと、新規ポイント 3ヵ所の内の 2ヵ所は推定発生木がバラ科でもブナ科でもないにもかかわらず、 事前の検討で、「ココは生息の可能性がかなり高いだろう」 との読みで訪れてみたところ、
      「うっわ、ホンマに居った!」
    だったのございますよ。
     この時の快感が、キマ探しの醍醐味。
     やめられまへんわ。

     

  • 2024年06月23日

     さすがに今日の天候では出掛けずに作業場でギフの展翅をしておりましたが、06月に入ってからはほぼ毎日キマリンを探しに出掛けております。
     これまでのところ、絶好調と言ってもよい状況。
     こんな所やあんな所、そしてまさかの某所でも一昨日に 1雄だけですが採れてしまったので、とーっても上機嫌なのでございますよ。

     ところでこの某所なんですが、「たった 1雄だけちゅーことはないやろ」 と採集した当日にかなりしつこくやったにもかかわらず追加は無し。
     そこで昨日も餅を搗いて同所を訪れたのですが、到着して 5分も経たないうちにかなり暗くなって降雨も開始。
     「これではアカンな…」 と判断し、早々に帰宅いたしました。
     けどね、付近にまともなポイントが必ず存在しているハズだと信じているので、明日も行ってみるつもりです。

     

  • 2024年06月26日

     キマリンなんですが、好調を維持しております。
     であるがゆえに、これについては何も書けない…。

     ということで、ネタが無いときのために保持していたアレについて書いておきましょう。

     訪問した日付はちょうど一ヶ月前、場所は某カルデラで第一の観察目的種はギフチョウ。
     数年前にも当地を訪れ、ポイントを外してしまったことが原因で完封の null に終わってしまい、これが悔しくての再訪でございました。
     前回は、ギフチョウを対象にカルデラ内をある程度歩き回ったのですが、「ココはギフチョウの環境と違う…」 と午前中の段階で悟ったので、 対象種をアレに急遽変更し、手持ちの地形図を読み込んで、どーにかポイントを当てて事なきを得るという結果に終わりました。

     そして今回、ギフチョウのポイントについては大まかな場所を某氏からお聞きしていたので、Google 空撮画像と地形図による事前検討で、 「ココしかあり得ない」 と場所を特定したのですが、1 ポイント 1 本勝負になってしまうので、null であろうが、観察成功であろうが、 けっこうな時間が余ってしまいます。
     ということであれば、アレも観察目的種とすることにして、Google 空撮画像と地形図を眺めながら、 「今回は本気出す!」との決意で 一ヶ所だけ場所を特定し、実際に訪れてみたところ、

  •  右記のパクリ漢文モドキの結果だったのでございます。
     いやー、私、初めてです。こんなに多くのアレを見たのは。
     雄ばかり 捌頭の目撃。
     上流から下流方向にのみ飛翔、逆方向は全くなかったので重複はあり得ず、正味捌雄居たということになります。
     しかもそれは絵に描いた餅の如くに対岸を飛翔するのではなく、すぐそばを飛んで行くのです。
     良いものを見せていただきました。
     噂には聞いていましたが、アレの蝶道ってホンマにあるんですねぇ。